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そして時は流れ

 キングから俺が死んだことを聞かされた俺はそれを受け入れた。そして地獄で実に20年もの修行を積み、ブルース界の多くの偉人達とのセッションバトルに明け暮れていた。今ではロバートジャクソンやブルーベリーと言った大御所からも一目置かれる存在にまでなったんだ。

 その最大の要因は和とブルースの融合に成功したことだった。俺の音楽には日本人にしかわからない痛みや苦しみがあり、これが彼らの琴線に触れたのだ。

 ……だが、正直そんなことどうでもよかったんだ。最愛の人をなくした悲しみ。何も、あれほど熱中した音楽ですら俺を救ってはくれない現実。絶望。絶望。ただ絶望。

 内心ではそう思いながら、楽しんでる振りをして音楽をプレイすることへの罪悪感。ああ、人間とは何なのだ。人間とは、人間とは。いや、そもそも俺とは?何をして楽しみ何をされて喜び怒るのかも忘れてしまった。

 でも、結果的に俺はわかったことがある。孤独と悲しみと音楽と歌の組み合わせは最良であったと。いつの時代もそれは美しいのだ。そして多くの人を救うだろう。しかし俺の心は?誰が癒してくれるというのか、という問題を抱えたまま今もあの世で歌い続けている。

日々の生活が忙しく全く更新できませんでしたが、とりあえずこの話はここまでとします。次回は全く違う作品を書けたらいいなあと思います。もし読んでくれた人がいましたら嬉しい限りです。

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