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独立機動艦隊『紀伊』―連合艦隊大勝利!  作者: 草薙
日米最終決戦幕開け
262/316

250話突破記念―冥界を迷いし変態達

独立機動艦隊紀伊にはとある法則がある。

それは、どんな状況であろうと空気を読まずに50話ごとに記念話をやるのである。

今回も、記念話は宇宙に浮かぶ巨大な国際宇宙ステーションでやることになっていた。


凛「やっとこれ脱げるのね……」


京子「長かったのう……」


前回大和(伊)長官の策謀によりスク水、猫耳、ルーズソックスにされてしまった凛様達。

だが、その呪いは完結か5話ごとにとける決まりになっていた。


京子「じゃが、今回も奴は来るじゃろうな」


明「でしょうね」


凛「? ねえ、明なんか私あなたに久しぶりに会った気がするんだけど気のせいかしら?」


明「気のせいじゃない?」


ほんの少しだけ、明は寂しそうに微笑んだ。


京子「それより、早く会場にいかんと柚子辺りが怒るぞ」


明「そうね」


兵士「報告!」


凛「え?」


兵士「月方面から侵攻してくる大艦隊を補足しました。 おそらくは変態連合軍の主力艦隊です」


明「こりもせずよく来るわね」


兵士「なお、その艦隊の中には宇宙戦艦草薙、宇宙戦艦大和、宇宙汽車長崎の姿も確認できています。 翡翠の戦闘機も確認」


京子「なんじゃとあの作者寝がえりおったか!」


凛「どうするのよ! このステーションの艦隊なんかないに等しいじゃない」


彼方「こんなこともあろうかと準備しておいたわよ」


凛「何? 秘密兵器?」


彼方「それは実戦で証明してあげる」


彼方は面白そうに笑った。






変態連合艦隊旗艦『草薙』


作者「ワハハ、この戦力では奴らはひんむかれるだけですな長官」


大和(伊以下大和)「ハッハッハ、草薙殿が我々の味方についてくれるなら怖い者はない。 ぜひ、はぁはぁはぁさせてもらおう」


翡翠「草薙! 分け前は弾んでもらうわよ」


要塞「どこまでもお供します」


ドミニク「楽しみ過ぎるぜ作者! 好き放題していいんだよな?」


作者「今日は無礼講だ! フフフ、最強の変態連合の前には艦魂など無力」


兵士「司令! 敵ステーションを補足しました」


作者「よし、まずは……」


大和「私の出番だな。 拡散萌え萌え砲発射用意!」


以前の記念話で脅威を与えた萌え萌え砲の改良版である。

宇宙戦艦大和の艦首砲である。


兵士「エネルギー充電120%!」


大和「覚悟したまえ」


兵士「前方より巨大なエネルギー反応!」


大和「な、何!」


前方から青白い光が変態連合艦隊を包み込む


変態達「うわああああああ!」


そして、光が収まった先に艦隊は無傷で残っていた。

しかし、中に入れば分かるだろう

生きていた人間、艦魂達は床に全員倒れていた。








作者「う……ここは」


大和「むぅ……何がおこったというのだ?」


ドミニク「いてて、なんだここ?」


翡翠「どこよここ……」


4人が目覚めるとそこは荒野のような場所だった。

 なんだか空が赤い


作者「まさか剣の丘か?でも歯車がないから違うか……」


大和「何か起こったのは間違いがいようだが今回はこれで御開きだな。 では、草薙殿また、呼んで……」


作者「どうしたんです長官?」


大和「て、転移ができない」


作者「えええ! ということは伊東先生の世界に帰れないんですか! そんなことになったら伊東先生に殺される」


翡翠「私も無理見たいよ草薙」


作者「ひいい! 零戦先生にも殺される」


大和「とりあえず、草薙殿、現状の把握に努めよう。 ここはどこなのか調べるのが得策だ」


作者「そ、そうですね」


その頃、要塞好き


要塞「いたた、何が起こったんだ? 草薙先生や大和長官達は……」


当たりを見回す要塞好き


要塞「まいったなぁ……あ! 人だ! おーい!」


何やら人の集団が歩いていたので近づいた要塞好きだったが……


要塞「なんだろこの行列、ん? でかい川……みんな船で渡ってるのか、これは順番待ちだな。 並んでみるか」


最後尾にいる人に元気よく声をかけて並ぶ要塞好き


要塞「どうも! こんにちは」


男性「え? ああ、こんにちは」


要塞「いやぁ、助かりましたよ。 目が覚めたらいきなりここにいたんで人に会いたかったんです」


男性「え? 君、分かってないの?」


要塞「というと?」


男性「ここは三途の川を渡る列だよ」


要塞「え? アハハ、冗談きついな」


男性「本当だよ。 私は借金が苦で死んだんだ。 ああ、やっと楽になれたんだ」


女性「私は電車に飛び込んで死んだわ」


婆さん「わしゃ天寿じゃ、ああ、じいさんにはようあいたい」


要塞「ま、まさか……」


よく見たらみんな白い死に装束である。


要塞「じょ、冗談じゃない! 俺は帰る!」


女の子「どこ行くの?」


要塞「帰るんだ! まだ、ネリフィムも完結させてないしやりたいこといっぱいあるんだぁ!」


女の子「駄目だよ。 ここに来たらもう、死んでるんだから」


要塞「いいや、三途の河を渡る前ならセーフのはずだ! 帰る!」


女の子「そう……なら」


要塞「へ?」


鬼婆「無理にでも船に乗せてやる!」


巨大化した女の子の正体は鬼婆だったのだ。


要塞「うわああああああああああああああああああああああああああ!」


要塞と鬼婆の文字通りおにごっこが開始された瞬間だった。



その頃


大和「うーむ」


作者「どうしたんです大和長官?」


大和「む? いや、何やらここは現世とは違うような感じが……」


翡翠「あの世とでもいう気?」


大和「いや、私は伊東殿の神龍の世界で戦死したので天国にいるから分かるのだが感じが少し似ている」


ドミニク「てことは、俺たちはあの世にきちまったのか?」


大和「いや、あの世なら神龍がいるはずだがその気配がまるでない」


作者「この場所はどうやら明様や桜様達がきたあの世とも違っているようです」


ドミニク「おいどうすんだよ! 帰れねえじゃねえか」


作者「このままでは翡翠さんは二度と零戦先生の小説に帰れず大和長官もラジオから消滅なんてことに……」


大和「ふむ、私は構わんが」


翡翠「そうね。 新たな世界で女の子を探す旅に出るなんて手も……」


作者「何を言うのです! そんなことになったら神龍や日向に会えなくなりますよ」


大和「!?」


作者「翡翠さんも将斗さんに会えなくなってもいいんですか!」


翡翠「!?」


大和「そうだ……まだ、私は日向や神龍にはぁはぁし足りていない」


翡翠「私も帰らないと」


作者「まずは、この世界から脱出することを考えましょう。 私も帰らないといけない。 部屋には人に見られたくない処分すべきものがある」


大和「私の部屋も伊東殿や日向にに調べられたらまずい」


翡翠「具体的にどうするのよ?」


作者「そうですね……まず……」


??「助けてください!」


作者「ん? おお、要塞好きさんじゃないですか。どうしたんです?」


大和「慌ててるようだが……」


要塞「あ、あれ!あれ!」


変態達「あれ?」


見ると巨大な鬼婆が恐ろしい表情でこちらに走ってくるのが見えた。


変態達「うわああああああああああああああああああ!」


猛然とダッシュで逃げる変態達だった。







一方その頃、


京子「ふう、これでよいじゃろ」


あの後、艦に突入し、作者や大和を縛り上げた紀伊の艦魂達はほっとしていた。


凛「あの光なんだったの?」


彼方「まあ、簡単に言えば仮死状態にさせる兵器よ。 原理は聞かないで」


明「ふーん、でもこいつら息してないけど?」


彼方「アハハ、まさか……あ」


凛「何よそのあって」


彼方「死んでる……」


艦魂達「えええええええええええええええええ」









作者「何なんですあの化け物は要塞さん!」


要塞「知りません! いきなり追ってきたんです」


ドミニク「地獄に連れてかれちまう!」


大和「さすがの私も鬼婆でははぁはぁできん!」


作者「なんとかしてください大和長官! 翡翠さん」


翡翠「うーん、私も大和に同意……鬼婆にはねぇ」


要塞「持ってきた武器が全部消えてるんです! これではどうしようも……」


ドミニク「ばらばらに逃げるか?」


大和「いや、それはかえって危険だろう」


作者「しかし、走っていても解決しませんよ!」


大和「しかし、戦うとしても……」


翡翠「武器なしにあれに勝てってもねぇ……」


ドミニク「いっそみんなで三途の川渡るか?」


変態達「いやだ!」


作者「おまえだけいけばいいだろ!」


ドミニク「ざけんな俺はまだ、生きて彼方ちゃんや凪ちゃん達と楽しい軍隊生活を……」


大和「そこにある草むらに飛び込めみんな!」


変態達「おおお!」


鬼婆「待てぇ!」






作者「どうにかやりすごしたか……」


ドミニク「しかし、このままでもじり貧だぜ」


大和「せめて伊東殿に連絡できれば船で迎えに来てくれるのだが……」


翡翠「私も戦闘機さえあれば……」


作者「ないものねだりしても……ん?」


ブーブー


ドミニク「携帯か?」


作者「ああ、そうみたいもしもし?」


ドミニク「冥界って電波届くんだな初めて知ったぜ」


彼方「もしもし! 草薙なの!」


作者「ああ! 彼方さん! 助けてください! 三途の川に来て帰れなく……」


彼方「知ってるわよ。 あんたの携帯を通じてパソコンの映像であなた達が見えてるから」



大和「ほう、なかなかの美貌だ。 ぜひ、はぁはぁを」


彼方「大和だけは冥界に残そうか?」


大和「はっはっは、冗談だ。 さすがのお姉さんも今回は大ピンチだから助けてほしい」


彼方「まあ、とにかく今からあんたの携帯に転移の札送るからそれに帰りたいと願って」


作者「待て!けいたいは私しかもってないですよ!」


彼方「大丈夫よ。 携帯は冥界に残るようにしたからみんな帰れるわ」


作者「待って! この携帯変えたばかりなんですよ!」


彼方「知らないわよそんなこと! 命と携帯どちらが大事なのよ」


作者「うう、命だ……あ!てか電池があと1しかない!」


彼方「はぁ! 電池が切れたら帰れないわよ」


作者「い、急いで!」


彼方「わ、分かったわよ待ってなさい」







彼方「できたわ。 ダウンロードしたら御札が画面に出るでしょ」


作者「こ、これか」


彼方「それに帰りたいと念じて」


作者「かえ……」


大和「すまない草薙殿」


作者「ぐわ! 大和長官何を!」


大和「殴り飛ばしてすまない。 だが、帰れる可能性が高いうちに私は帰らねかえればならぬのだ。 あの天国に」


作者「有賀艦長と……」


大和「だから、すまない。 私は帰るんだ」


大和の姿が消えてしまう。

それは、彼女が伊東先生の世界に帰ったことを意味していた。

携帯がぽとんと地面に落ちる。


作者「では、私が……」


翡翠「だーめ」


作者「ぐわ!」


翡翠が奪い取る携帯


翡翠「ごめんね草薙。 私は将斗の所に帰るから」


ぽとんと落ちる携帯


作者「く、こんどこそ」


要塞「は、はやく逃げましょう草薙先生」


作者「分かってる……お願いです私を家に……」


ドミニク「うらああああ」


作者「ぐわ!」


ドミニク「残念だったな作者。 俺は彼方ちゃん達のところに帰るんだ!」


作者「くそ! ドミニクまで帰りやがった今度こそ……」


要塞「急いでください先生」


作者「私は……


ピー


要塞「へ?」


作者「ば、馬鹿な携帯の充電が切れた…」


それは。作者達が帰れないことを意味する。

すなわち紀伊とネリフィムは永遠に完結しないことを意味していた。


作者「ちくしょう! 最悪だぁ!」


要塞「どうするんです! 先生!」


作者「退路は断たれた……こうなれば」


鬼婆「見つけたぞ!」


要塞「ぎゃああああああああああああ! 見つかったぁ!」


作者「要塞さん! こうなれば鬼婆を倒すしかない!」


要塞「く! こうなりゃやけだ! うおおおおおおおおおおおおおおおお!」


作者「だりゅあああああああああああああ」


鬼婆「愚かな!皆、地獄に送ってくれる! はあああああああああああああ!」














京子「どうやら、大和長官と翡翠は帰ったようじゃの」


凛「まったく……迷惑かける奴らね」


京子「ん?凛、この箱はなんじゃ?」


凛「開けてみたら? 誰からの贈り物じゃいの?」


京子「うむ」


星菜「何それ?」


凛「見る星菜」


星菜「うん」


三人が開けた箱の中にあったのは

ブルマとスパッツと体操着


京子「なんと!2010年で有名なこれは……」


凛「ぶ、ブルっ……」


星菜「紙がある。 大和より愛をこめて……」


気がつくと3人は体操着にブルマとスパッツというブルッツという姿に変わっていた。

当然、大和の仕業である。

今回は星菜が巻き込まれ……


星菜「何これ……」


凛「くっ! あの変態野郎!」


京子「ふざけるでない! 出てこい大和(伊)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ちなみにその後、冥界では


作者「助けてくれくれええええええええええええええええええええ!」


要塞「うわあああああああああああああああああああああ!」


鬼婆「待てぇ! 三途の川を渡れええええええ!」


変態2人「いやああああああああああああああ!」


その後、2人は奇跡的に出口を見つけて逃げ出すことができた。

2人は誓ったという2度と冥界にいかないことを……



明「今回は終わりね。 あいからずむちゃくちゃねぇ……凛、本編では危機の日本……

日本を助けて……お姉ちゃん……」


作者「ひどい目にあった」


ドミニク「まあ、気にスンナ」


作者「気にするわアホ!」


ドミニク「まあ、大和長官達も自分の世界に帰れてよかったな」


作者「まあ、大和長官は今頃日向にはぁはぁしてると思う……」


ドミニク「次回はまた戦いに戻るんだな」


作者「次の記念話になるころにはどうなってるんだろ……想像がつかないです」


ドミニク「たぶん、日本が勝つかドイツが勝つかが決定されてるだろうぜ」


作者「読者のみなさんはどちらを望みますか? 日本が勝利する未来を……ドイツが勝利する未来を……」


ドミニク「作者……次の記念話で凛様や撫子様が死んだなんて設定はやめてくれよ……」


作者「私はもう、どちらが勝つか決めたんだ」


ドミニク「何! 日本か! ドイツか……」


作者「それは……」


最後の分かるでしょう。

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