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第87話 大敗北

今回の後書きにはあの人が…


??「はぁはぁ…」

バチバチと炎がはぜ木造建築の家が燃えている。

呉の人々は訓練通りにバケツリレーで火を消し止めようとするがメッサーシュミットがばら撒いていったクラスター爆弾、これは簡単に言えば大量の地雷をばら撒く爆弾である。

この結果2次被害は甚大なものとなった。

周辺より駆けつけた陸軍部隊や海軍陸戦隊もこの餌食となったものは多数いた。

工作兵達を投入するころには死傷者はクラスター爆弾の2次被害のみで100人以上が犠牲となった。


命を落とさなかったものでも町のあちこちで足を失い泣き叫ぶものや地雷に吹き飛ばされて

苦痛の悲鳴を上げるもの。

また、地雷があるため人々は1歩1歩を恐怖に震えながら進まねばならずまさに地獄であった。


こういうときに威力を発揮するヘリコプターはメッサーシュミットに破壊されており意味を成さず数時間後に日本に戻ってきた原子力空母『赤城』『加賀』のヘリが救助活動や消火を始めたころには多くの人が死んでいた。













ハワイ攻略作戦が終わり沖縄に戻る途中であった原子力空母『赤城』『加賀』は呉を目指していた。

周辺の部隊には呉の救援の命令が下されており今日本は大混乱に陥っているのだった。


そんな、空母赤城の飛行甲板の上では4人の少女たちが厳しい顔で呉のある方角を見つめていた。


まもなく広島湾に入り呉の軍港はもうすぐそこである。

飛行甲板では先ほどからヘリが飛び立ち、神雷が周辺警戒のために飛び立っていた小隊の変わりに違う小隊と入れ替わる。


ドイツ未来戦艦は撃破したという話だがまだ、完全に警戒態勢を解いていい状況ではなかったのである。


「私たちがいないばかりにこんな…」


ギリと歯を強く噛んだ少女の名は赤城、真名を優妃(ゆうひ)という。

右の目は前髪に完全に隠れており髪は肩までの長さで外見年齢は17歳くらいで大人びた感じの少女である。


「姉さん…私たちがいても結果は代わらなかったと思います…」


そういったのはサイドテールの少女で青色の細いリボンで自分の髪をくくっていた。

彼女の名は加賀、真名を月花(げっか)という。

優しい性格の彼女だがその黒い瞳に移る黒煙を見る目は怒りと悲しみが見て取れた。


「だが、何かできたはずだ。少なくても私たちの神雷があれば敵の戦闘機を撃退することができたはずだ」


敵のメッサーシュミットはどうあがいても垂直離陸型の戦闘機である。

特殊なエンジンを積む烈風はともかくそうでない戦闘機なら神雷が負ける道りはない。


「そうかもしれません…戦艦近江と迎撃できれば被害を抑えることができた…でも仕方ありませんよ姉さん。ハワイ攻略はほとんど連合艦隊全艦隊で望んだ総力決戦だったんですから…

私たちが日本に残る選択したありませんでした」


「そう…だな」


優妃は納得できないが月花のいうこともわかるのでそれ以上いおうとしなかった。

彼女たちはまもなく呉に入る。

そこには壮絶なる被害を受けた呉の町がある。


「だが、今は命を救うことを優先しよう」


2隻の巨大空母は呉に入り救助活動を開始した。

ヘリの存在は大きく各地の病院に病人やけが人の搬送などに大いに役立ち日本にヘリコプターの凡用性を再認識させることとなるのはまだ別の話である。


この呉攻防戦は呉の町の四分の一が焼けた。

死者は民間人と軍人を合わせて2000人を越え、さらに増える可能性もあった。

海防艦や砲艦、駆逐艦といった海上戦力は近江が中破した以外はさほど大きな被害はなかった。

ただ、深刻だったのはドッグや燃料設備で大和を建造したドッグは完全に崩壊しその他の

ドッグもほとんどが大小違うが被害を受けていた。

燃料タンクは半分以上が破壊されてしまい呉は今基地としての能力をほとんど失ってしまっていた。

不幸中の幸いといえば近江を建造したドッグは無傷でいたため近江はすぐに修理する体制を整えることができた。

とはいえジェットエンジン1基を完全に破壊され51センチ砲1基は完全に破壊されレーダーもすべて焼ききれ各種機器にも甚大な被害を受けた近江はすぐにハワイへというわけにはいかず最低でも1ヶ月か2ヶ月は修理に時間が必要であった。

無理を押すなら半月でなんとかなるという被害であったがその場合51センチ砲1基を撤去しジェットエンジンも1基減らすという結果になるがそれは見送られることとなった。


そして、被害といえば航空基地の被害も甚大であった。

呉周辺の基地や四国の航空基地はフェンリルやメッサーシュミットのミサイル攻撃により完全に破壊され呉周辺の航空戦力は事実上壊滅した。

最低の機能を取り戻すににも時間がかかるだろう。

日本はこれにより本土防空の脆さを認識し以前より検討が進められていた空軍の設立に前向きになる。

今回のフェンリルの襲撃でレーダーを過小評価していた陸軍の怠慢もまた、防空できなかった一因を作っていたのだった。


そして、真の敵はドイツという恐怖を覚えた軍の上層部は山本 五十六が唱える米国との短期決戦、早期講和の意見に前向きになっていく。


この戦いはフェンリルを撃破した戦略では勝ったが呉周辺を壊滅させられた戦術では日本軍はミッドウェー以来の大敗北となったのである。



















後書き空間


「凛と」


エリーゼ

「エリーゼの」


凛・エリーゼ

「艦魂歓迎か〜い」


作者

「わー」


「て!何させるのよ!」


エリーゼ

「同感です」


作者

「あはは、伊東先生の伊勢と日向風の始まり方をと思いまして」


「伊東…ねえ、馬鹿作者…」


作者

「はい?」


エリーゼ

「まさかと思いますが大和(伊)を呼んだんでは…」


撫子

「まあ、大和(伊)様を?」


弥生

「わ、私達がいるのは…」



京子

(なれ)…まさか、おお、本編には初登場じゃな、我は日向の艦魂京子(きょうこ)じゃ、以後よろしく頼む」


作者

「ふ、フフフ…いつもの仕返しだ!どうぞ!」


大和(伊)

「すでにここにいる」


撫子以外の艦魂

「ぎゃあああああああああ!」


大和(伊)

「な、なんだ?」


作者

「大和(伊)様…あなたはやり過ぎたんです…もはやあなたの存在は極上艦魂会の中でも神出鬼没の大和(伊)として有名です」


大和(伊)

「それはいいんだがここでは真名があるのだからこれを外してくれんか?」


作者

「うーん、外していいのかな?じゃあ外しますね」


大和(伊)

「よろしく頼むぞ」


カチ


作者

「よし外れた」

大和

「はあ…はあ…」


作者

「ん?」


「な、なんなの?」


エリーゼ

「嫌な予感が…」


ダッシュ ガシと捕まえる。


京子

「ひぃ!なんじゃ汝は!」


大和

「ピンクのリボンに可愛い体…可愛すぎる。ぜひこのネコミミを…いや、バニーのほうが…」


京子

「ひいい!何だか分からんが怖いぞ!姉上ぇ!助けてくれえ!」


大和

「心配することはない。ただ、はあはあしたいだけなのだはあはあ…」


京子

「た、たす…」

誰もすでにいない。

大和

「はっはっは、二人きりではあはあできるな。さあ、このネコミミを…」


京子

「嫌じゃあ!」

ズキュウウウウウン

大和

「怖がることはない。体を任せてくれれば…」


京子

「ふ、ふざけたことをぬかすでない!伊東とやらめ…必ず会ったら殺してくれる。大和とやら貴様もじゃ!」


大和

「はっはっは…では、やってみたまえ。ただし負けたらはあはあさせてくれ。はあはあ…」


京子

「悪じゃ…こやつは生かしておいては後の世に災いが…連合艦隊最強の銃の使い手として負けられん…伊東を殺すためにも!」


作者

「ちょっと!伊東先生を殺しちゃ駄目ですよ!てかあの(伊)て変態モードのリミッター?」


大和

「何をいう私はただ可愛いものをはあはあしたいだけなのだ」


京子

「それが変態なのじゃ!貴様を殺して伊東を殺してやる」


ズキュウウウウウン

作者

「やめ…ぐは」

バタアアアン


大和

「はっはっは当たらんよ。さて、はあはあさせてもらおうか」


京子

「く、来るなぁ!」


ズキュウウウウウン

ズキュウウウウウン


その後フル武装の凛達が駆け付け大乱戦になったが大和はいつの間にか帰っていた。


恐るべきし大和(伊)…次に彼女はどこに現れるのか…





伊東先生すみません。こんな感じで、歓迎会というよりちょっと来た感じですから感想待ってます。

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