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第294話 蘇る翼

時は少し戻る。

エレベーターで地下3階まで降りて何重ものロックを解除して奥に進んでいく。

「ねえまだ、着かないの?」

美夜がうんざりしたように言う。

もはや、敬語は使ってない。

「もう少しだ。ちょっと雑談でもしてりゃつくさ。まずは、君の3サイズから・・・」

「美夜ちゃんはぺったんのBカップだよね」

「なっ!真也ぁ!」

「ほう、俺は貧乳でもいけ・・・」

ぎゅ

「いてえ!」

「ああ、ごめんね」

「てめえ足踏んだのわざとだろ!」

「何のことかな?」

笑顔で受け流す真也達を横目に凪と彼方は並んで歩いていた。

「基本的操縦は震電と変わらないからすぐに操縦できると思うけど何点か改良点もあるから注意してね凪」

「か、彼方まだ、着かないの?」

凪は珍しく気分が高揚していた。

自分の新たなる戦闘機。

待ち遠しい。

「後3つよ」

カードキーで扉を開けながら彼方は苦笑した。

「それにしても、厳重すぎないこのロック?」

と、凪が言うと

「仕方ねえよ。世界最強の戦闘機なんてばれりゃ、スパイとかに狙われるからな」

「まあ、量産できないこともないけどあの子はコスト度外視に整備性無視に量産性の無視。おまけに真のエースでもないと

乗りこなせない化け物戦闘機。あんた達はどうか知らないけどあれは凪の専用機って言ってもいいわね」

古今東西専用機なんて持っていたパイロットは存在しない。

この世界だって独立機動艦隊という過去への戦いがなければ専用機なんて贅沢として一蹴されてしまう。

基本的に戦闘機というのは性能はもちろんだが量産性、コストが特に重視されるのだ。

「あの子って?」

美夜が言うと彼方は

「自分が設計した戦闘機ってね実の子供のように思えるのよ。科学者それぞれ違うかもしれないけど私はそう思う。

乗ってくれるのが凪だから私がお母さんで凪はお父さん?」

「お父さんは俺だ!2人の間にぶげ!」

ドミニクが彼方に蹴られ床に叩きつけられる。

「黙れ、この変態」

ゴミを見るようにドミニクを見下す彼方

「ひでえ・・・」

「まったく・・・」

あ、と凪は彼方のドミニクを見る目がわずかだが変わっているのを感じた。

どことなく、前より優しい気がするのだ。

噂から聞いたのだがドミニクはドイツ艦隊との決戦で被弾した紀伊の瓦礫に巻き込まれそうになった彼方を命がけで

守ったという。

そこで更に信頼関係が深まったのか

(いいなぁ)

と凪は素直に思う。

それは恋愛じゃまだないのだろうけどいつか、自分にも信頼できる人が現れるのだろうか・・・

そんな人は・・・

『決着をつけよう』

空の戦場は彼は言った。

エーリッヒ・ハルトマン。

凪はあの人のことが浮かんだ。

世界最強のエースにして凪が越えたい壁

出来ることなら互角の戦闘機で技量のみであの人を越えたいと凪は思う。

もちろん、これは恋愛ではない。

だが、空の戦いに魅了され、空で決着をつけたいと言うのは紛れもない恋なのかもしれない。

「・・・」

再戦のためには、新しい機体がいる。

飛魂のソラ、私の最高の親友は言ってくれた。

『私の最高のエース』


そのためにも私は・・・

「着いたわよ。これが最後のキー」

鋼鉄の扉を前に凪は息を飲んだ。

「はい、どうぞ」

「え?」

彼方は片手を白衣のポケットに入れて笑う。

「凪の子よ。凪が最初に対面するの」

と、起動のために必要なのだろう。

彼方がキーを投げ渡してくれた。

「10分ほど入らないからごゆっくり」

と彼方は片目を閉じた。

真也達も震電と凪のことは聞かされているので黙ってそれを聞いている。

「うんありがとう。彼方」

凪はカードキーを受け取るとそれを差し込んだ。

                †

コツコツと薄暗いランプの光を頼りに凪はゆっくりと進んでいく。

ぼんやりと見えるそのシルエット。

コツン

ある一点に立つとパットそこに明かりがついた。

飛び込んできたの蒼。

一目で可変翼機だと分かるそのフォルム。

ステルスを排除し格闘能力を追及したその戦闘機のアフターバーナーは2つ後ろに見えた。

可能な限りの小型化を図ったのだろう。

その戦闘機は小回りも聞きそうだった。

翼には赤い日の丸。

「これ・・・」

凪は開いていた操縦席に乗り込んだ。

震電と同じ復座型

そっと、操縦根にさわり、彼方からもらったキーを差し込んで回す。

ブウウンと音がし、機器が立ち上がっていく。

指紋や網膜認証が一瞬で終わる。

個人専用機でもなければこんな厳重なセキリュティは不要だ。

彼方は凪以外にこの機体を使わせる気はないのだろう。

(この機体・・・)

自然と涙があふれ頬を伝っていく。

彼方はこの機体の名前を言わなかった。

それは、凪が決めろということ

「震電・・・ううん。あなたは震電改」

そっと、機体を撫でて凪は言う。

震電という名前はソラのものだ。

ならば、その後継となるなら紫電改が存在したように凪はこういいたかった。

震電改と・・・

「はい、マイマスター」

「え?」

懐かしい声を聞いた気がした。

凪が振り返ると涙が床に落ちた。

「ソラ・・・」

一瞬、戦死した震電の飛魂ソラに見えたが容姿はまったく違う。

飛行服こそ着ているが髪は海のような蒼い髪にウェーブがかかっている。

瞳も同じく蒼い。

歳は12歳ぐらいだろうか?

あどけないその容姿と幻想的な姿から凪は彼女が飛魂であることを悟った。

「ソラ? それが私の名前でしょうか? マイマスター」

凪は静かに首を横に振った。

「違うよ。ソラはね。私の大切な親友であなたのお姉さん」

「お姉さま?ですか?」

「うん」

「では、私の名前は?」

「君の名前はね・・・」

なぜだろう・・・その名前がふと頭に浮かんだ。
























                  『久遠』


作者「むう…」


美夜「何やってんの草薙」


作者「いやね私の世界尖閣諸島の問題で中国と戦争になりかねない状況なんですよ」


美夜「中国? 中華民国のこと?」


作者「いえ中華人民共和国です」


美夜「中華人民共和国?」


真也「美夜ちゃん作者と僕らの世界は違うんだよ」


美夜「そういえばそうね。ってちゃんていうな!」


真也「で?どうなってるの作者」


作者「簡単にいえば」


説明中


美夜「尖閣に中国漁船が大挙してきた?撃沈したらいいだけじゃない」


作者「そうだよねロシアなら容赦なくやるだろうけど日本はできないんだよ」


美夜「なんで?」


作者「海軍の戦いなら日本単独でも勝つよ。それは間違いない。中国は空母ができたといっても日本と違い運用経験0だしなんだかんだで日本はひゅうがやいせがあるしね。正確には空母じゃないけど」


真也「ようは戦争は困るから政治家が中国に配慮してるんだよね」


作者「まあ、売国政党民主党でしからね。もはや、次期選挙では壊滅は免れないのにいつまでもしがみついて見苦しい」


美夜「作者はつぎはどれに投票するの?」


作者「自民一択ですね。民主党は論外の中の論外です」


美夜「この維新ってのは?」


作者「ハハハハハ、外国人参政権や竹島共同管理なんていう時点で切ったよ」


美夜「でも9条改正とかまともなことも言ってない?」


作者「口だけは民主党で日本人は懲りたでしょう。まあ、外国人参政権を賛成した時点で維新はお終いです。私は支持しないし友人もみんな維新は支持しないと言ってますからね」


美夜「大変ねあんたの世界の日本は私は合衆国でよかった」


作者「まあ、唯一の救いは次の選挙で民主党は超大敗北は100%ですし自民党が帰ってきます。維新は余計な脚を引っ張らないように」


美夜「それで日中戦争は回避できるの?」


作者「まあ、アメリカが安保の対象と言ってくれてます。悔しいですがアメリカが仲間なのは頼もしいですよ。中国も、アメリカと戦争する愚かさはさすがに分かるでしょう馬鹿でもそれぐらいはわかる。」


真也「問題もあるよ」


作者「というと?」


真也「僕が中国でどうしても戦うなら売国政党民主党が政権握ってるうちに尖閣に攻め込むよ」


作者「しかし、アメリカや自衛隊が」


真也「馬鹿だね結局、政府が命令しないとアメリカも自衛隊も、動かないんだよ?売国政党はどうするのかな?」


作者「うう…不安しかないよ…」


美夜「まあ、日中戦争になってもあんたは死なないわよね不死身だし」

 

作者「いやいやリアルの私は拳銃で死ぬから!」


真也「そろそろ時間だから帰るよ。いくよ美夜ちゃん」


美夜「ちゃんていうな!」


作者「時間?」


ヒュるるるるるる


作者「おー神よ!」 


ズドオオオオオオン


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