第34話 ハワイ大攻防戦―南雲艦隊ミッドウェー上陸作戦
元々このハワイ攻略作戦ははっきりいって既存の戦力だけでは無謀極まりないものだった。
第1次ミッドウェー海戦で正規空母4隻を失っており現在の空母は輸送船改造空母『紅龍』が1番数が多く。搭載量もそれなりにあるが正規空母はといえば独立機動艦隊の原子力空母を除けば 瑞鶴、翔鶴の2艦のみである。
だが、この戦いだけは絶対に日本軍は敗北することは許されなかった。
負ければドイツが世界を制すのだ。
それは連邦国家の1国という形で日本が残るとしてもそれは滅びと変わらない。
まさに『皇国の興廃まさにこの1戦あり』なのである。
ミッドウェー基地の基地司令はいらいらしていた。
ただでさえ二ミッツの偵察機を出せ出せの毎日の連絡でいらいらしていたのである。
そんなところに日本艦隊が襲来したのだ。
しかも第1次攻撃隊は壊滅しかかっているという。
「司令!直ちに第2次攻撃隊を!このままでは第1次攻撃隊が全滅してしまいます!」
参謀長が怒鳴ったので基地司令は唸った。
「しかし、第2次攻撃隊といっても後100機ほどのサンダーボルトしかないぞ?」
そのサンダーボルトは200機しか本来置けないミッドウェー基地に二ミッツが無理やり置いた予備機のことであった。
パイロットは存在するが…
「航空隊が全てやられてしまったらミッドウェー基地はただの的です!」
参謀長が言ったので基地司令はうなずいた。
「分かった。すぐに全機を発進させろ」
その時、見張りが飛び込んできた。
「敵です!西の空に敵編隊確認!すごい早さです!」
「なんだと!?」
基地司令と参謀長は慌てて空を見上げた。
遥か高空なのだろう。
その黒い編隊は白い煙を吐きながらこちらに突っ込んでくる
「ジョージだ!」
基地司令は叫んだ。
ちなみにジョージはアメリカ軍が神雷につけたコードネームである。
参考までに書くがジョージは本来紫電改につけられるはずだった名でもあった。
神雷が一斉にミサイルを発射した。
悲鳴が上がる。
イースタン島、サンド島の飛行場に出されていたサンダーボルトが軒並み吹き飛ばされた。
制空のためにいた20機のサンダーボルト、グラマンもミサイルの脅威から逃れることが出来ずに消し飛ばされる。
ミサイルの脅威はそれだけにとどまらなかった。
地上にある基地施設を次々と破壊していく。
まさにミサイルの雨がミッドウェー基地に降り注いでいるのだ。
燃料タンクにミサイルが飛び込み大爆発を起こす。
基地司令は慌てて自ら真珠湾と繋がりっぱなしになっている電話へと走った。
通信兵から奪い取るように電話をひったくる。
「二ミッツ提督!応答を!こちらはミッドウェー基地!援軍を!援軍を送ってくれ!
敵のジェット戦闘機のロケット弾攻撃で基地は壊滅状態だ!援軍を!空母を送ってくれ!」
それ悲痛ともいえる叫びだった。
本来敬語で話さなければならない相手なのにその余裕すら基地司令にはなかった。
「二ミッツだ」
その悲痛な願いが通じたのか二ミッツが電話に出た。
「二ミッツ提督!お願いです!援軍を!一刻早く援軍を!このままではミッドウェー基地は陥落します」
「落ち着くのだ」
二ミッツが言った。
「今、そちらにハルゼー率いる超機動部隊がそちらに向かっている。航空機の数も莫大だ」
「何隻くるのでしょう?」
基地司令は援軍が向かっていると聞いていくばくかの余裕を取り戻す。
「空母だけでも100隻だ。航空戦力は8000に迫る数だ。これで満足だろう?」
「はい!」
その瞬間電話が切れた。
海底ケーブルが破壊されたのかもしれない。
これで連絡はもはや出来ないが援軍さえくるまで持ちこたえられれば…
その時見張りの兵が飛び込んできた。
「司令!敵艦隊がこちらに向かってきます!」
「なんだと!」
彼は電話を投げ捨てると慌てて建物の外に飛び出した。
ミサイル攻撃は終わっており衛生兵達がけが人の治療に当たっている。
「おお!」
彼は海原に浮かぶ艦隊を見て絶句した。
波打つ波際に艦隊がいた。
戦艦部隊である。
武蔵、陸奥、伊勢、日向、扶桑、金剛の戦艦部隊がこちらに向かって単純陣を取ろうとしている。
艦砲射撃を行なうつもりなのだ。
その後ろからは輸送船団がこちらに向かい突っ込んでくる。
上陸するつもりか…
その時、戦闘の武蔵から赤い信号がチカチカと瞬いた。
降伏勧告である。
「降伏勧告です!」
兵士の言葉に基地司令はしたうちしそうになった。
「降伏はしない!こうなったら最後の1兵まで食い止めてやる!援軍はこちらに向かっているのだ!それまで耐えればこちらの勝ちだ!艦砲射撃が来る前に地下に逃げ込め!」
兵たちが慌てて基地の地下へと走り出した。
そして、地下へ兵士が逃げ込んだ瞬間返答がないため戦艦部隊の砲が一斉に火を噴いた。
滑走路は狙われなかったが島のあちこちで大爆発が続けざまに起こった。
兵たちは頭を抱えてその轟音を聞いていた。
まるで世界の終わりにでも直面しているような気分になる。
島の形を変えんとでもするような砲撃が地下司令室を揺らす。
基地司令は祈った。
「早く…早く援軍を…」
星菜「弱い…」
凛「いいわね星菜は雑魚戦力が相手で」
明「まったくよ…私はとんでもないところに行かされてるんだから」
撫子「申し訳ありません。私も山本様と別行動をとっております」
凛「撫子…姉さんはいいのよ」
明「そうね…」
作者「次回!」
明「何やってるのこの馬鹿は?」
ドン
↑
バルカン砲を一射
作者「ぐふ」
↑
再び仮死
撫子「あら?申し訳ありません。バリアを張れませんでした」
凛「次回は私の番よ!」
明「ご意見」
星菜「感想」
撫子「お待ちしておりますね」