第70話 連合艦隊の勇姿
人物紹介です。
金剛(2040年)
真名 命
身長 163センチ
体重 秘密
外見年齢 15歳
説明
復活した連合艦隊の司令長官を務める艦魂。
昭和の金剛とは違い穏やかで誰からも慕われていた。
金剛六姉妹の長女で順調に比叡、棒名、霧島、長門、陸奥といる。
妹達を大切に思っていたが凛や空母達の艦魂のことも常に気にしていた。
争いごとは嫌いで日本の平和を望み穏やかに生涯を終えたいと思っていたが最終戦争で壮絶な戦死を遂げた。
享年 9歳
2040年7月7日。
この日、連合艦隊は表向き新たに戦力として加わった。
『紀伊』『尾張』『三笠』をいれて一大演習をおこなうことになった。
参加した戦力の中核は戦艦紀伊、尾張、三笠、金剛、比叡、棒名、霧島、長門、陸奥
空母蒼龍、飛龍、赤城、加賀、信濃、大鳳、瑞鳳、翔鶴、葛城、天龍、雲龍などである。
これに旧式艦だがヘリ空母と言ってもいいひゅうがを日向と名を変えた護衛艦などが加わっている。
護衛艦日向は第二次日中戦争で生き残った数少ない護衛艦の一隻だった。
最近、北朝鮮と韓国が日本に警戒ラインぎりぎりのところに戦闘機を飛ばしているのだ。
この時代の北朝鮮は未だ独裁だが核兵器放棄の見返りとして多大な援助を先進国から多大な援助をうけ2008年頃と比べ軍事力も侮れなくなっている。
燃料なども援助の結果改善されたし戦闘機なども核放棄の見返りとして第4世代の旧式だが揃っている。
海軍もイージス艦や空母こそないがミサイル艦もある上に北朝鮮本土からはミサイルがずらりと日本を狙っている。韓国も似たようなものだが日本が軍備を再建して以来表では軍国主義の復活だだのと中国などと一緒に文句をいい裏ではこのような挑発行動に出る。
そこで日本は今回韓国、北朝鮮、中国などの牽制のために大規模な演習を行うことにした。
場所は本当なら日本海でやりたかったがさすが北朝鮮や韓国がそんなことをしたら宣戦布告とみなすと以前言ったので場所は太平洋で行われた。
この大演習は韓国、北朝鮮、中国の猛反発をくらったがまったく中国は勝手な国である。
自分だって第2次日中戦争の前や後も大規模な演習をしている。
ちなみに中国は空母保有は7隻で日本に劣る。
プライドが無駄に高い中国はあっという間に自分達が苦労した空母、しかも自分達はまだ、作れない原子力空母を日本が作ったものだから悔しがっているのである。
もっとも中国は今共産党の一党独裁政治に綻びがしょうじ始めており日本に文句いうことでなんとか持たせている状況にあった。
忘れてはいけないのはアメリカだがアメリカは今回のことには口を挟まず沈黙している。
戦力を言うならまだ、その能力が懐疑的な機動戦艦は持っていないが原子力空母を20隻を越える数を要しておりイージス艦も多数揃えている。
さすがはアメリカといったところだ。
中国といえば台湾だがここは未だ併合されずに残っていたがもはや中国の戦力を考えれば併合は時間の問題である。
ロシアもアメリカと同様に沈黙しているがさすがに不気味である。
昔、グルジアを侵略してからというものソ連に戻りつつあるようにも見えるのだった。
日本連合艦隊は演習の海域に向かっていた。
特にトラブルもなく順調であった。
機動戦艦『金剛』の会議室では今、各艦の艦魂達が演習に関する最終確認を終えようとしていた。
「以上で終わり」
黒髪の少女が手に持っていたリモコンを机の上に追いて言うとその場にいた艦魂達は次々自分の船に戻って言った。
紀伊の艦魂、凛は自分が使っていたテーブルに備え付けられていたパソコンの電源を落として立ち上がった。
辺りを見回すが数人の艦魂しかいなかった。
パソコンの前にに再び座りかちゃかちゃとしている先程前に立っていた艦魂で言う連合艦隊司令長官金剛の艦魂、命はうーんと考え込むような顔で画面を見ている。
凛の少ない知り合いである義姉の炎樹や妹の明はすでにいなかった。
帰るかと紀伊に凛は戻ろうとしたが…
どしんと背に抱き着くものがいた。
「り〜ん。時間あるよね?私の船で甘いもの食べない?」
霧島の艦魂、桜である。
彼女は3ヶ月前にあったばかりだが連合艦隊に溶け込めず孤立している凛に対して悪くいえばなれなれしくしてくる。
正直うっとおしいと凛は思う。
桜は最初に会った時のよそよそしさはなくまるで、友達のように凛に接していた。
「な、なんで私が…」
凛は桜を振り払おとしたが桜は離れない。
その様子を聞いたのか
命が顔をあげた。
「あんまり羽目を外さないように明日には演習なんだからね」
桜は了解ですと軽く凛に抱き着いたまま
「姉さんも来る?」
「そうしたいんだけどね…」
命はクルリとパソコンを回転させると
「まとめておかないといけないデーターがあるから無理かな?」
「紅参謀長は?」
凛がぼそりと聞いた。
命は苦笑しながら
「逃げちゃった。まったく我が妹ながら情けないわね…先代の金剛や長門の艦魂の先輩がもしいたらただじゃすまないわよ」
ちなみに紅は比叡の艦魂で参謀長を務めている。
本来命を補佐するのが彼女の役割なのだが…
「手伝おうか姉さん?」
「本当?」
命の顔がパッと輝いた。
ちなみに命の外見年齢は15歳くらいの優しい印象を受ける艦魂である。
その性格から新設の連合艦隊の艦魂達からは慕われる存在である。
「凛もいいよね?」
桜が言うと凛は諦めたようにがっくりとした。
「好きにして…」
これが凛がこの少女と出会って学んだことだった。
それは逆らっても無駄ということなのだった。
桜「今回は?」
作者「えっと始めまして桜様…実はまだ、誰を呼ぶか決めてなくて…」
命「またなの?相変わらずね作者は」
作者「あ、命長官、始めまして。今日は未来の艦魂なんですね」
桜「うん、私達は戦死してるから凛には会えないのが残念」
作者「読んで来ましょうか?」
命「駄目よ。いろいろややこしくなるわよ?」
作者「う、確かに…」
桜「まあ、そういうこと」
作者「では、今回の皆さんは優しいので久しぶりにぶっ飛ばされずに言えます。ご意見・感想お待ちしております。さて、前に撫子様が言ってましたが艦隊決戦か機動部隊対決!読者の皆さんはどちらを求めているのかを知りたいのでどしどし感想お願いします。では!」