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素晴らしいこの世界の片隅で。

空が高いから

作者: ニチニチ

空が高くなってきた。

爽やかな風が吹きわたる。




今年も新緑の季節がやってくる。




小さい頃、夏は苦手だった。

とにかく暑いのが苦手で、それは今でも変わらない。


逆に冬にはとことん強く、一年中半袖で走り回っていた。

今でも寒さには強いと思う。




未曾有のウイルスが世界にはびこり、時代が急速に変わった。

きっといつか来る世界が、一段飛びで早く来てしまったんだと思う。




僕が小学生だった頃。




何だかんだで、毎週全校集会があった。

偉い人の話は、ただひたすらに長く面白くもない。

その様子を、ただじっと突っ立って聞くふりをしている。




今の小学校は。




惰性での毎週の全校集会はない。

偉い人の長話での浪費も少ない。

何より教室にエアコンがある。




僕らの世代は「最近の若いものは」と言われ続けてきた世代。






最近の若いものは。





きっと、昔は良かったと言う人よりも、先の未来を見つめている人は、ずっとずっと素晴らしいんだと思う。

そして、明日を今日よりも良くしようとする子供たちは、純粋に素敵だ。






空が、どこまでも高くなっていく。






夏が来るたびに。

今年もまたひとつ、歳をとるんだなあと実感する。

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