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想い出  作者: 彼岸  章華


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予告にて

此れは、どこにでもいる人間の日常

いざ、開幕

 ()()で御座います。


 強い日差しが肌を突き刺し、身が茹だる。

 其のような暑さは、最早お隠れになりまして。


 凍てつく風が肌を擽り、身が震える。

 其のような寒さも、同じくお隠れになりました。


 さて。

 お席のご準備は、如何ほどに?


 ご自身の席に、お座りで?


 ならば、結構。

 此れより語るは、数奇な客人の思い出噺。


 さあさあ。皆様お立ち会い。


 老いも、若きもお立ち会い。

 気にならずとも、お立ち会い。


 今宵の舞台、今宵の映画。

 幕開けで御座います。


 ああ。

 其の前に一つ、忠告を。


 此度の舞台となる喫茶店、普通のものとは勝手が異なり。

 誰の噺か分りませんが、何やら曰く付きの代物なのだとか。


 故に、どうか、ご注意を。

 呑み込まれては、なりません。


 しかし、一体何が違うのか。

 まずはご説明、しなくては。


 ああ。

 申し遅れました。


 わたくし、皆様の案内役を務めます。

 佐々鬼と申します。


 どうぞ。

 此れから、よしなにお願いいたします。

お読みくださりありがとう御座います


それでは、続編をお待ちください

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― 新着の感想 ―
何を案内されるのかドキドキですね!
SNSから失礼いたします。 まるで目の前で聞いてるかのような口上に、思わず胸がドキドキしました。佐々木、ではなく佐々鬼という名前にも意味があるのかなぁと、ちょっと気になりました
Xの企画で来ました。 引き込まれるような佐々鬼さんの語り口にゾクっとしました。 続きも楽しみに読ませていただきます。
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