禁忌:転生
数日後、王城謁見の間、戴冠式にて
「王太子アレク・ド・スタークをここに皇太子とする。民の為にしかと励め。」
国王の宣言により元より次期国王の王太子は、正式に次期国王つまり皇太子となった。
「陛下のご期待に沿える様、精進して参ります。」
対して、周りの貴族の大半は賛辞を次々と述べているが、ある辺境伯は苦虫を嚙み潰したようだった。彼は、この戴冠式に反対しており、あわよくば王国を簒奪しようと考えていた。
そして彼は、恐ろしい計画を立てその日の2時間後に実行に移すのだった。
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皇太子即位のパーティーで周りに貴族がいる中、事もあろうことかローグはアレクの頭をなでながら、
「いやーお前のせがれがこんなに立派になるとは思はなかったな。今の気分はどうだアレk…いや、この場では皇太子殿下だな。」
「やめてくださいよローグさん、その口調何だかむず痒いです…」
「やめてやれローグ、お前は父親か…つーか父親俺だから。」と、実に軽いやり取りをしているとそこへ、
先程の辺境伯がやったてきた。
「陛下お話しがありますのでお時間よろしいでしょうか?出来れば今お話したく存じます。」
「良いぞ、ローグ、ちょっと席を外すぞ」「ああ、分かった。」この間約1秒、即答である。
そして、この会話が良き友との最後の会話になるとはローグは予想だにしなかった。
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「陛下、覚悟っ」「お主諮ったな…」
王城の一室で誰にも悟られず、この日国王は殺されたが何とか一命を取り留めたが意識は戻らなかった。
第一発見者は帰ってこないことに嫌な予感がしたローグだが捕縛され拷問に掛けられた。しかも真犯人の辺境伯に。
そして、皇太子の証言があったにも拘らずローグの処刑が決まってしまった。
「ローグさん、僕では貴方の力にはなれなかったです。せめてちt「待て、もういいんだ。だが、真犯人は辺境伯だ。それと、お願いがある今から書く魔法をお父さんに使え内容は…」」
こうしていくう内に国王崩御が伝えられ、皇太子が今朝発見した事が国中に知れ渡り、ローグの処刑当日となった。
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「さて、そろそろアレを使う時が来たか…アレク頑張れよ、この国よ永遠に。禁忌:転生」
こうして、大賢者ローグの人生は幕を閉じた。
次回からは本編です。
ローグの転生先の名前を募集しますので案があれば感想からお願いします。
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