第83話 『近江』出撃!秘められしその力
まだまだ黒鉄元帥の艦魂をお招きした後書きは続きます。
上空を敵味方のジェット戦闘機が乱れる中、呉の艦船もようやく出撃して応戦を開始した。
海防艦『占守』は全速力で呉の軍港を味方の海防艦や砲艦と共に砲撃を行っていた。
「左30度!広角40度ぉ!」
占守の25ミリ連装機銃からダダダダと弾が発射されるがそんなものがジェット戦闘機に当たるはずがない。
「敵が早すぎる…でも!」
海防艦占守の艦魂の少女は水兵服のホルスターから銃を抜くとこちらに向かってくるメッサーシュミットに向かい引き金を引いた。
直後占守の主砲から三式弾が放たれメッサーシュミットに向かい飛び空中で炸裂したがメッサーシュミットは何ごともなかったようにミサイルを発射した。
「ひっ!」
占守の艦魂の少女は悲鳴をあげてうずくまった。
あのミサイルというものは狙ったものを絶対に外さない。
破壊力も戦艦を除けば破壊できない船はないものである。
しかし、ミサイルは占守の上空を通り過ぎると燃料タンクに命中し燃料に引火したために大爆発が起こり次々と他の燃料タンクに移り誘爆を巻き起こした。
「そ、そんな!」
占守はその光景に絶句した。
「撫子司令…鈴司令…すみません…私達では呉は…」
彼女はハワイに言っている主力艦隊の大和と長門の艦魂の司令達を思った。
彼女達がいればと…このまま呉を破壊されてしまうのかと占守の艦魂は思った。それほどまでに空は絶望に包まれていた。
味方の戦闘機も次々撃墜されていく。
「大和だ!」
その言葉を聞いた占守の艦魂ははっとして顔をあげた。
誰が言ったか分からないが今、大和と聞こえなかったか…
「司令が?」
大和が帰ってきてくれたのかと彼女は思った。
しかし、顔をあげた先の海に見えたのはドッグから出てくる大和級4番艦『近江』であった。
近江はドッグを出るとボイラーがある戦艦なら煙突がある場所から炎が吹き出した。
ミサイルである。
そのミサイルは1発だったが空中で荒れ狂っていたメッサーシュミットの一機に命中しメッサーシュミットはばらばらになり海に落下した。
「わあああ!」
と歓声が上がった。
日本海軍の希望大和級4番艦『近江』の勇姿に砕かれかけていた日本海軍は息を吹き返した。
「ハリアーと烈風を出せ、全部だ」
森下の指示で『近江』に搭載されており沖縄から譲り受けたハリアー3と烈風が後部の飛行甲板から垂直離陸し呉の戦場に飛び込んで行くのを森下は見てから艦内マイクを掴んだ。
「機関最大戦速!ジェットエンジン作動!総員衝撃に備えろ!」
ついにこれまでの戦艦にない『近江』に搭載された機関が動く時が来た。
公試運転もしてないぶっつけ本番だ。
ドーンと凄まじい衝撃が『近江』を襲った。
海防艦『占守』の艦魂は見た。
巨大戦艦『近江』の後部の海面から凄まじい気泡が巻き起こりさらに後部に旧大和でいうならカタパルトの部分から突き出した円形の筒からオレンジの炎がドーンという音と共に噴き出した。
「いやああ!」
それを『占守』の艦魂は『近江』が被弾したと勘違いして悲鳴をあげた。
「うわああ!」
ジェットエンジンを作動させた瞬間艦僑はまるで地震があったかのように後部にがくんと揺れた。
一人の航海士はしっかり座ってなかったのか椅子から投げ出されるほどであったという。
それを森下は見ながら『紀伊』にあったあのシートベルトというものをつけないといかんなと苦笑した。
「速力25ノット!」
近江の本来の最大速度だった。
だが、航海長はそのまま速度を読み上げる。
「27…30…33…40ノット!」
「なんという速度だ…」
副長は仰天して言ったがまだ、速度は上がっていた。
「42…45…50…」
森下はその速度に驚異を覚えた。
紀伊や尾張の速度には慣れたつもりだったがこれはかなり怖い。
しかも、速度はまだ上がる。
「52…55…」
航海長の声が艦僑に響く。
「い、一体何ノット出るんだ?」
唸るように倒れて立ち上がれない航海士が呟いた。
「63ノット!」
ついに航海長の読み上げが止まった。
63ノット…未来戦艦でもないこの時代の戦艦が出せる速度にしては化け物だ。
通常の機関以外にジェットエンジン5基搭載。後部に3つ、水中に大型のものが1つと艦尾の上部に2つ…
そして艦前方の左右に2つのジェット噴射口が見える。
高速戦艦『近江』
森下はやってやるぞと拳を握った。
近江は高速でフェンリルと対峙するため海を駆けるのだった。
ゾンビ
「ううう…」
作者
「ぎゃあああ!」
凛
「なんとかしなさいよ馬鹿作者!」
明
「あんたの小説でしょ!」
作者
「そ、そんなこといったってあのゾンビは私が生んだんじゃ」
凛
「そこの井戸に隠れるわよ」
明
「さ、先の展開が読めるんだけど…」
作者
「わ、私もいれ…げふ」
凛
「満員よ!あんたはゾンビを引き付けてなさい!」
ゾンビ
「ううう…」
作者
「ぎゃあああ!凛様と明様の裏切り者ぉぉぉ!」
ゾンビ
「ううう…」
凛
「い、行ったわね?」
明
「ねえ凛…リ〇グって知ってる?」
凛
「…」
おそるおそる井戸の下を見ると何かが上がってくる。
凛・明
「いやああああああああ!」
転げるように井戸から出てダッシュ
サ〇コ?
「ま、待ってよぉ」
凛
「き…てあなた陸奥」
明
「誰よ凛?」
凛
「黒鉄のところの艦魂の陸奥よ。早々とリタイアしちゃったけど」
陸奥
「ひどいです。私の作者さんも架空戦記に挑戦してくれていれば私も死なずに…」
ゾンビ
「ううう…」
凛・明・陸奥
「いやああああああ!」
ダッシュ
霧島
「お、お姉ちゃん」
比叡
「大丈夫よ霧島、お姉ちゃんが必ず守るからね」
ゾンビ
「ううう…」
霧島
「で、でも囲まれてるよ…」
包囲網が狭まっていく。
比叡
「く、これまでなの…」
その時光の翼が…
??
「…守ります」
霧島・比叡
「た、大鳳!」
大鳳上のダクトを指差す。
霧島
「あ、上がれって?」
大鳳
「…(こくり)」
比叡
「あ、ありがとう大鳳」
3人離脱
??
「ちっ、邪魔な…」
大鳳
「?」
きょろきょろ辺りを見回してから天使の羽を生やしダクトへ
金剛
「はあああ!」
榛名
「おらああああ!」
竹刀と榛名の蹴りで二人の行く先ゾンビの死体嵐にゾンビたじろく
金剛
「どうした!日本海軍金剛は建材だぞ!」
榛名
「かかってきやがれ!」
ゾンビ
「ううう…」
逃げた。
金剛
「敵は崩れたぞ!追撃戦に移るぞ榛名!」
榛名
「おうよ!追撃戦は金剛級戦艦の得意分野だぁ!」
ドドドドドド
ゾンビ
「ううう!」
金剛
「待てぇ!」
榛名
「まちやがれぇ!」
去る。
??
「…使えない…」
伊勢
「ああーん、誰か助けてぇなぁ」
ゾンビ
「ううう…」
凛・明・陸奥
「!」
伊勢
「陸奥!あんたもきてたんか」
陸奥
「い、伊勢後ろ!」
伊勢
「せや!T字路が幸いしたわ!そっちに逃げるで!」
明
「もういやあ!」
??
「…」
鈴
「しかし、なんなんだここは」
朱里
「目についたゾンビは片付けましたがこの部屋は?」
刹那
「な、なんだか生活感がある部屋だね」
柚子
「うむ、ん?これは?」
朱里
「どうかしましたか姉さん」
柚子
「いや、この紙は…」
刹那
「えっと何々お化け屋敷で翔輝に怖がる振りをしてラブラブ大作戦?by武蔵」
一堂
「あいつが元凶かぁ!」
ついに暴かれた真実。
それは武蔵が翔輝とラブラブとなる作戦の一つだということだった。
しかし、やりすぎだ武蔵!ゾンビ本物ぽいし…
続きます