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第73話 浮沈戦艦霧島と友情

比叡(2040年)


真名 真琴(まこと)


身長 170センチ


体重 秘密


容姿 ショートカットの黒髪、軍の帽子が似合う


好きなもの 姉妹、特に桜


嫌いなもの なし



補足


2040年の金剛六姉妹の次女、穏やかな性格で関西弁を話す。姉妹と一緒にいることが大好きで特に桜を可愛がっている。桜に凛という友達が出来て真琴は本当にうれしい。

最終戦争決戦で水爆により戦死するが最後まで姉妹のことを気にかけていた。


享年 9歳


霧島の艦魂桜はミサイルがものすごい速度で飛び込んでくるのを見て悲鳴をあげてしゃがみこんで目をつぶった。


爆音が轟き桜ひ痛みに悲鳴を…



「あれ?」


どこも痛くない?いや、チクリと体中から痛みが一瞬あっただけだった。


一体何がと桜は自分の船のCICへと飛ぶとそこには霧島の艦長、吉野 勇作が大笑いしていた。



「ワハハハ、中国のヘナチョコミサイルなぞ我が霧島には効かんということだ」

吉野はダメージコントロールからミサイルの損害は軽微という報告を受けてから笑った。


それを聞き桜ははっとした。

考えてみれば機動戦艦の金剛級は全て大和級を参照に作られている。

そう、大和には46センチ砲の直撃に堪えうる装甲が張られている。

高性能火薬を駆使している現代のミサイルには貫通能力がないため機動戦艦にダメージを与えるなら艦僑を潰すかバルカンファランクスを狙うくらいしか方法はない。

つまりは機動戦艦は無敵である。



その時、桜は自分の船に艦魂が転移してくる気配を感じた。

甲板の方だ。

桜は自分が見えない吉野艦長達を一瞥してから甲板に飛んだ。



「桜!」


凛は半分錯乱状態だった。

始めての友達と言える桜にミサイルが当たった。

きっとどこかに血まみれになり桜は苦しんでいると桜は焦りながら狂ったように甲板を走り回った。

よく考えれば霧島が無事なのが分かるのだが凛は正常に考えることができなかったのである。



「凛」


だから、桜が凛に声をかけても凛は気づかなかったので桜は凛の肩を掴んで自分に向けさせた。


「凛!私はここよ」

「あ…」


凛は泣いていた。

涙を流して桜をただ探し回っていたのである。

桜は見てはいけないものを見たかなと思いながら凛を抱きしめた。


「大丈夫、私は怪我してないよ?ミサイルじゃ私達は沈まない」


凛は暴れない。

普段の彼女なら嫌がるはずだが凛は桜になすがままになっておりしばらくそうしているうちに落ち着いたのか


「放して桜」


「うん」


2人が抱き合うのをやめると凛は恥ずかしそうに涙を右手で拭う。


「心配してくれたんだ凛?うれしいな」

本当に桜はうれしかった。

これまで凛に桜は何度も友達になろうとアピールしてきたが凛と来たら戸惑うばかりでもしかしたら自分は嫌われてるんじゃないんだろうかと思うこともあったのである。


「だって…友達だし…」


凛は顔を横に向けて顔を真っ赤にして言った。


『友達』



その瞬間、その言葉を桜は生涯忘れることはなかった。

満面の笑みを浮かべて凛に桜は抱き着いた。


「凛!」


「きゃ!」


桜のタックルで2人は甲板に倒れ込んだが桜はニコニコしながら


「えへへ、やっと友達って言ってくれたね凛」


凛はツンと押し倒されたまま横を向き


「わ、悪いいの?」


「ううん?全然大丈夫だよ」


「そ、そう?」


どこか凛は嬉しそうだった。

そこへ関西弁の声が聞こえる。


「あのそろそろええか?」


2人がはっとして声のした方を見ると桜よりいくらか年上であろう艦魂の少女がこちらを見ていた。

「真琴姉さん!」


真琴は比叡の艦魂で金剛6姉妹の次女に当たる。

つまり桜の姉だ。

年は15歳くらいで髪はショートカットで日本海軍の制服とつばつきの海軍の帽子をかぶっている。

ちなみにこれは海軍の現場の制服である。



「友情に水さすんは好みやなじゃないんやけど一応戦闘か、終わったんは言わなあかんからな」


2人ははっとした。

ミサイルを発射した未確…いや敵戦闘機は全機撃破したらしい。

現在の戦いは一瞬で終わる。

相手が見えないような距離からミサイルを放ちレーダーで撃破を確認するのだ。

今回は敵が6機だけだったのであっという間に蹴りはついたが問題はそこではなかった。


「敵はどこ?」


凛が真琴に聞いた。

真琴はおや?と言う表情を浮かべたが笑んで


「中国や、洛陽らしいで」


「中国!」


桜が怒りの声をあげた。

桜は中国が大嫌いだった。

日本の領土を武力で奪いさらには今回連合艦隊に攻撃をしかけてくるなんて許せない。


「中国軍の動きは?」


桜が聞くと真琴は


「詳しいことはまだ分からへんけど日本にミサイルが降り注ぐことは今のところないみたいやで。あの洛陽はステルス戦闘機やからなぁ…沖縄の基地から飛んできた見たいやで」


「沖縄…」


凛はつぶやいた。

凛は沖縄を見たことがない。

周りの艦魂達もそうだが彼女達が生まれた頃には中国に沖縄は奪われてしまっていた。

だから、沖縄と聞いてもあまりピンとこなかったが他の2人は先に生まれたからか沖縄も日本の守るべき国だという思いが強いらしい。


「それで姉さん?連合艦隊はどうするの?このまま沖縄に殴りをかけるの?」



中国が敵と思っている桜はやる気十分だった。

真琴は笑いながら


「焦ったらあかん。まずは金剛に言って状況確認や。すでにみんなには召集かけたんや。まあ、司令クラスだけやけどな。私は二人を呼びにきたんや」


他の艦は潜水艦などを警戒しているらしい。


桜はうなずくと凛の手を握った。


「じゃあ、行こうか凛?」


「え、うん」


光が集まり凛と桜は転移の光に消えた。

後に残された真琴は微笑みながら


「ええ感じや桜、さすがは私の妹や」


真琴はそういいながら転移した。



今回の中国の攻撃は中国によれば暴走した反乱兵の独断と中国政府は発表した。つまり自分達は攻撃の意志はなかったといいたいのだ。

本当に反乱なのか怪しいものである。

ずいぶ後になるがこれはやはり中国の日本攻撃の合図だったのだが機動戦艦の脅威の防御力を衛生から見て攻撃を中止したらしい。

機動戦艦を沈めた上での攻撃予定だから予想外のことに中国は仰天したのである。


日本が厳重に抗議しすると中国は反乱だからといいつつも謝罪した。

しかし、それが形だけの謝罪なのは明かだったが日本はそれ以上何も言えず引き下がった。


国会には中国に連合艦隊を送り込もうという豪気な意見もあったが瀬野はそれを見送った。

理由は一部しか知らない『クロノロード』

計画である。

ここで中国と激突すればクロノロード計画に支障をきたす可能性がある。


後、1年強日本は堪えねばならなかった。


そして、この戦い以後凛と艦魂達の関係は良好に傾いて言った。

その点はよかったと桜達は思うのであった。




真琴「発登場や」


桜「おめでとう真琴姉さん」


真琴「ありがとな」

作者「発関西弁キャラです。私は神戸に住んでますから地元の関西弁になりますが…」


真琴「なんか違うんか?」


作者「うーん、微妙に違うらしいですよ」


命「まあまあ、みんな、なんか未来の艦魂も集まって来たし紀伊恒例のあれやらない?」


真琴「あれってなんや?」


命「みんなで作者に砲とミサイルを向けて」


全艦魂「ふむふむ」

作者「へ?」


命「撃てえ♪」


ズドオオオオオオオオン


作者「ぎゃあああああなんでぇ…」


真琴「おお、跡形もあらへんな。さて、意見・感想は待ってるで、未来の情勢などの質問は大歓迎や。艦隊決戦、機動部隊対決のアンケートも受付中や、忘れがちやけど未来の戦闘機以外の名前はまだ募集してるでほな」

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