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独立機動艦隊『紀伊』―連合艦隊大勝利!  作者: 草薙
ヴァルキュリア作戦
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第218話 戦艦X

早いもので独立機動艦隊『紀伊』――連合艦隊大勝利!も執筆を始めてから1年たちました。

書き始めた頃はここまで続くとはまさか思わず1ヶ月ぐらいで終わるかなと思ったりもしてました。

なぜなら、最盛期の私は1日に8話書き上げて投稿していたりと、今思えば信じられない高速で執筆していましましたから……

振り返ればこの小説の中でたくさんの人物が死んでいきました。

戦艦山城の艦魂『奏』、近江航空隊『青葉 淳一』空母鳳翔の艦魂『春花』……

そして、機動戦艦尾張の艦魂『明』

彼らの死を背負い物語りは進んでいきます。

この先、紀伊の世界の日本は苦難の道を歩んでいくはずです。

アメリカ合衆国との決戦。

そして、それを乗り切っても世界制覇を目前とし、日本の独立機動艦隊を遥かに上回る規模を持つカイザー艦隊を含めたドイツ第三帝国との決戦。

すさまじい激戦となるのは明白で犠牲なしに勝利を掴むことは不可能でしょう。

死ぬのは誰なのか……

鈴か柚子か凪か小川かドミニクか彼方か……あるいは日向長官か……そして、撫子か凜なのか……


今だ全容の分からぬ『フリードリッヒ・デア・グロッセ』、そしてもう1艦……


紀伊は大和は……日本連合艦隊に勝機は果たしてあるのか……

正直私が山本五十六であれば内心では勝てるはずがないと思える絶望的な

戦力差……

しかし、この世界の日本人は信じています。

大和・紀伊ある限り日本は負けないと……


それはある意味、神風に等しい大和民族の心の支えとなっていくのかもしれません。


まあ、しぶとく生き残っている方もいますが……ハリー・ボーマンとかですね。

彼。今どこにいるのか作者の私にもよく分かりません(苦笑)


ちなみに、この話の時点で半分近くは来たかなと思っています。

まあ、伸びる可能性は否定できないのであんまり気にしないで下さいね。

劇中で核兵器を日本に持たせてしまった私ですが今の世界の核廃絶の動きに私は少し危機感を感じています。

なぜなら、『核兵器』、つまり巨大な力は抑止力となり平和を維持することに繋がる。

しかし、その抑止力がなくなればどうなるのか?

オバマ大統領の核廃絶は確かに聞けば言い話しに聞こえますが核がなくなれば有利になるのは果たしてどこの国なのかと考えています。

答えは分かるはず。

広島で核兵器廃絶をと謳う人たちは『核なき世界』にどれほどの危険性を含んでいるのか本当に分かっているんでしょうか?

無責任に核廃絶目指すというのは本当に私は危険に感じるところです。



長くなってしまいましたがこれからも紀伊をよろしくお願いします!



「そうか、反乱軍は降伏したか」


パチパチと炎を弾く暖炉がある一室、ワインのグラスを片手にその男は言った。

『ベルホーフ』、かつてのヒトラーの山荘である。

でっぷりと太ったその体はかつての第1次世界大戦時の空の英雄の面影とは似てもつかず

豚と言った方がしっくり来る体であり肥満である。


「さすがはカイザー艦隊といったところですな」


机の正面に座っている将校が言った。


「ああ」


ヘルマン・ゲーリングは満足げに頷くと微笑んだ。

彼は、カイザー艦隊が支援する叛乱勢力の長であった。

特にドイツ空軍、ルフトバッフェへの影響力はヒトラーに次いで高い。

つまり、ヒトラーなき今、空軍への影響力は彼が一番強いのである。

フレドリクの影響で空母機動部隊の艦載機は彼の影響下にはないが、現状アイギスを装備する戦艦を除けば海戦において主役を担うのは航空機である。

そのドイツ空軍、ルフトバッフェを掌握しているの大きかった。


「これで国内で反乱を待っている連中や国外のレジスタンス共もあきらめるでしょう」


バルキュリア作戦において国内の主要施設は抑えてあるし反乱の障害になる人物は殺害または逮捕されている。

ヒトラーが爆死したのも作戦のうちであった。

しかし……


「では、なぜヒトラーの死体が見つからんのだ? ヒムラーの死体は見つかったのだろう?」


バルキュリア作戦において最大の障害はヒトラーの存在である。

ヒトラーの暗殺回避はまるで未来を知っていたかのような幸運の連続により成されていた。

史実において彼の命を奪えたのは彼自身だけである。

反乱勢力を撃破した今、ヒトラーが出張ってきても、もはや挽回することは不可能であるがヒトラーが死んでいない限り枕を高くして眠ることはできない。


「ミサイルの直撃を受け総統府は燃え落ちて黒焦げの死体も多数ありますからもしかしたらそこに、ヒトラーの死体はあるかもしれません」


「見つけるんだ。確かにヒトラーは死んだという証拠をな。出来なければお前は死刑だ」


「そんな…」


将校に絶望的な表情が浮かんだ。


「いいか覚えておけ。ヒトラーなき今、第三帝国は俺のものだ。人の命なんて簡単に消せるんだ。蝋燭の火を吹き消すようにな」


「努力いたします」


そういいながら将校は思った。

この男を本気で頂点に置くならドイツに未来はないと……













「……」


ゲーリングと時間こそ違うが報告に目を通したアドルフ・フレドリクは報告書を紙を机の上に置いた。


「で? どうするよ、大将」


比較的広い部屋の中に野太い声が響く。

機動戦艦ラグナロクの艦長ワグネルである。

フロードリッヒ・デア・グロッセの中にある会議室、作戦などを決める重要な場所でもあり壁にはモニターを始めとした電子機器が多数置かれておりその中央には多人数が座れるように椅子と机が置かれている。

20人以上座れるスペースがあるが定員には程遠い。

機動戦艦という艦種は様々なことに余裕が持てるように設計されているのである。


「……」


フレドリクはワグネルに目線を移した。

ワグネルは右手を上げ、口元に笑みを浮かべながら頷いた。


「OK、了解だ。はっきり言おう。ヴァルキュリア作戦はほぼ、成功だ。だが、ヒトラー爆殺の確認が取れてないんだろ? そこんとこどうなるんだ?」


フレドリクは未来から来た軍人達にとって総司令長官に当たるがワグネルは砕けた口調を崩さない。

ワグネルは誰に対してもこんな口調であったし、少なくても艦長クラス、タイムリップしたドイツの機動戦艦や空母の艦長は普通の軍隊の艦長と違いその権威は高い。

無論、指揮系統はきちんとしているのは軍隊なら当たり前である。


「カラチに集結していた反乱軍は投降しています。国内に関してもそれほど問題はないでしょう。ヒトラーの死体が見つからないのは確かに懸念材料ではありますがあの男が生きていたとしてももはや、出来ることは限られています」


ワグネルが目線をその声の主に向ける。

若い、それが彼女を見たものが抱く印象だろう。

艦長という任についていながらその容姿は10代といっても信じてしまうほど若い外見である。

青い瞳、長い金髪をポニーテールにし、後ろに流している。

しかし、その存在感は無視できぬほど大きい。

本当の年齢をワグネルは知らないからもしかしたら本当に10代かもしれない。

そう、ワグネルは今日、初めて彼女を見た。


「今まで聞こうとは思ってたんだが、お嬢ちゃんは話に聞く『X』の艦長か?」


「……」


Xと聞きその場にいる艦長たちが反応した。

少女(外見がそうなので年齢は不明だが合えて呼称する)はにこりと微笑んだ。


「想像にお任せいたしますワグネル中将」


「へえ」


ワグネルは少女を見ながら面白そうに言った。。


(俺達にすら秘匿するX。 味方にまで秘密にするとは何考えてやがる)


フレドリクは何も言わずに冷たい印象を受ける無表情のままカップに入れられているコーヒーを何も言わずに口に運んだ。

ワグネルは再びフレドリクから少女に視線を戻す。


「じゃあ、せめて名前と階級ぐらい教えてくれよ。それぐらいいいだろ大将?」


「かまいませんか?」


少女がフレドリクを見るとフレドリクは黙って首を縦に振った。

少女はうなずいてから立ち上がると辺りを見回した。

会議室にいる者達はいずれも世界に喧嘩を売ったカイザー艦隊の艦長達、

ラグナロク艦長ワグネルを始め、ヘイルダム艦長レニーやビスマルク2世艦長、カールなど、今の世界から見れば重要人物が集まっていた。

どの艦長も1隻でアメリカ太平洋艦隊を壊滅させる戦力や性能を持つ機動戦艦や空母の艦長達である。

感じるプレッシャーは凄まじいものであろうが少女は怯んだ様子はない。


「……」


ワグネルは目だけレニーに動かした。

レニーも少女を見ているのを確認する。


「艦魂じゃねえか……」


ワグネルは少女が若い姿が多い艦魂ではないかと疑ったが艦魂が見えないはずのレニーが見えているということは少女は艦魂ではないということになる。


「……」


(おっとやべえ)


ワグネルはレニーと目が合ったので慌てて目をそらした。

きつい女はワグネルの好みのタイプではない。


(ま、若すぎるこのお嬢ちゃんも好みじゃねえが……)


レニーの突き刺さるような視線を感じながらワグネルは思う。

どちらかといえばワグネルは30代くらいの大人しい女性が好みである。

まあ、フィリアなど論外な訳であるが……

一瞬の間に少女の体を見てみる。


「胸は標準で顔はいいと、性格はまあ……」


「何の話をしているワグネル中将」


レニーの言葉にワグネルははっとした。

辺りを見回すとあきれた顔をする艦長達、レニーのように怒りの視線が自分に集中していた。

どうやら、声に出して言ってしまったらしかった。

少女のを見ると顔を少し赤くしてワグネルを見ている。


(すました顔だけじゃなく恥じらいもあるってか)


今度はちゃんと心の中で思ってから


「いや、すまんすまん、続けてくれ」


ちなみにフレドリクはといえば特に何をいうでもなく目を閉じていた。

呆れを通り過ぎてしまったのかもしれなかった。


「はい私は……」


ワグネルが強引に話を戻そうとしたのを当然、他の艦長達や少女も気づいていたが

追求する必要性もないので意識を少女に戻す。

少女もまだ、少し顔は赤かったが話をぶりかえしたくないのかワグネルのセクハラ発言を黙殺したようだった。

ただ、1人レニーだけは怒の視線をワグネルに向けていたが……

だが、次の一言でレニーの視線はワグネルから離れることになる。


「機動戦艦アポクリファ艦長、ステラです。階級は大将」


ざわっと会議室が騒がしくなる。

ほとんどの声がこんな小娘のような女が自分達より階級が上だと?というざわめきであった。

唯一、ざわめきに参加しなかったワグネルは頷きながら


「なるほどな、しかし、アポクリファか?ありゃ確か……えっと……なんだっけ?」


「アポクリファ、ギリシャ語で隠されたものという意味だ。確かキリスト教かユダヤ教の言葉だったと思うが?」


ワグネルの正面にいるレニーが言った。

ちなみに彼女は特に驚いた声を上げていない。

実力第1主義の彼女らしい態度であった。

実力さえあれば赤ん坊でも認めるのがこのレニーという艦長なのである。

逆を言えば実力のないものは情け容赦なく見捨てられる。

ステラの実力を知らないレニーではあるが彼女の態度がどうなるかはこれからしだいということだ。


「そうそう、それだ。北欧神話から取る機動戦艦の命名基準から外れてるが名前通りの意味なのか大将?」


ぽんと手を叩いてワグネルが言いフレドリクを見た。

フレドリクは閉じていた目を開ける。

氷のような冷たい青い目にワグネルの姿が映し出される。


「……想像に任せる」


「了解だ。詳しくは聞かんよ。でも俺達にお嬢……大将を紹介するということは何か意味があるんだろ?」


ワグネルはレニーに再び睨まれたので慌てて言い直した。

一応階級はステラが上となっていることが判明したからだ。

まあ、そのうち気にしなくなるのがワグネルなのだが……


「ヴァルキュリア作戦完了後についての話だ」


「例の作戦ですか?フレドリク総司令」


レニーが言うとフレドリクは頷いた。


「大丈夫か?大将、尾張は沈めたらしいが残りの紀伊や三笠を沈めるにしても相当な被害を覚悟しないといけないぞ?」


「ワグネル、1艦忘れているぞ」


「あん?」


ワグネルが言う。


「大和だ」


レニーが言った。


「大和ねぇ……そこまで脅威かあの戦艦は?」


「脅威だと思います」


ストンと椅子に座ったステラが言う。


「どこがだ? 確かに奴らの世界基準の機動戦艦とほぼ同等とはいえ、俺達の機動戦艦には及ばない。まあ、余裕で勝てる相手ではないがな」


「問題はそこではないと思いますよ。ワグネル中将」


ビスマルク2世艦長カールが口を挟んだ。


「だから、何がだ?」


「その存在が日本国民に深く愛されているからです。それに、私達にとっても『大和』『紀伊』は必ず撃沈しなければならない相手です。最低でも紀伊と大和は沈めないといけません」


紀伊と大和は彼らの世界では『奇跡を起こす戦艦』『神風の戦艦』だのとほとんど神格化された存在であった。

大和や紀伊の名前は全世界に轟いていたし畏怖と恐怖を抱かせる存在でもあった。

そして、今その艦は敵である。

機動戦艦のドイツ兵達は紀伊や大和が奇跡を起こす恐怖をぬぐう事ができない。

その恐怖を排除するためには絶対に沈めなければならないのだ。


「なるほどな。太平洋に派遣している艦に奇襲でもさせる気か?」


「彼らは囮です。本命は別にあります」


「ドイツ艦隊全艦隊で大和・紀伊を叩くか?」


ワグネルが聞く。


「……」


フレドリクは肯定も否定もしない。

ワグネルはステラに目を向けた。

どこにいるかもわからない戦艦X…いや、アポクリファはどう動くのか?


「それも、いいかもしれませんが必要ありません」


少女は天使のような微笑を浮かべて言い放った。


「アポクリファ1隻で紀伊と大和を海の底に眠らせてみせます」


「大した自信じゃないか」


ワグネルは面白そうににやりと笑った。

基本、ワグネルも実力主義者寄りである。

というより、未来のドイツ軍に多く見られる傾向であった。

年功序列など馬鹿のすること、軍の質を上げるなら実力のあるものをどんどん上に上げればいい。

極端な話小学生や中学生のような年代でも司令長官になることは可能である。

もっとも、可能というだけで存在はしていなかったが……


「しかし、丁度いいといえば丁度いいじゃないか」


機動戦艦ベオウルフの艦長が言った。

金髪に青い瞳の青年はステラを見ながら


「ついでに日本艦隊を壊滅させてくれれば更にいいんだがな」


「お望みなら成しえてみますが?」


ステラは微笑みながら言った。


「……」


ベオウルフ艦長、ヘルムートは浮かべていた微笑を消した。

ステラは冗談で言っていない。

それが分かる言葉であった。

一体どれほど強力な機動戦艦だというのだアポクリファとは……

考えるだけでも恐ろしかった。


「それは認めない」


そこへ、フレドリクが口を挟んだ。


「日本艦隊にはアメリカと潰しあうという仕事がまだ、残っている。現状では壊滅させることは認めない。尾張を撃沈したことで日本海軍に余力はなくなったはずだが」


「冗談ですよフレドリク総司令」


ステラはにこりと微笑んで言った。


「でも、大将、紀伊・大和は絶対に沈めるんだろ? それをお嬢ちゃんにやってもらうのか?」


ワグネルが訪ねる。

お嬢ちゃんと言われたステラだが気にした様子もなかった。

他の艦長たちも同様である。


しかし、次のフレドリクの言葉はその場に居る全ての艦長たちを驚愕させた。


「日本がアメリカ太平洋艦隊との戦いの前後のどちらかに、3隻の機動戦艦により紀伊・大和を沈める。太平洋に派遣する機動戦艦は『グングニル』『アポクリファ』、そして……」


ヴァルキュリア作戦の最中に開かれたカイザー艦隊の会議。

日本……いや、紀伊・大和の最大の危機の瞬間はひたひたと歩き出した。

フレドリクが最後に発表した機動戦艦とは一体どの機動戦艦なのか……

今はまだ、分からない。

しかし、このドイツの作戦名、それは







『エデン』









エリーゼ「まさか、2週間も更新しないとはあなたは作者失格です」


作者「面目ないです……しかし、1年前というか1年と6日前の勢いはもはや……」


エリーゼ「そういえば8月2日は一周年記念のはず、なぜ更新できなかったのです?」


作者「忙しいのだよ社会人とはね。特に私の仕事は……」


エリーゼ「日雇いの仕事ですか?」


作者「待て! どんなイメージを持ってるんですか!」


エリーゼ「その日、1日を生きていくのも怪しいような草薙ですが?」


作者「何をふざけたことを! 私は大学を卒業しきちんと頭を使う先に就職しているんだぞ!」


エリーゼ「それは驚きです。あなたのような屑を雇う会社があるとは」


作者「いや、エリーゼ様、社長と話したじゃないですか」


エリーゼ「そんなこともありましたね」


作者「ありましたよ! とまあ、ついに紀伊も1年を突破しました! いやぁ、長いようで短い1年だったなぁ……」


京子「思えばいろんなことがあったものじゃ」


作者「そうですねぇ……」


エリーゼ「黒鉄と知り合い伊東と知り合い、艦魂の輪は広がっていきました」


作者「今では感想のレギュラーすらいるんですよ!霧丸さんに二式さんに八神さんに海島さんに……」


京子「信じられん……汝の作品にレギュラーとはのう」


エリーゼ「読者が多い分、あなたの浅はかな知識が露見したりしていますが?」


作者「うっ……」


エリーゼ「意見はきちんと聞くものですよ」


作者「いや、無視してないし」


京子「まことか? 点数の低い評価は消しておるんじゃろ?」


作者「消してないから! い、いやまぁ関係ないことを言う人の感想は消してるけどね。消すなら低い評価全部消してるし! というかずいぶん前満点で変なこと言った人いたから消したんだけど?」


エリーゼ「いずれにせよ荒らし以外にはきちんと対応しなさい草薙」


作者「本編と関係ないことはメッセージへどうぞ〜、レギュラーメンバーはある程度のことは感想で許されますけどね」


京子「ひいきじゃ」


作者「黙りなさい!仲がいい人を優遇するのは当然! 社会にでても同じです」


エリーゼ「汚い大人です」


京子「まったくじゃな」


作者「なんとでもいえぃ!大人は汚くないと生きていけないんだよ……ってなんで京子がいるの!」


京子「今更気づいたのか汝?」


エリーゼ「馬鹿ですね」


作者「うおおおお! 言い返せねぇ!」


エリーゼ「さて、本編ですがついに出てきましたね彼女が」


作者「アポクリファね、そして、ステラ……どんな凄まじい機動戦艦になるやら」


京子「いずれにせよ。楽に勝てる相手ではないのぅ」


エリーゼ「その通りです。伝統にがちがちに縛られた旧式海軍の日本など私の敵ではありません」


京子「な、なんじゃと! 汝、皇国を愚弄する気か!」


エリーゼ「何度でも言いましょう。日本などカスであると」


京子「ええい!表に出ろ!決闘じゃ!」


エリーゼ「構いませんが?」


作者「ま、待て!一周年なんだから穏便に穏便に……ね?」


京子「できぬ!皇国を愚弄されたんじゃぞ!」」


エリーゼ「私はどちらでも構いませんよ」


作者「まあまあ、ここは私の顔に免じて握手しましょう。ね?」


京子「やかましい!」


エリーゼ「罰です」


作者「うああああああああ!」


ズドオオオオオオオオン










作者「痛てて……もういいよ勝手にやってろ!艦魂同士だから死にはしないだろ。船体はここにはないし。というわけで紫電改でやってきました記念会場」


撫子「あらあら、お久しぶりです作者様」


作者「ああ、撫子様久しぶりぃ! 何ヶ月ぶり?」


撫子「あらあら、うふふ」


作者「はっ!しまったつい本音が!」


桔梗「あかんで作者!撫子姉さん怒らせたら」


小雪「ものすごく怖いんです……」


由真「そうよね身を持って知ったわ……」


零「撫子お姉ちゃんはすごく優しいよ」


桔梗「いや、零も分かるわ。あの恐ろしいハワイの出来事を知れば……まあ、あれは自業自得やけどな」


由真「うう、言い返せないですよ桔梗参謀長」



作者「久しぶりすぎる気がするので武蔵=桔梗 信濃=小雪 村雨=由真 近江=零

大和=撫子という感じの真名です」


桔梗「ところでほんま久しぶりやな作者、どないしたん?」


作者「いや、ドイツの感想コーナーにいたらなぜか京子が来てエリーゼ様と喧嘩に……」


小雪「とめなくていいんですか?」


作者「ああ、いいのいいのというかめんどい」


由真「最低な屑野朗ね。小雪が汚れるから近寄らないでよ豚」


零「放置はよくないです」


作者「いや、止めても多分吹っ飛ばされるのがオチだ……って豚とはなんだ豚とは!」


撫子「あらあら」


由真「世間一般で最低な屑野朗には豚という名がお似合いなの。知らない?あんたの世界の誰とはいわないけどあいつだって豚じゃない」


作者「なんだとぉ! 1周年でパワーアップした力を見せてやるぜ!」


由真「おもしろいじゃない! かかってきなさいよ」


作者「食らえ! 必殺作者ビーム!」


零「め、目から光線が」


由真「ふん、こんなもの……って光線が当たった足の靴が消えてる!」


作者「ワハハ、脱げビームだ!素っ裸にして写真に収めてやるぜ! 大和(伊)や翡翠さんが欲しがりそうな能力だぜ。フフフ、おすそ分けを」


由真「いやああああああああああ!」


作者「食らえ! 必殺作者ビーム!」


小雪「きゃああああああ!」


由真「小雪ぃ!!!!!!!!!!」


桔梗「アホやな……」


ヒュウ


風を切る音と共にビームが霧散した。


作者「な!馬鹿な!」


撫子「作者様……やりすぎですよ」


その声は北極よりも寒い声であった。


作者「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


その日、叫びはこの1年で最大級の悲鳴だったという。

作者が撫子様に何をされたかは誰も語りたがらないので分からない。

ちなみに必殺作者ビームは撫子の手により厳重に封印され作者は由真達にぼこぼこにされたとさ


BAD END(嘘)


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