第302話 ゼンガー炎上
一ヶ月更新の奇跡
ロシア内陸部、地図にも載らないその場所にその基地はあった。
元々は、ドイツ神聖帝国に滅ぼされたソ連が秘密飛行場として建設された場所であったがドイツにより接収され、日本への爆撃の拠点として活用されていた。
拡張工事が行われ今では、爆撃機の大部隊が展開することも可能となっている。
その基地は今、警報が鳴り響いていた。
空襲警報である。
「総員退避!急げ!」
滑走路の脇には所狭しとドイツが誇る爆撃機ゼンガーが並べられており兵士たちが走り回っている。
空から飛翔物体が飛んでくる。
ミサイルである。
狙い通り、そのミサイルは嵐のような爆発を巻き起こし幾多の日本人や連合国の人々の命を奪ってきたゼンガーを鉄くずにかえていった。
1000機以上の作戦投入可能なジェット戦闘機を大量投入した日本の乾坤一擲の攻撃。
炎を撒き散らし誘爆し破壊されていくゼンガー。
日本のパイロット達は自分達が大戦果をあげた事を確信していた。
「ランサ―1より小隊各機!俺達の分の攻撃は終わりだ!戻るぞ!」
「ランサ―2了解!大戦果ですね隊長!」
ランサ―2の遠藤が気分の高揚した気持ちを抑えきれずに言った。
「油断するな遠藤。敵の迎撃機がいつ上がってくるか分からないんだぞ!」
「了解!」
ランサ―小隊を始めとした第1陣が引き上げる中、第2陣がドイツ軍基地に攻撃を開始する。
第一次攻撃隊は神雷が中心だ。
ラプタ―には及ばないがステルス性能を備えた戦闘機の攻撃は強襲にはうってつけである。
第1陣は100機。第2陣は200機の神雷が作戦に参加した。
2陣の数が多いのは敵の戦闘機を相手にするためで第3次攻撃隊にはステルス性能がない竜神が攻撃に当たる。
神雷には及ばない性能だが3陣は稼働可能な日本中の戦闘機をかき集めた800機以上の大部隊であり、基地の完全破壊が主目的である。
つまり、露払いは独立機動艦隊の神雷が引き受け、本命の攻撃はこの第3次攻撃隊だった。
(おかしい・・・)
第2次攻撃隊として参加していた八幡少尉はあまりのあっけなさに拍子抜けしていた。
敵はされるがままに、ゼンガーや基地を破壊されている。
対空ミサイルや対空砲火。少数の迎撃機は出てきてはいるが爆撃機の基地にしては抵抗が薄すぎる。
奇襲があまりに上手くいきすぎたにせよおかしな話だった。
「第3次攻撃隊が間もなく、攻撃を開始する。俺達の任務は制空権の確保だ!燃料と弾薬の少ない小隊は後退しろ!余力のある小隊は引き続き、上空警戒に当たれ!」
第2次攻撃隊を率いている中隊長からの命令が各小隊に伝達され、第3次攻撃隊が基地への攻撃を開始したまさに、その時だった。
第3次攻撃隊は特に激しい反撃にさらされるという可能性を考慮して参加していた元三笠航空隊。現在は琉球基地所属扱いの烈風を運用する中隊長斎藤巧少佐にとんでもない情報がもたらされたのだ。
一瞬、絶句したのち、すぐに行動を開始する。
通信の相手は第3次攻撃隊の中の大日本帝国の戦闘機を総括する指揮官である。
「ブレイズ1より、ロード1。悪い知らせだ」
「ロード1よりブレイズ1。どうした?何があった!?」
「今、入った情報を簡潔に言う。ドイツの戦闘機と思われる大編隊が日本本土に接近中だ」
「!?」
息を飲むような声と同時に声が帰ってくる。
「どこからだ・・・我々に迎撃は可能な場所か?」
「不可能だ。敵は本土より更に東、それも機動戦艦か空母から発艦したものと推測されている」
「馬鹿な・・・ドイツの機動戦艦襲来は来年のはずではなかったのか?」
アドルフ・フレドリクの降伏勧告の内容は1年後に連合艦隊を壊滅させるという内容のものだ。
ドイツの1年後の侵攻も情報はドイツが隠すつもりがないのか軍人であればそう言った宣言があることを誰もが知っていた。
だが、時間的にまだ、数か月ある。
「敵の言う事だ。律儀に守る理由もないだろう。機動戦艦を確認したわけではないが太平洋にドイツの基地がない以上、その可能性があるというだけだ。こちらは日本本土に直接帰還し、戦闘に入る」
「了解した。こちらは、直接日本には戻れんが必ず駆けつける。本土は任せたぞ」
「了解!」
斎藤は通信を切り替えると中隊に向けて口を開いた。
「ロード1より中隊各機!作戦は中止だ!直ちに攻撃を中止し・・・」
烈風や航続距離の足りる日本の戦闘機は直ちに日本に戻る準備を始めるがそれは間に合う保証はどこにもないものだった。
†
†
†
なぜだ。こんな最悪の中の最悪のタイミングでなんで奴らがやってくるんだとスクランブル発進した竜神のパイロット達は思っていた。
突如として、太平洋から現れた航空機30機。
第一次攻撃隊と言った規模の数である。
対するスクランブル発進した竜神は6機だけ。
敵に潜水型空母があることは広く知られるようになっておりそのドイツの艦載機の圧倒的な性能も頭に叩き込まれている。
数は劣る、性能は負けているでは竜神のパイロット達が頼れるのは技量のみだが性能差を腕のみで覆せるパイロットはエースパイロットの達人達だけだ。
上からの命令は迎撃機の準備が完了するまで本土上空にドイツ軍機を入れるなだが冗談としか思えないような命令だった。
「くそったれ!ハンガー1より各機!」
隊長機が命令を出す前に光がハンガー1、つまり隊長機を貫いた。
「た、隊長!」
悲鳴を上げた竜神のパイロットの1人だったが次々と空から光が降り注ぎ竜神を貫き破壊していく。
ドイツのレーザー兵器アルテミナスの光に違いなかった。
見上げると銀色に光る戦闘機群が確認できる。
「あ、あの戦闘機は!くそったれ!」
残り2機となった竜神は体制を立て直そうとするがその2機に銀の戦闘機マーナガルムが猛然と襲いかかった。
薄紫のアイギスを解除してレーダーに映るようになるマーナガルム。
アイギス搭載機はステルスを気にする必要がないのでその機動性はステルスを僅かでも意識した戦闘機を全く寄せ付けない機動力を得ることができる。
格闘戦や旋回性能のみを重視できるのである。
竜神はステルスをほとんど意識していないが純粋な性能差では何をとってもマーナガルムには及ばない。
アルテミナスの光が機体から放たれると竜神が爆発を起こしてばらばらになり落ちていく。
「ば、馬鹿な・・・勝てるわけないじゃないか・・・性能差がありすぎる」
竜神にはアイギスはもちろんのこと、レーザー兵器だってついていない。
理不尽すぎる性能差だ。
「蟻が恐竜に勝てるわけねえだろうが!」
最後の竜神の背後を取ったマーナガルムのパイロット、ヴェルナ―がボタンを押しこむとアルテミナスが発射され回避行動を取ろうとした最後の竜神を破壊した。
「3だ!おら!フランカ!これで5分だ!」
「きゃはは、本番はこれからじゃないヴェルナ―!ねえ、ユルゲン」
竜神を撃破した3機の銀の戦闘機マーナガルム。
「予定通りと言った所だな。日本の戦闘機は予定通りゼンガーの基地攻撃のせいで大半は出払ってる。大した数は残っていない」
隊長機のユルゲンが言った。
彼の周囲には赤い戦闘機の姿が見受けられる。
「めんどくせえことしねえで正面突破してやりゃいいんだよ!」
「そうよね!あたしらなら余裕だし」
「お前らの腕ならそれも可能だろうが油断するな!日本の新型の情報もある」
「春雷だっけ?ユルゲン本気でそれ言ってる?あれ、メッサ―にすら及んでない雑魚戦闘機じゃない」
「総合力は上がる。あれが、日本の航空部隊に全て配備されれば少なくてもフォッケバインを中核とする部隊は不利になる」
ドイツの未来の戦闘機はマーナガルム、メッサ―シュミットゼロ、メッサ―シュミット1000、バッヘムと圧倒的な数を誇っているが増産には限りがあった。
資源は無尽蔵にアフリカや占領した地域から持ってくる事が出来るため数年をかければ途切れない増産体制を気付くことは可能だが現在はそのための設備をドイツ国内で整備中だった。
そのため、ドイツの戦闘機の主力は未来戦闘機が担うが下の方のパイロット達はフォッケバインが乗機となる。
従って現在、ドイツ国内で最大の数を誇るのはフォッケバインである。
竜神とフォッケバインの性能は横並びなので新型配備は脅威となるのだ。
「はっ!下の連中なんざ勝手にやってりゃいいんだよ!俺らとその幽霊戦闘機で充分だろ!」
無人戦闘機ヴィゾフニルも完成に向かいつつある。
大まかな命令だけを受け自律型のコンピューターにより学習し無人と言う点を最大限に生かし、人が出来ない機動で敵戦闘機を圧倒する。
ドイツの天才ユリウスが生み出した兵器である。
「だが、ヴィゾフニルはエースには勝てない」
通信機越しのその声にヴェルナ―は舌打ちした。
「俺は強いって自慢か?ハルトマンよぉ」
「無人機はエースパイロットに勝つことは絶対にない。それは俺が証明している」
日本艦隊との・・・いや、震電との戦い以後ヴェルナ―とハルトマンは不仲だ。
それ以前も仲が良かったわけではないが・・・
ハルトマンは震電・・・いや、神崎凪との空戦の決着を望んでいたのだ。
戦争という中でも腕を認められ、同じように腕を認められ戦場で出会った蒼い機体。
黒と蒼の戦闘機は空で正々堂々と決着をつけ勝敗を明らかにしたかったがその機会は永遠に訪れることはないだろう。
神埼凪との決闘は不本意なまま決着したのだ。
どこかで戦場で蒼い機体を探す自分がいた事にハルトマンはいかに彼女との戦いが心躍るものだったのかを失ってから気付いた。
こうして、戦場の空に出てきてはいるが震電はもういない。
凄腕のパイロットは連合軍にまだいるだろう・・・しかし震電はいない。
「はっ、ならその最強を証明してみろよ!女の尻ばかり探してねえでお前ひとりでな!お客さんだぜ」
「・・・」
レーダーに映るのは新たに本土から迎撃に上がってきた4機だ。
速度から烈風だろう。
震電無き今、現在の日本の最強の性能を誇る戦闘機だ。
「ヴェルナ―!相手はおそらく烈風だ!油断できる相手じゃない!ガルム1より小隊へ!ヴィゾフィニルを先に仕掛けさせる!同時にかかるぞ!」
「ガルム4よりガルム1へ。私にやらせてくれ」
「ガルム4、ハルトマン大尉。しかし・・・」
「いいじゃん、ユルゲンやらせてみりゃ。改装後のメッサ―シュミットゼロ興味あるし」
「ユリウスの爺さんも言ってたろ?ゼロの性能試験もかねてんだぜ今回は」
「いいだろう・・・ガルム4.1機でやれるのか?」
「ああ、先行していてくれて構わない」
「了解した。ガルム2、3行くぞ」
「「了解」」
「さあ、行くかルチア」
ハルトマンは自分自身の相棒に言ってからゼロを加速させる。
それに対し飛魂のルチアは力強く頷く。
「うん、やっちゃおう!ハルトマン」
鳶色の瞳の少女は機体を通じてはるか先の烈風の接近を感知している。
真のエースにしか見えないという飛魂ルチアとハルトマンはこの数カ月で更に、腕を上げていた。
日本の烈風隊は4機編成の飛行小隊である。
他の烈風は沖縄防衛の戦力を除けばほぼ、ドイツの飛行場攻撃に向けられているため本土にいる烈風はこの4機だけである。
「ストーン1より小隊各位!ドイツの戦闘機部隊だ!烈風の力をドイツに思い知らせてやれ!」
「「了解!」」
4対30かとストーン1の兵藤中尉は思った。
先行した竜神はあっという間に蹴散らされた。
ドイツの機動戦艦と言う事はもしかしたら・・・
「!?」
何かが来ると兵藤は直感し空を見上げた瞬間、雲の中から黒い戦闘機が飛び出してくるのが見えた。
その周りにはアイギスが張られていたらしく紫の膜が展開されている。
「上だ!来るぞ!」
兵藤が怒鳴ると同時に烈風隊は回避行動に移る。
黒い戦闘機は猛烈な勢いで上空から急降下しつつアルテミナスを発射した。
光の閃光が1機の烈風のコクピットに直撃し爆散する。
脱出する隙もなく安藤少尉は即死だ。
黒い機体・・・噂に名高き黒い悪魔か
兵藤は仲間の死を頭の中から閉め出して操縦根を握りしめる。
メッサ―シュミットゼロは一撃離脱というようにそのまま急降下を続けていく。
「追うぞ!各機続け!」
「「了解!」」
烈風がハルトマンを追って急降下を開始する。
ロックオンしミサイルを放つため射線を確保しようとする。
「追ってくるよ。ハルトマン」
ルチアの声にハルトマンは全ての情報と機体の外の様子を認識した。
そして、確信する。
できると
「行くぞ!」
円を抱くような軌道を取る急降下。
すさまじいGがハルトマンを襲うが耐Gスーツのおかげで耐えられないほどではない。
烈風も同じ軌道を取り追うが相手をロックオンすることができない。
だが、こちらは3機で追っているのだ。
相手が引き起こす瞬間を狙い攻撃を仕掛けて落とす!
ハルトマンの腕は知れ渡っているし神埼凪の技量も三笠航空隊の面々は知っている。
だが、彼女は1人で黒い悪魔と戦ったのだ。
1対最強かもしれないが1対複数なら・・・
(ま、まだ引き起こさないのか?)
攻撃態勢を整えながらもメッサ―シュミットゼロと烈風はみりみると高度を下げていく。
その先には太平洋の海が広がっている。
急激な降下に警報が鳴り響く。
「!?」
兵藤は操縦根を引いて機体を立て直そうとするがその結果は無残だった。
兵藤の烈風はそのまま海面に激突し巨大な水柱をその場にあげた。
言うまでもなく兵藤は即死である。
ではメッサ―シュミットゼロは機体を立て直し海面すれすれを飛行している。
「た、隊長!」
攻撃のため兵藤より後方を飛んでいたストーン3、海淵少尉は悲鳴を上げるように叫んだ。
数分もないままに烈風2機が撃墜されたのだ。
「ストーン3!後は俺達だけだ!どうする?」
「スーン4よりストーン3!挟みこむ!なんとしてもあの悪魔を落とすぞ!」
「了解!隊長の敵討だ!」
ストーン3、4が攻撃態勢に入る。
狙いは海面を飛んでいる黒い機体だ。
「来るよハルトマン!」
「・・・」
ハルトマンはルチアの声に答えずに操縦根を引き急上昇する。
2機の烈風もそれを追うが両者の高度はみるみる上がる
「くそ!追いつけん!烈風以上の性能なのか!?」
雲海に突入し、同時にハルトマンはアイギスを使いレーダーから姿を消した。
「くっ!レーダーから・・・!」
雲の間から閃光が飛び出していたかと思うと再び1機の烈風が爆散する。
雲を切り裂くように飛び出してきた黒い機体にストーン4、安藤少尉は悲鳴を上げる。
「うわあああああ!ば、化け物だ!」
性能差はあるのかもしれないが海面すれすれを飛行するあの技量と雲海からの一撃離脱。
とてつもない天才か馬鹿のどちらかだが化け物と言わずなんというのか・・・
安藤少尉はそれ以上考えることはできなかった。
恐慌状態に陥ったため再び、雲海から飛び出してきたハルトマンへの対応が少し遅れ彼もまた、アルテミナスに貫かれ戦死したからだ。
「ガルム4よりガルム1。烈風4機を殲滅した。これより合流する」
「ガルム1了解」
「ちっ!」
舌打ちはベルナ―だろう。
「烈風4機相手に3分?嫉妬しちゃうじゃないその腕」
「そうでもない。私でなくても出来ることだ。それに・・・」
ハルトマンは神埼凪ならこうはいかなかったと言いそうになった自分に気づき息を吐いた。
未練たらしいことだ。
「ガルム1よりガルム4。我々は間もなく横浜上空につく。後から合流してくれ」
「了解」
4機の烈風を葬った黒い機体は猛然と空気を切り裂き音速を超えて日本本土を目指す。
止められぬ者などいない。
彼を止められる戦闘機とパイロットは果たしているのだろうか・・・
もし、いたとしても・・・
「私は彼女と決着をつけたかったんだ」
小さな・・・本当に小さな声で未練を断ち切るようにハルトマンが言ったのをルチアは聞き逃さなかった。
そして、彼女も思うのだ。
最高のパイロットと最高の機体、震電と神埼凪と私も決着をつけたかった。
そして、勝ちたかった。
証明したかった。
ハルトマンが世界最高のパイロットだと・・・
「ねえ、ハルトマン。もし、神崎凪と震電が生きてたらどうしたい?」
ありえないことだとは思う。
だが、彼は願いを口にする。
「最高の空戦で決着をつけたい」
それが願いだった。
空襲警報が鳴り響く横浜の街。
太平洋戦争開戦から幾度となく空襲を受けてきた日本の各地での民間人の避難訓練は幾度となく行われていたがドイツの空襲の場合長い時間があるわけではない。
探知する能力は格段に上がってはいるが空襲してくるのは亀のようなB29ではなくジェット戦闘機だ。
到達する時間もそうはない。
当たり前だが、日本の戦闘機の大半が出払っているなどと国民は知るわけがなく到達する時間がそれにより更に早くなるなどと考えるものはほとんどいなかったのである。
不気味な空襲警報のサイレンが横浜の街に鳴り響く中、一人の艦魂が空を見上げていた。
三笠公園、記念艦三笠の艦上で三笠の艦魂炎樹は睨みつけるように敵がやってくる空を見上げている。
「来たかドイツ人ども!」
空の彼方、に見える黒い影。
その数は報告からまるで減っておらず、日本の防空部隊を蹴散らしたドイツ戦闘機達は猛然と横浜の街へ虐殺を開始した。
凛「草薙が逃げたですって!」
雪「はい、一ヶ月更新なんでできるわけがないと目を離してました。更新したら開く鍵をかけまして」
凛「くっ、油断したわ。まさか、ほんとに更新するなんて」
雪
凛「草薙を探しなさい!あの男冗談抜きで捕まえないと逃げ続けるわよ!」
雪「それが報告では太平洋をアヒルボートで逃亡中にドイツ艦隊に取り囲まれて捕らえられたと」
凛「今回はあっちってわけね」
その頃
作者「は、離せ!」
エリーゼ「お久しぶりです草薙。さあ、続きを書きなさい」
作者「書いたよ!1年お休みね」
エリーゼ「罰です」
ズドオオオオオン
作者「ぎゃあああああ!」
エリーゼ「やりますね?」
作者「冗談じゃない!ドイツサイドにいたらまじ殺される!」
エリーゼ「いいでしょう。では、ネフィーリアとフィリアに引きたわして拷問します」
作者「あんな狂ったやつらに渡さないでエリーゼ様!」
エリーゼ「抱きつかないでください汚い草薙」
作者「ぎゃあああああ!」
ズドオオオオオン
エリーゼ「嫌ならか書きなさい。一人艦魂をつけてあげましょう」
作者「おお!秘書艦ですね」
エリーゼ「はっ?」
作者「じゃあ、優しい艦魂をお願いします!」
エリーゼ「優しい艦魂ですか?私は嫌ですよ」
作者「( ´,_ゝ`)プッ」
エリーゼ「なんですその顔文字は!」
作者「い、いえなんでもないです。ではドイツ艦魂で一番優しいテレサさんで」
エリーゼ「あの子は今いません」
作者「そんな!」
エリーゼ「やはり、フィリアにしましょう」
作者「嫌だぁ!」
エリーゼ「それは覆りませんがそろそろ本編の話をしなさい草薙」
作者「うう、とりあえず再び日本大ピンチです」
エリーゼ「横浜強襲ですか?」
作者「横浜には何かと重要な拠点が目白押しですからね」
エリーゼ「しかし、港や造船設備は狙わないのでは?」
作者「ですね」
エリーゼ「フレドリク様の計画は日本連合艦隊を正面から壊滅させ戦意喪失させた上で精神的にも敗北させることが狙いです」
作者「今までのゼンガーも無差別爆撃はしてますが規模はまあ、小さい方ですね」
エリーゼ「そういえばワシントンではアルテミナス装備のヴィゾフニルの初陣でしたね」
作者「その数倍の数が横浜に…」
エリーゼ「そして、最後の虐殺の言葉」
作者「ああ…」
エリーゼ「続きはそちらで書きなさい」
作者「へ?」
フィリア「捕まえたわよ草薙!キャハハハハハハ」
作者「ひぎゃああああああ!」
パタン
エリーゼ「次回は4月31日までには投稿できるといいですね」




