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第71話 2040年のアジア


霧島(2040年)


真名 桜


身長 160センチ


体重 秘密


容姿 長い黒髪で明るい顔だち


外見年齢 13歳


好きなこと 平和、架空戦記小説、姉妹、凛、桜の花、自分の着ているワンピース、恭介


嫌いなもの 戦争、中国




補足


金剛6姉妹の4女。

明るい性格で誰とでもすぐに打ち解ける性格の持ち主。

霧島の艦長だった日向 恭介が好きで実は以前恭介に告白したことがあるが鈍感男の前に撃沈というか気づいてもらえず今に至る。

凛のことは何かと構っているうちに徐々に凛も打ち解ける始め、最後には親友となっていた。

架空戦記に2040年頃はこっていた。

桜の花が好きなのは彼女が生まれて始めて見たのが桜の花ということと日本の象徴だという理由。

彼女の着ているワンピースは姉である金剛の艦魂命に誕生日プレゼントとしてもらった大切なもの。

最終戦争の最終決戦で仲間とわずかに離れていた桜だが水爆の影響で死亡。


享年 7歳

 連合艦隊は太平洋を南下しつつ兵の訓練を繰り返した。

空母は主に緊急時における対応が中心だったが機動戦艦はといえば主にCICの兵の訓練が中核である。


日本の主力艦隊南下を察知した中国は日本は再びわが国を侵略しようとしているなどと瀬野 幸一首相に抗議の内容を大使館を通じて抗議してきた。


「やれやれ、相変わらずだよあの国は」


その内容を聞き瀬野 幸一首相は言った。

瀬野は40歳という首相としては若いが日本軍を再建して機動戦艦の予算を国会に認めさせた

民自党の出身だった。

普通国民がそんな軍備の増強など認めるはずはなかったが中国に敗北した国民の怒りは

ちょうどアメリカの真珠湾奇襲を知ったアメリカ人のような心境であった。

中国憎しという考えが国民に浸透してしまったのである。

この演習を行うことは前もって中国などの国々に通達してある。

南下しつつの演習であることもすでに言ってあるのに抗議してくるとはよほど日本が

嫌いらしい。


「どうしますか?」



その場に先ほどからいた小沢連合艦隊司令長官が言った。

どうしますかとは演習を中止しますかという意味である。

抗議は中国といったが実は韓国、北朝鮮も文句を言っている。

これは侵略だと

まったく、90年近い前の戦争を持ち出してくるなど低レベルにもほどがある。

大体あの戦争を経験した人間はすでにすべて死亡している。

経験もしていない人間が文句を言うなど笑える話である。


「どうもしないよ長官」


瀬野が言った。


「今回の演習は鼻を高くしている中国の長い鼻を引っ込めさせるのが目的なんだ。

今回のわが連合艦隊の姿を見ればもしかしたら平和的に沖縄が帰ってくるかもしれない」


沖縄は今、中国の領土である。

沖縄には空母3隻の機動部隊がおり日本の行動に備えている。

あきれる話である。

沖縄を取った直後から編成は動いていない。

力を失った日本を空母でにらめつけてさらに金をむしりとろうとでもいうのだろうか…

瀬野は正直ここ数年はこの中国艦隊を恐れていた。

機動戦艦や原子力空母が作られ始めた時もし、今攻められたら終わりだななどと何度も

思ったものだ。

はじめの2年ほどは中国にぺこぺこするという屈辱的な時期であったが金剛級機動戦艦や蒼龍級原子力空母がある程度できてからは強気になった。

中国はすでに発展途上国ではあらずとしてODAを停止した上でさまざまな援助をすべて打ち切ったのである。

おかげで中国と日本の中は最悪になってしまったが正直な所中国が攻めてくるなら丁度いい。

堂々と長く国是であった防衛戦争と称して沖縄と尖閣諸島を取り戻せるのである。

それだけの力が今の日本にはあると瀬野は確信している。

無論、中国本土を制圧できるなどとは思っていないが日本は核保有国である。

長い戦いはおそらく国連が認めないだろう。

つまりは尖閣諸島と沖縄を巡る攻防戦を制せば休戦になるのは自然の流れである。

ポイントとなるのは海戦だが連合艦隊は中国の海上戦力を叩き潰せるだけの力を今や持っているのだった。

クロノロード計画ももしかしたらしなくてもすむかもしれないと瀬野は思うこともあるが

あれは別の話である。


「では、もし中国軍が日本領海に入ることがあれば?」


瀬野は小沢を見ながら


「現場の判断に任せるよ」


瀬野は置いてあった麦茶を一気に飲み干した。











その日の夕食は海軍カレーだった。

こればかりは自衛隊のころから変わらない。


機動戦艦『紀伊』の艦長室では3人の姿があった。


カレーを口に入れながら仕事をしている日向 恭介と艦魂、凛と桜である。


2人の前にもカレーが並べられており3人は夕食をとっていたのである。


「なんか沖縄特攻のような気がしますね恭介さん」


カレーももぐもぐと食べながら桜が言った。


「沖縄特攻?」


凛が顔を上げると桜はうなずきながら


「うん、1945年の太平洋戦争末期にあの伝説の戦艦大和が沈んだ日本海軍最後の作戦の話」


「それがなぜ、今に重なるんだ?」


恭介が聞くと桜はスプーンを止め


「だって、南下してるじゃないですか?」


ちなみに現在の位置はまだ、九州にすらついていない位置である。

機動戦艦を中核とした第2艦隊は機動部隊と合流するため少し北上したのである。


「でも、戦力が桁違いだろ?」


恭介はあきれていった。

仮にだが今の戦力が沖縄特攻の時期に飛び込めば米軍を押し返して逆にハワイ占領までが十分可能である。

休戦に持ち込むことが可能なのだ。


「ほら、あれですよ。架空戦記とかだと艦隊が丸ごと消えてタイムスリップするとかあるじゃないですか?沖縄特攻をする大和を私たちが助けるんですよ」


桜はスプーンをあげて力説した。

余談だが最近桜は架空戦記小説に凝っていた。


「架空戦記の読みすぎよ」


凛はあきれて言ったが桜はいやいやと首を横に振り


「似たようなことしようとしてるじゃない私たち日本は」


「…」


桜がさびしそうに言ったのを凛は聞き逃さなかった。

桜はこういいたいのだ。

できれば自分もタイムスリップして凛や恭介と別れたくないと…


「桜…」


凛と恭介は互いに顔を見合わせるとなんといおうかと考え込んだ。


「それは…」


ビービー


その時、すさまじい警報音が艦全体に鳴り響いた。


「敵!」


凛と桜は立ち上がった。

恭介が通信機のスイッチをオンにして艦橋に向かい走る。


「恭介!」


「恭介さん!」


2人があわてて叫ぶが恭介は怒鳴った。


「配置に戻れ桜!これは訓練じゃない!俺は聞いていない」


そして、飛び出した恭介だったが桜はあわてて着ていたワンピースを軍服へ変えると霧島に戻っていった。


一人取り残された凛は自分の体である紀伊から状況を読み取ろうとソファーに座った。

その時、艦内放送が全ての船にほぼ同時に響き割った。


「総員対空戦闘用意!未確認機が接近中!これは訓練にあらず!」








桜「霧島の艦魂桜で〜す。またまた登場」


命「本編では忙しいのにな…」


作者「ははは…」


桜「あれ?作者さん元気ない?」


命「風邪なの?」


作者「いえ…また、他の作者さんの艦魂呼べなかったな〜と思いまして」


桜「無理することないよ作者さん。無理矢理出したって最低なものができるだけだよ」


命「そうね…出される方も迷惑よ多分」


作者「そ、そうでしょうか?」


桜・命「多分…」


作者「よーし、がんばるぞ」


命「ん?あ、まずい!桜逃げるわよ」


桜「え?どうしたの姉さーん」


転移


作者「へ?あれ?」

凛「見つけたわよ馬鹿作者!」


作者「ええ!凛様なぜここに?たったいままで…」


凛「私をあちこちに飛ばした報いを受けなさい。核ミサイル発射!」


作者「ひいいいいいいい!」


ズドオオオオオオオオン


凛「蒸発と、さて私はこれからこいつの土下座に免じて黒鉄大和の感想コーナーや他の艦魂関係の感想コーナーに言ってくるわ。べ、別に霧島に会えるとか考えてないんだからね。こいつの土下座に免じるのよ。後、艦隊決戦か機動部隊対決の投票は受付中よ」


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