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称賛と恐怖
先輩冒険者を返り討ちにした私は結界を解除する。
「もうこんな嫌がらせは辞めてくださいね」
笑いながらそう呟くアルマに対して
「お前みたいな強いやつに喧嘩なんか吹っかけねえよ!」と文句を言いながらギルドから出ていった。
いきなり何も無いところから人が現れたため困惑する冒険者もいたが不良冒険者をコテンパンにした私を称賛する人が多かった。
しばらく褒められていたが、アルマはようやく冷静になる。
「あれ、何か大事なことを忘れているような」
クエストボードを見ながらそう言い放つと同時に何者かが私の肩を掴んでき。
「姫様....」
耳元でその人物は声を発する。
「ずいぶん....長かったのね───フィリア」
「受付に行きますよ」
「えぇ!」
「それと、後で話があります。要件は分かりますね?」
フィリアの表情は笑っているようで怖さもあった。




