表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の運命  作者: Murat
1/1

出会い

「おはよう。父さん、母さん。」


僕の名前は、神崎 晴樹。


僕の両親は幼い頃に交通事故で亡くなった。


僕がまだ5、6歳の時だったから今では良く思い出せない。


別に寂しくはないし、会いたいとも思わない。


だって、僕には信用できるおばさんとおじさんがいるから。


「おはよう。晴樹君。」


「おはよう。晴樹。」


「おはよう。玲奈おばさん、和弘おじさん。


今日も部活で遅くなるから、先に寝てていいよ。」


「そうなの?晴樹君は、いつも忙しそうね。


バスケってそんなに大変なの?」


「当たり前じゃないか。晴樹はバスケ部のキャプテンなんだぞ?」


「それもそうね。でもやだなあ~寂しい~」


玲奈おばさんは子供みたいな人で、和弘おじさんは、クールな方だ。なぜこの二人が結婚したかは知らないが、何となくお似合いな気がする。


「ごちそうさま。行ってくる!」


そう言って家を出た。


二人が何か言いたげな顔をしているとも知らずに・・・。


充分時間に間に合い、僕はバスケ部の部室へ向かった。


相変わらず見た目は、ボロボロで本当に使えるのか?と疑問に思うくらい。


それでも扉を開けると中々綺麗の掃除されていて、充分に使える。


こんな事ができるのは、全部うちのマネージャーだけ。


一番乗りだと思って意気揚々で着替えようとするとふいに


「ちょっと待って。私がいるから。」


と、止められた。振り向くとそこには秋長 梨花というマネージャーがいた。


「マネージャー?」


スタイル、良し。胸もよし。顔は美人。


何もかもが完璧な女性。思わず、目を丸くする。


「まったく。ちゃんと周りを見てから着替えなさい。」


怒られてしまった。が、不思議と怖くない。


「ああ、悪い。いるとは思わなかった。」


そういうと、マネージャーは、呆れたようにため息をつかれた。


一章の不覚だな。女にため息をつかれるなんて。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ