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試験官ナーシャ
「あなたが登録希望者ですか」
闘技場に入るとスタイルのいい女がこちらを見てきた。
「はい」
私は試験管の目を見て返事をする。
「試験官を務めるナーシャです。手加減はしません。全力でかかってきなさい」
そう言い放った後、ナーシャは双剣を手に持つ。
「早めに終わらせよ」
私はマナを凝縮させて剣にした。
「マナの剣ですか。面白い」
にやりと笑った後、ナーシャは私に剣を向けてくるが後ろに下がることで回避する。
アルマは何回か攻撃を受けてみて思った。
───ナーシャは強いと。
「強いですね」
「冒険者なんですから当たり前です」
「そうですか」
正直、甘く見ていた。
悪質な冒険者に絡まれた時みたいにすぐ終わると思っていたのだがそうではなかった。
「全力で来なさい」




