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カフェ

あれから数年、僕は高校2年生になった。竜じいや虎じいのことを思い出すと悲しくなるが、昔よりは平気になった。

 僕は今まで友達が居なかった。べつに陰キャでもないし変人でもない。修学旅行もボッチではなかった、それなりに楽しめた。彼女がいた事もある。学校では、特別一人というわけでもなかった、ただ単に、友達が居なかった。今まで誰かと放課後どこかに遊びに行くなんてことはなかった。けれども高校に入ってすぐ友達ができた。

「おーい!りゅー!今日部活ないから帰りに、新しくできたカフェ行こーぜ」


 それがこいつ、沖田樹おきたいつき。同じ高校で、高1の時に出会って意気投合、とても仲がいい、剣道部に入っていてめちゃめちゃ強い。


「おっ、いいねーどこにあるの?」


「確か駅前だったはず、ちょっと遠いな」


「だな、でも大丈夫っしょ行こうぜ」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「結構おいしかったね」


「コーヒーはイマイチだったかな、りゅうの家の近くの『梟』ってカフェの方が美味しかったかな」


「流石にあそこと比べちゃ可哀想だよ。コーヒー分からない僕でもあっちの方が美味しいってわかるもん」


聞いての通り樹は大のコーヒー好きだ。毎週のようにカフェ巡りに付き合わされてる。僕は別にコーヒーは好きじゃないがカフェは好きだ。異世界転生けい小説を除くと唯一の趣味だ。




その後僕は樹と別れ帰路についた。僕は呑気に歩いていた、この後死ぬなんて思いもせずに。

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