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盲目の姫

アルサスが獣人族を滅ぼした後、次に狙われたのはエルフ族だった。


アルサスは彼らの持つシリア石を奪おうとした。


その為数人のエルフやドワーフが虐殺された。


エルフ族はドラゴン族に保護を求め、ドラゴン族と人間族の全面戦争に発展した。


心が病んでいたアルサスは、ドラゴン族を恐れ戦争を助長していった。


アルカディアが戦争に明け暮れていた頃、地球ではある貴族のお屋敷に、産まれながらの盲目の美しい姫が住んでいた。


姫には不思議な力があり、彼女は人に触れるだけで心を読み、病を治す力があった。


人々から彼女は姫と呼ばれ、慕われていた。


しかし彼女の両親はそんな姫の力に恐怖を抱き、姫に近寄ろうとさえしなかった。


その為姫は広い屋敷でいつも一人ぼっちだった。


そんなある日、姫の前に扉が現れた。


姫は恐る恐る扉に近づくと、その瞬間、光の渦に飲み込まれた。


気がつくとそこは自分の住んでいた屋敷とは違う場所だった。


手探りで周りを探ると祭壇らしき物があった。


それ以外何も無く、姫は祭壇から離れ人を探して闇雲に森の中を駆けずり回った。


次第に体力が無くなり、姫は森の中で気を失って倒れた。


そして目が覚めた時、姫は藁の寝台に寝かされていた。


近くに人の気配がして、姫は起き上がり礼を言った。


《助けて頂きありがとうございます。私の名はマナ。見ての通り目が不自由でここが何処なのか、教えて頂けますか?》


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