3章登場人物まとめ
●エリシア(石橋エリシア)15歳
勇者エリシア・レアネ・フェルギリティナから邪神と女神に引き裂かれた方の勇者である方。
これまで戦ってきた時の負の感情や戦いの技量などがごっそりと消えた存在。
過去の事に関してはほぼ記憶としてではなく記録としてしか覚えておらず、強姦されたことも自分の母親を自分の手で殺したことも、すべて実感が全くない。
物語の中の出来事のように感じていて、思い起こせば確かにむかつくし、悲しいけれどもそれだけしか感じない状態。
現在は児童養護施設【児愛の家】で暮らしており、変則的ではあるが夏休み明けから中学校3年生として通うことになっている。
性格は1章開始時点よりも明るく快活で素直になっている。
理由は、同じ年齢でも仕事をすることや妹の世話、最悪売りに出されるかもしれないといった田舎特有の事情や、悪童が身近にいたことなど、切羽詰まった環境で育っていた元の世界と、子供らしく生きれる現代では環境が異なるため。また、朋美や蘭子といった気の置けない友人や十代のような真っすぐな正義漢、輝明や小南といった、自分に負の感情を向けてくる人物がほとんどいなかったためといえる。
戦闘スタイルは【魔女術】の権能を使った魔法主体の戦いで、支援魔法、援護魔法、回復魔法、攻撃魔法を使って戦う。
とはいえ、リハビリを終え、そこそこは鍛えているので、蘭子や十代のような前衛タイプほどではないが動けるようになっている。
3章終了時点のステータス
レベル:20
専用武器:いい感じの木刀+2
サブ武器:聖剣"勇気と希望の剣"
防具:その日に着ている服
アクセサリ:なし
スキル:【魔女術】Lv23、《勇者》Lv2、New【聖剣の鞘】Lv1
使った魔法:魔法名 詠唱時間 属性 効果範囲
《火炎》 1秒 火 1体
《炎槍》 5秒 火 1体
《火炎槍》 10秒 火 1体
《爆発》 25秒 火 全体
《雷》 1秒 雷 1体
《雷撃》 6秒 雷 1~4体
《雷嵐》 25秒 雷 全体
《粉砕》 1秒 無 1体
《凍結》 25秒 氷 1~10体
《洗濯機》 1分15秒 主に水 1体~(詠唱時間により範囲拡大可能)
《冷凍庫》 1分10秒 主に氷 1体~(詠唱時間により範囲拡大可能)
《光槍》 10秒 光 1体
《防壁》 1秒 無 正面
《光鎧》 1秒 光 1体~(詠唱時間により範囲拡大可能)
《聖域》 30秒 無 術者を中心に半径5m(詠唱時間により範囲拡大可能)
《浄化》 1秒 無 1体
《罠探知》 20秒 無 術者を中心に30m(詠唱時間により範囲拡大可能)
《罠破壊》 20秒 無 《罠探知》で発見した罠
《小回復》 1秒 無 1体 ※体内魔力の1/15を消費
《中回復》 1秒 無 1体 ※体内魔力の1/10を消費
《大回復》 1秒 無 1体 ※体内魔力の1/5を消費
●石橋 純一
児童養護施設【児愛の家】の園長で、孤児や捨て子の養育を行っている。
自分のビジネスも持っており、【児愛の家】の運営は自分のビジネスからの寄付と、市からの支援金、寄付で成り立っている。
子供たちとは基本的に対等に接する方針で、全員自分の子供と思って接している。
ひいきしている態度を見せないため、全員に対して敬語で接している。
●佐川 朋美14歳
ヒロイン。
明るくて素直な性格。誰にでも明るく接するので、蘭子や十代のような捨て子やネグレクトで親から離された子にいい影響を与える人物。
誰からも好かれるタイプ。
朋美自身は赤ん坊のころに捨てられた捨て子であり、明るくふるまうようにしているのはそうあるようにしているだけである。
こういう性格なので、クラスでは基本的に1軍女子であり、男子からも人気ではあるが、十代の事が好きであることは公然の秘密となっているため、温かく見守られている。
戦闘面では基本的に後方から的確な指示を出す軍師タイプ。
ただ、幸運値が異常に高いので、ダンジョンでは攻撃すれば必ずクリティカルになるし、命中判定でもよほど見当違いのところに投げない限りは基本的に当たる。
ただ、戦闘向きの性格ではないので、後方支援に徹する感じ。
3章終了時点のステータス
レベル:19
専用武器:なし
サブ武器:ボウガン
防具:その日に着ている服
アクセサリ:なし
スキル:【超幸運】
●加賀美 十代15歳
ヒーロー。
中学校の軟式野球部の4番バッター。
父親は蒸発、母親ホストに入り浸った結果、キャバクラに努めるようになり、新しい男を作ってネグレクト。その結果、児童保護の対象となり今に至る。
今のヒーローのような性格になったのは、自分に手を差し伸べてくれた朋美を守るため。
現在の華々しい野球部での活躍を聞いて、父親が引き取りに来たが、十代は拒否している。
法的には現在父親が親権を持っているようだが、児童養護施設【児愛の家】からの出所拒否状態という感じである。
園長と十代、父親と継母を同席した話し合いの結果、高校に入るまでは本人の意思を尊重することになっているが、高校に入るつもりはさほどなく、就職したいと思っている。
某有名野球高校からスポーツ推薦の話が来ていたりするので、就職と朋美と高校で悩んでいるのが現状。
そのヒーロー的な性格と、野球部ということもあり、クラスカーストは1軍で女子に好かれている。
だが、誰が見ても朋美にぞっこんなので、学校では公認のカップルになっている。
知らぬは本人たちだけである。
とはいえ、デートもしていたりはするし、告白してないだけで実質付き合っているも同然だったりする。
戦闘面では前衛アタッカー。
殴れば強いし防げはバット一本ですべてを弾く。
性能としてはボスキラーな性能をしている。
普通に軟式野球で使うバットは木製なので、金属バットは戦闘用と割り切っている。
3章終了時点のステータス
レベル:23
専用武器:大リーガーの金属バット+3
サブ武器:なし
防具:その日に着ている服、野球メット
アクセサリ:なし
スキル:なし
技:必殺特大ホームラン、何でもノック
●時山 輝明15歳
よくあるオタク。
小学生の時に両親を亡くし、親戚から虐待を受けているところを児童保護された。
なので、基本的に大人を信用していない。
石橋園長だけは信用している。
ネット文化やそう言ったものに詳しく、ミリオタ気質もある。
基本的には対戦ゲームやFPSをやっていることが多いが、小南とつるむことも多い。
主にツッコミ役に回ることが多い。
実はエリシアに惚れているが、エリシアもキャラ的には1軍系なので気おくれをしている。
戦闘面では基本的に後方支援や考察に関するツッコミ、戦闘外での手伝いを主にやることが多い。
ダンジョンでのレベルが上がったおかげか、十代ほどではないにしても軍用ナイフを用いて戦うことができるようになった。といっても、ほとんどがアニメを見て覚えた程度なので、自分よりもレベルの低い雑魚にしか通用しない。
小南と一緒にトリッキーな立ち回りをして十代達の支援をするのが役割だと思っている。
3章終了時点のステータス
レベル:19
専用武器:軍用ナイフ
サブ武器:なし
防具:その日に着ている服
アクセサリ:なし
スキル:なし
●紀里谷 蘭子15歳
ヤンキー。
本編でふれたとおり、小学校高学年から中学2年のころまで喧嘩に明け暮れていた。
女だてらに腕っぷしが強かったので、特攻番長のようなことをしていた。
妹が生まれてから家出をしており、中学2年生でようやく児童養護施設に保護された経緯がある。
荒れていた蘭子を救ったのが、朋美だったので、蘭子と朋美は無二の親友となった。
レディースの先輩たちとは交流があるが、基本的には朋美を優先しており、更生しつつある。
朋美の影響か、本来の面倒見のいいところが出てきているため、エリシアの面倒を積極的に見ようとしている。
戦闘面では細身の速さを生かしたスピードタイプの前衛。
喧嘩に明け暮れていたせいか、人体の急所は把握しており、十代との喧嘩では蘭子が勝利をおさめている。
速さでかく乱して急所を突く先方が得意としているが、パンチ力は一般男子である輝明や小南よりも高いので、火力がないというわけではない。
3章終了時点のステータス
レベル:22
専用武器:格闘用グローブ、メリケンサック
サブ武器:なし
防具:その日に着ている服
アクセサリ:なし
スキル:なし
●笹川 小南14歳
頭脳。
名前の通り、体は子供で頭脳は大人なあの人をモデルにしている。
が、基本的にはオタクで、幅広い知識に関して造形が深い。頭でっかち。
とはいえ、その知識が皆を救う行動につながるため、意外と頼りにされている。
運動神経はモデルと違いからっきしなので、体育の成績だけは2(保険の成績は高い)で、それ以外が5なのが悔やまれるところだと本人は思っている。
よく輝明と一緒にいるのは、輝明のツッコミが話の潤滑油になるというのと、オタク友達として気が合うため。
小南はロッカーに捨てられた捨て子で、親は当時の女子高生。逮捕されたが親類からも身元を引き受けてもらえなかったため、児童養護施設【児愛の家】で育つことになった。
戦闘面では活躍は期待できないが、無駄に広い知識で考察することにより敵の弱点を看破したり、戦闘以外での活躍の方が多いタイプ。
3章終了時点のステータス
レベル:18
専用武器:なし
サブ武器:モデルガン(BB弾)
防具:その日に着ている服
アクセサリ:なし
スキル:なし
次回は18日の10:00を予定しています。
ふと、生理について話題にしませんけど、エリシアちゃんは普通に女の子なので、生理の対策は普通にしているので話題に出すまでも無いと思って出していません。
ただ、生理痛に関しては軽い方です。