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独立機動艦隊『紀伊』―連合艦隊大勝利!  作者: 草薙
日米最終決戦幕開け
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第253話 日米最終決戦―幕開ける艦隊決戦武蔵・アンドロメダ咆哮せよ!

「長官、艦隊の再編終了しました」


「連合国との決戦は後、数時間だな・・・」


山本は言った。

現在、戦艦武蔵を先頭に単純陣で高速で連合国艦隊に向かう日本艦隊の兵士たちはこの戦いこそ最後の戦いになると感じていた。

持ち場を離れることは許されていないが兵士たちは艦隊決戦前に体を休めるように言われ、早朝からの戦いで疲労した体を休めるように努力しつつ戦闘配食の握り飯をほうばる。


機動戦艦三笠では藤森艦長が参謀長と共に最後の詰めを話し合っていた。


「やはりこうなってしまうのね・・・・・・」


艦隊決戦のことである。

敵にドイツの機動戦艦がいる以上、分かり切っていたことだ。

日本海軍の切り札は三笠、そして、烈空弾である。

しかし、数に限りがある烈空弾はまさに、虎の子である。

対するドイツは尾張との戦いを分析するなら烈空弾の数は明らかに日本の上回る。

世界制覇に向けアフリカ大陸やユーラシアの半分を手に入れたドイツは物資や金銭にも困らないだろう。


「まあ、問題は天城博士の装置がどうなるか・・・・・・」


藤森 冬花はちらりとCICのモニターの一つを見つめる。

この装置のとりつけは尾張撃沈後に行われたものである。

しかし、実際の所どこまで効果があるか分からない。

テストしたくてもできない理由があったからだ。


「ここまできたらもう、なるようにしかならない・・・か」







三笠の前部甲板では46センチ速射砲を見上げる艦魂があった。

三笠の艦魂炎樹である。

炎樹は刀を出すと少しだけ抜いて見せてから再び鞘に戻した。


「フフフ、皮肉なものね。 百年たとうと戦場のこの高揚感だけは捨てられない。 ドイツ機動戦艦との戦いを私は楽しみにしている」


かつて、日本海海戦でバルチック艦隊と激突する直前のような気持である。

あのときとは比べ物にならないほど技術力はあがったがやはり、艦隊決戦前のこの気持ちだけは変わらない。


「明・・・・・・仇は取ってあげるからね」


凛とは違う憎悪の感情ではなく静かな怒りを炎樹は持つ。

凛と明は炎樹にとって大切な妹達だ。

だからこそ、明を失った凛が気がかりだった。

日本の艦魂達のいおかげで随分笑顔が戻ってきた凛だったがやはり、ドイツ機動戦艦と相対した時を考えると一緒にいてやりたかった。

日本民族なら知らぬもののいない偉大な戦艦『大和』

炎樹の歴史では帰ることができない沖縄特攻に恐怖の一言も吐かずに、駆逐艦雪風を始めとする第2艦隊を率いて散っていた。

誰からも慕われ、もっとも炎樹が信頼していた艦魂。


「・・・・・・」


炎樹は空を見上げ、目をつぶり涙を一つこぼした。










そして、時刻は深夜0時を回るその時はやってきた。

「長官!距離10万! 米艦隊接近!」


「全艦砲雷撃戦用意! 各艦に予定通り行動することを厳命!」




日本艦隊は3つにわかれる。

まず、機動戦艦三笠が艦隊より離脱し東へ進路を取った。

これを米艦隊より離脱するアポクリファが追撃する。

互いに切り札になりえないミサイルは撃たない。

搭載されているかどうかわからないが8万以上とされているバルムンクも高速で動く三笠にこの距離で当てるのは困難である。


三笠とアポクリファは1対1の決戦となる。

武蔵を先頭に米艦隊を取り囲むよう形で右に単純陣で進んでいく。

長門を先頭にする艦隊は左へと進路を取った。

どちらの艦隊も100隻を越える大艦隊である。

それが50ノットを越える超高速で単純陣からいきなり2つにわかれたのだ。

この報告を聞いてアンドロメダの参謀達は動揺した。

てっきり、東郷ターンでくると思っていたのである。

どちらの艦隊に照準を絞るかも悩まれた。

予定では46センチ砲で先制攻撃をかける予定だったのだ。

だが、まだ距離はある。


「長官!日本艦隊が!」


「おちつけ」


そう言いつつもハルゼーはやられたと思った。

こちらも艦隊を分けたいところだが残念ながらその時間はない。


「アンドロメダ級は巨大戦艦武蔵がいる艦隊に照準! 他の戦艦は左舷より迫る艦隊に砲を照準させよ」


「アイサー!」








「距離4万2千! まもなく武蔵射程に入ります!」


「また、沈めたる!米艦隊!」


桔梗は軍刀を天空に掲げる。






「距離4万1千! 射程に入りました!」


アンドロメダ級の艦魂達、特にアンドロメダの艦魂は拳銃を武蔵に向ける。


「ごめんなさい日本さん。 勝つのは私達合衆国です」


アンドロメダ級の砲、武蔵の砲が互いの目標に向けられる。

そして・・・・・・


「砲撃始め!」「ファイア!」


両指揮官は全くの同時に叫び、艦魂達は各々の武器を振り下ろし、引き金をひいた。


ズドオオオオオン


すさまじい爆炎と轟音が太平洋の海に響いた。

間違いなくこれまでで史上最大の艦隊決戦が始まった瞬間だった。


作者「くっ・・・金曜に投稿するはずだったのに」


ドミニク「間に合わなかったんだな」


作者「まあね、しかし熱い」


ドミニク「2010年6月21日は確かに熱いな」


作者「クーラーつけよぽちっとな」


ドミニク「おい作者! エコはどうした!」


作者「ワハハ、そんなもの知らん! 人間自分が一番さ」


ドミニク「最低だてめえ!」


作者「とかいうお前もクーラーに当たってるじゃないか」


ドミニク「くっ・・・クーラーは恐ろしいぜ」


作者「フフフ、社会人は電気代もきにしなーい! ワハハ!」


ドミニク「そうだ作者冷蔵庫全開しようぜ! もっと涼しく」


彼方「そんなに涼しいのがいいなら宇宙に行ってなさいあんた達!」


作者・ドミニク「ぎゃあああああああああ」


ドドドドドドド


宇宙に消える2人だった。






ついに始まる日米艦隊決戦ですがある意味恐ろしい・・・

察しのいい方なら気付いていると思いますが・・・

いや、これはいわないでおきましょう。


終わりはまだまだ遠いです・・・

それにどんな結果であれ艦魂の死を書くのがつらいです・・・


ではみなさん!次回に会いましょう。


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