第72話 霧島の危機!洛陽奇襲
「敵だと!」
連合艦隊の演習の旗艦である金剛のCICに飛び込むなり相坂少将は言った。
「未確認機6機が太平洋公海よりこちらに接近しています。」
兵の一人が言った。
「どこの戦闘機だ!アメリカか?」
「いえ…これは」
その戦闘機と思われるものは連合艦隊から見て南から接近してくる。
南と言えば沖縄の基地やグアムなどだが可能性として高いのは中国である。
「迎撃機は出したのか?」
「はい、すでに神雷がスクランブル発進しています」
金剛艦長、田代大佐が言った。
「攻撃はぎりぎりまで許可しないぞ?」
相坂が言うと田代は頷いた。
「はい、では領空に入った場合はいかがいたしましょうか?」
「…」
今回の演習は相坂少将に全て任せると瀬野首相は言っていた。
つまりこの場合撃墜を許可していると言うことになる。
中国だとすればこれまでも日本敗戦後も領空侵犯を繰り返してきたつけを払わせてやれることになる。
中国は日本はまだ、弱腰で撃墜できないとでも思っているのか…
なめやがってと相坂は思った。
「警告は一度だけだ。従わないなら撃墜しろ」
「了解!」
命令が伝達され神雷に命令が飛ぶ。
相坂は自分の判断は間違っていないと自分に言い聞かせた。
12隻の空母から飛び立った日本の最新鋭戦闘機神雷は5小隊10機で不明機を迎え撃つためマッハで大空を飛んでいた。
相手は6機らしくすでに日本の領海に入っている。
連合艦隊旗艦金剛からは警告を一度し聞かない場合は撃墜せよと命令がはっきりと伝わっている。
神雷隊を率いているのは佐藤大尉である。
元は自衛隊の戦闘機乗りだったが彼はうれしかった。
自衛隊のころはいくら領空侵犯する戦闘機がいても警告や威嚇射撃のみで撃墜はできなかった。
それを知っているから韓国ごときの国になめられるのである。
佐藤は実際何度警告なぞなしに撃墜したいと思ったか数え切れない。
しかし、連合艦隊を復活した日本は変わった。
佐藤は空母『信濃』に配属されて最新鋭戦闘機『神雷』の訓練に明け暮れた。
そして、ついにこの時がきたのである。
南の空に何かを佐藤は発見した。敵…いや、まだ未確認機だ。
「不明機に…」
佐藤は通常の警告を通達しようとしたが相手は信じられない行動をとった。
ミサイルを発射したのだ。
佐藤は驚愕したが
「全機反撃しろ!」
それだけ言うと佐藤は座席横の脱出レバーを引いた。
ドンという衝撃と共に佐藤は席ごと外に飛び出しミサイルにロックされた愛機はミサイルの直撃を浴びて吹っ飛んだ。
相手の突然の攻撃に驚いた日本の神雷隊は対応が明らかに遅れてあっという間に6機失った。
佐藤はパラシュートに揺られながら相手の戦闘機の正体を知った。
「洛陽だと?中国軍機か!?」
それは中国最新の戦闘機の名称だった。
洛陽は神雷のミサイルを浴びて2機吹っ飛んだが残りが数の減った神雷を振り切り連合艦隊へ向かう。
「しまった!」
生き残っていた神雷のパイロット草薙少尉が言った。
慌てて追撃をかけるが敵は長距離か中距離ミサイルを持っていたのだろう。
神雷隊がロックオンする前にミサイルを合計18発一気に発射した。
「くそ!」
草薙少尉は背を向けて飛ぶ洛陽に向かい仲間と友にミサイルを発射した。
熱探知のミサイルである。
フレアを装備していない洛陽に逃れる能力はなく洛陽は全機ミサイルに消し飛ばされた。
しかし、ミサイルは連合艦隊に向けて放たれてしまった。
草薙が連絡するまでもなく連合艦隊の艦艇は大騒ぎになっていた。
ミサイルが飛んでくると聞いた相坂少将はまさかと思った。不明機は中国軍のものだそうだがあの国はまさか日本と戦争をする気なのか…
「撃ち落とせ!」
相坂は怒鳴った。
忘れてはいけないのが戦艦部隊は全てイージスシステムを備えていることである。
あいにくイージスシステムを備えている護衛艦の姿はない。イージス護衛艦であった『こんごう』などは第二次日中戦争で沈んでいるのである。
「ミサイルロックオン」
「撃て!」
戦艦部隊からイージスミサイルが一斉に火を噴いた。
モニターに移るミサイルとミサイルを相坂は緊張して見てミサイルが交差した。
ごくりと誰かが唾を飲んだ。
「7のミサイルを迎撃!残り9のミサイルが来ます!」
兵が悲鳴のような声で叫んだ。
ミサイルの迎撃はもえ間に合わない。
「主砲を自動発射モード!バルカンファランクスもだ!チャフロケット、フレア発射!」
各機動戦艦や空母の艦長が怒鳴った。
機動戦艦『霧島』でも同様だった。
ミサイルが主砲の射程に入るやいなや速射砲が太平洋戦争では考えられないような装填速度で撃たれさらにバルカンファランクスの射程に入るとバリバリと対空砲火が放たれる。
2つのミサイルがその結果破壊されたが残り7つのミサイルが霧島に向かい突進する。
「!?」
そのミサイルを見て桜は悲鳴をあげた。
直後霧島に7つのミサイルが命中し大爆発を起こした。
「桜!」
それを見ていた凛は悲鳴をあげていた。
命「ねえ作者さん…」
作者「は、はい?なんでしょうか命様?」
命「うん、この独立機動艦隊はいつ現代戦になったの?太平洋戦争は?」
作者「もちろん書きますよ?ただ、最近戦闘が少ないと不満の声をいただきましたから外伝(未定)で書く予定の未来編の戦闘を少しいれてみました。皆さんどうですか?できれば未来の戦闘に入ったのがどんな反響を受けるのか怖いので感想が欲しいです」
命「まあ、許してあげる作者さん。でもね」
ガシ
↑
作者の頭を右手で掴み最大パワー
ミシミシミシ
作者「ぎゃああああ!」
命「桜は無事なの?無事よね?」
作者「うぎゃあああああ!やめて!次回を見て!」
命「そう、ご意見・感想お待ちしています。特に未来の戦いに軽く足を突っ込んだことについては大歓迎よ」
ミシミシミシ
作者「放してくれえ!ぎゃあああああ」