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空間

作者: 武田道子

空間



私のいなくなった部屋を想像する

私の座っていた椅子

私のお気に入りのセーター

私の読みかけの本

私のいた空間



煙のように消えた自分

夢のような話し

魔法の杖一振り

私は消える

私だけが消える



秋の午後

ゆらゆらと眠り

かさかさ、からから

枯れ葉は遊ぶ



置き去りにされた

空っぽの庭

ぽつんと取り残された

白いひなぎく

来年もきっと同じ場所で

咲くでしょう



陽がかげり

影はひょろながく

消え入りそうに

道の向こうへ

かけていく

鬼ごっこもしてはいないのに



かき消された瞬間を

思う 空間

誰がいるのか 誰もいないのか

誰か気づくのか 誰も気づかないのか

行き先など

誰にも教えはしない



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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分がいなくなった空間のことを、ふと思う気持ちに共感しました。自分がいなくなった時、どうなるのか。でも自分の行き先は、誰にも教えない、という最後に惹かれました(自分も結構同感です)。ありが…
[良い点] あっ、と思う瞬間が、あるのとないのと、空間には、そんな捉え方があるように感じました。詩にもそれがあります。こちらの詩が楽しみなのは、あっ、って思わせてくれるから。 [一言] 行き先、知りた…
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