表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/316

第40話 ハワイ大攻防戦―決着!連合艦隊大勝利!

「守りぬけ!ジャップは息切れ寸前だ!我らの勝利は目前だ!」

アメリカ軍の指揮官が怒鳴る。

まさにその通りだった。

バリバリと機銃掃射が続き日本軍は血を撒き散らして浜辺に倒れていく。

迫撃砲からの砲撃も日本軍を消し飛ばし空からは再び零戦を駆逐しつつある

サンダーボルト、グラマンが機銃を浴びせかける。

もはや空の情勢はアメリカ軍が制そうとしていた。

数が違いすぎるのだ。

アメリカ軍は強力な航空戦力を次々と復活した基地から上げて攻撃を仕掛けてくる。

頼みの零戦の増援も今や自分の空母を守ることに必死で望めない。

日本軍は8万という上陸軍が浜辺を目指しているが中には上陸すら出来ずに破壊されるものさえ現れる。

沖を見れば空母が燃えている。

『紅龍』や『瑞鶴』の甲板が燃えているのだ。

戦艦部隊は必死に対空砲火を張っており主砲による援護も沈黙していた。




「長官!このままでは…」

参謀の1人が言うが山本はただ、じっとオアフ島を睨みつけている。

近接信官の開発で高角砲砲の命中率は格段に上がりばたばたと敵航空機は落とされていくが敵の数は一向に減らない。

零戦、炎神は奮戦しているが…

「左弦魚雷接近!」

兵士が怒鳴る。

「取り舵一杯!かわせ!」

長門が回避運動に入るが長門に魚雷が命中する。

「左舷に被弾!全速発揮可能!」

兵士が怒鳴る。

「長官…」

黒島が山本を見る。

「急降下爆撃!」

その時時が止まったように山本は感じた。

兵士の怒号と悲鳴。

その急降下爆撃機が爆弾を落とす。

それは、長門の艦橋、つまり山本がいる場所にまっすぐに落ちてくる

(これまでか…)

時が止まったと思う山本は静かに目を閉じた。




しかし、艦橋に直撃するコースだった爆弾に零戦が飛び込んできてすんでのところで

直撃を免れる。

零戦は燃え上がりながら長門の上に落ちて爆発した。

「くっ…」

山本は西の空を見た

「まだか…まだなのか…」

その時だった。

すさまじい数の何かが飛んでくる。

そして、それはアメリカの航空機を1撃でまとめて1100機を1撃で消し飛ばした。

「あれは!」

西の空に編隊が見える。

「間に合ったか」

山本はほっとして言った。

神雷、ハリアー、雷神の編隊だった。

独立機動艦隊はほぼ全航空戦力をオアフ島に急行させたのであった。

優勢に傾きつつあったアメリカ軍と日本軍のパワーバランスが一気に逆転した

瞬間だった。

「よし!戦力は整った全軍ハワイを占領しろ!」

山本は叫んだ。




制空権を完全に握った日本軍は大きな被害を受けながらもついに海岸の突破に成功した。

こうなるとアメリカ軍は総崩れとなった。

制空権を完全に奪われたためミサイルや爆弾の嵐がアメリカ兵に血の雨を降らせる。

残る艦艇も全て破壊され海の底へと沈んでいる。

戦車を引き出してもミサイルや爆弾で消し飛ばされるため次第にアメリカ軍は

組織的な反抗力を失っていった。

陸上戦力で圧倒するなら制空権を奪われていても反撃は可能だっただろう。

だが、日本軍の上陸部隊は8万を越えており今ある戦力ではもはや守りきることは不可能だった。

そして、二ミッツが待ち望んでいたシューティングスターの機動部隊も独立機動艦隊の尾張を除く全艦隊が集まった戦力の前では太刀打ちできなかった。

炎神もそうだ。

パイロットの錬度という点ではシューティングスターのパイロットよりも日本の方が

勝っていたのである。

24隻の空母は全て海底に消えハワイのアメリカ軍は絶望に包まれた。




日本軍は海岸の敵を駆逐すると戦車の陸揚げが行なわれた。

最新式の三式戦車である。

数は予定通りには揃わなかったが制空権を完全に握っているため残存するアメリカ軍は次々降伏するものや抵抗するものに分かれ始める。

もはやアメリカ軍に勝機は残されていない。

日本軍は史実でアメリカ軍がしたようにスピーカーを使い英語で降伏勧告を

行なっていく。

部隊には降伏する兵士には決して乱暴せずに手厚く扱うようにと厳命されていた。

それを破れば軍法会議にかけると脅しをかけているのだ。

日本の鬼畜米という教育のせいで中には降伏したアメリカ兵を殴るようなものもいたが

それらの日本兵は厳罰が処せられた。


そして、ついに日本軍は臨時の総司令室のある洞窟に降伏したアメリカ兵の案内の元包囲する。

三式戦車を始めとした戦車部隊と陸軍の兵たちも次々と集まってきており

英語で降伏勧告が行なわれた。

そして、しばらく時間を置いた後中から白旗を持った兵士が出てきた。

その後ろには参謀などが続いている。

そして、その中にチェスター=二ミッツもいた。

降伏するとしても威厳を忘れないとでも言うように軍服を着込み包囲している日本軍の方へと歩いてい来る。

包囲している隊長は前に進み出る。

「二ミッツ提督ですね?」

英語で聞くと二ミッツはうなずいた。

「そうだ」

「降伏なさるのですね?」

二ミッツは隊長を睨むように見ながら

「ああ、私は降伏する。ハワイのアメリカ軍全兵士にも降伏するように命令したいので

すまないが通信装置を貸してもらえないか?」

もはや洞窟の通信機能は失われており降伏するという命令すら出来ない状態だったのだった。

「分かりました。こちらへ」

隊長は日本軍兵士達に二ミッツの両腕を掴ませて通信設備のある方へと連れて行った。


そして、降伏の命令がいきわたると1部が森でゲリラ戦を繰り広げるアメリカ軍もいたがほぼ全軍のハワイのアメリカ軍は降伏した。

ここに完全にハワイは日本の手に落ちた瞬間だった。



凛「や、やっと終わった…」


星菜「ちょっと疲れた…」


撫子「ええ、アメリカの皆様も必死の抵抗でしたから私も…」


明「いいじゃない終わったんだから…」


作者「やっとハワイ攻防戦が終わりました。

ああ、疲れた…本気で疲れましたよ…」


凛「あんたを攻撃する気力もないわ…」


星菜「同じく…」


作者「そんな…皆さんが元気ないなんて気持ち悪いですよ?」


凛「そんなに吹き飛ばされたいわけ?」


作者「え?いやいやとんでもない!嫌です!やめてください!」


凛「なら黙ってることね」


作者「はい黙ります」


撫子「だめですよ凛様?作者様もがんばったんですから」


凛「撫子姉さんがそういうなら…ま、がんばったんじゃない?ご苦労様」


作者「は、はい!ありがとう凛様!」


凛「べ、別にほめたんじゃないんだからね…」


作者「あ!それってツン…」


凛「死ね!」


作者「ぎゃああああ!」

ズドオオオン


明「結局こうなるのね…」


撫子「次回は少し平和が訪れそうです。ご意見感想が最近少ないと作者様が嘆いておられますのでぜひお願いいたします」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ