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独立機動艦隊『紀伊』―連合艦隊大勝利!  作者: 草薙
ヴァルキュリア作戦
222/316

第214話 カラチ沖空戦 バッヘムVSフォッケバイン

「残った艦はどれだけいる!」


インド方面軍、ドイツ第5機動部隊を指揮するノイマン海軍上級大将はアウルゲルミルの艦僑で顔を真っ赤にして怒鳴った。


「ザイドリッツを始めとしてかなりの数の艦が離脱しています。残存艦は本艦と駆逐艦7、巡洋艦1のみです」


「半分以上が離脱したと言う訳か」


ノイマンはがっくりと肩を落とした。

なんということだろう。

数時間前まで自分はアメリカ太平洋艦隊とでも戦えるだけの艦隊を指揮しており、カイザー艦隊とインドの英軍を壊滅させる想像をしていたのだ。

それが、カイザー艦隊の接近とドイツ本国のクーデター発生の途端に壊滅してしまった。

それも戦いもせず、威圧と情報だけでノイマンの艦隊は艦隊としての能力を喪失してしまったのだ。


「恐ろしい男だ……」


ノイマンは思った。海軍ではたいした階級にいなかった自分だが、規模の増大により上級大将にまで上り詰め、艦隊を指揮するまでになったノイマンだが、フレドリクを始めとするカイザー艦隊に好感を持っておらず、むしろ危険視していた。


世界制覇を唱える彼の野望は必ず失敗に終わる。

ノイマンはそう思っていたが上の命令は命令である。

軍隊というのは上官の命令は絶対であり、ノイマンもそうであるべきと思っている。

従って、ヒトラーが総統のドイツに逆らう気はノイマンにはなかった。

しかし、クーデターが起こったのなら話しは別である。

クーデター軍は自分達に命令した上官ではない。

大儀はこちらにあるのだ。


「バッヘムの編隊接近してきます」


「こちらの戦闘機はどうした?」


「陸上基地より、フォッケバイン70機が出撃!」



「それだけか?」


ノイマンは不安に思った。

バッヘム相手では10倍の戦力が欲しい。

バッヘムは30機

しかし、数では上回っていても不安は拭えない。


「艦長」


ノイマンがアウルゲルミルの艦長を見た。


「はい」


艦長は頷く。


「主砲発射用意。ジェットエンジンをいつでも使えるようにしておけ」



「了解!」


せめて、一矢報いてやる。


ノイマンは窓から見える空を見上げて思った。










陸上基地から飛び立った1943年時のドイツ最強の戦闘機フォッケバイン70機はF16戦闘機をモデルに作られた戦闘機であった。

技術を積ませるためにドイツではフォッケウルフを作り、次にフライ・バイ・ワイヤーシステムを投入した戦闘機である。

日本の竜神と同様かそれ以上の性能を誇るこの戦闘機はアフリカ制圧により莫大な富を手に入れたドイツは大量に量産した。

何しろ、アフリカには金山や石油を始めとした金に物資やレアメタルの山である。

その位置からなにもかも分かっている以上、ドイツは金欠とは無縁の存在となっていた。



「まさかカイザー艦隊と戦うことになるとはな……」


フォッケバイン隊を率いるボイマン大尉は呟いた。

彼の率いるフォッケバイン隊は見事な編隊を組み、敵艦隊に向かっている。


インド制圧を任されているドイツ第7軍からのボイマン達への命令はバッヘムの撃破とカイザー艦隊殲滅である。


「無茶苦茶な命令を受けたものだな」


ボイマンがそんなことをつぶやいた時


「た、隊長」


「どうしたシュバルツ」


ボイマンは通信から聞こえた部下と通信すると返事はすぐに帰ってきた。


「な、なぜカイザー艦隊と戦わなければいけないんですか?」


不安そうなシュバルツは、まだ18歳の少年といっていい年である。

空に憧れて、ドイツ空軍に入り、才能もあってジェット戦闘機を与えられた。

余談だが、通常、ジェット戦闘機に乗るための教育時間は数年かかる。

しかし、戦時に数年など待っておられず最低限のことを教えられたら後は実戦でなれろという教育方であった。

幸い、相手はジェット戦闘機から見れば旧式ばかりのレシプロ機などでこの教育方でも問題は少なかった。

実戦は訓練より数倍身につく命懸けの授業なのである。

シュバルツもそんな教育方によりインド戦で実戦を積むために来た新米パイロットで実戦もこれが初めてである。

それが、よりによってバッヘムが相手とは運が悪いことこの上ない。


「シュバルツ、お前は戻れ! お前の腕では犬死にだ」


「し、しかしパイロットが足りてないのではないんですか?」


「確かにそうだが……」


カラチの陸上基地には300機近いジェット戦闘機が配備されているがバッヘム相手では十分とは言えない数である。

戦闘機は一機でも欲しいところだ。だが……


「駄目だ!やはり……」


その時、ボイマンの目に何かが移った。

「敵機来襲! 全機散会! レーダーに頼るな! バッヘムはレーダーに移らんぞ!シュバルツ!お前は俺のけつだけを追い掛けてこい!」


「は、はい!」


緊張したシュバルツの声を聞きながらボイマンはスロットルレバーを押して機体を加速させた。

耐Gスーツで軽減はされてるがGがボイマンにかかった。

レーダーに目をやるがバッヘムは移っていない。

ステルス機とは厄介な相手だ。


目視でバッヘムを見つけ、ロックオンするためにボイマンは集中した。

始めのすれ違い様の一撃は撃破する最初のチャンスでもある。


みるみるバッヘムが大きくなってくる。

ピーという電子音がボイマンの耳に響いた。

ロックオンした音である。

ジェット戦闘機のすれ違いというのは一瞬の出来事である。

「もらった!」


ボイマンはミサイルの発射ボタンを押し込んだ。

ひとつのミサイルがボイマン機から離れ、バッヘムへ向かい飛んでいく。

ほかの戦闘機も同様にミサイルを発射したようであり、ボイマンが狙った。

バッヘムは急降下に移った。


ピー


ボイマンの戦闘機に赤い警告ランプと警告音が響いた。


「ロックされたか!くそ!」


隊長機は他の機と見分けがつくように特殊な塗装がなされている。

ボイマンの場合は怪獣の口みたいなノーズアウトがかかれている。

別に、目立ちたい訳ではなく。

隊長機というのは乱戦になっても味方に存在を示す必要性があるからである。


「くっ!」


ボイマンはフレアを撒き散らしてミサイルを交わすと次の的を求めた。

見ると何機かは炎をあげて落下していくところであった。

バッヘムはいない。全てフォッケバインである。


「シュバルツ!シュバルツ!」


ボイマンは後ろについてるはずのシュバルツに呼び掛けた。

「た、隊長助けて!助けて下さい!ミサイルに狙われています!」


ボイマンが見るとなんとシュバルツはボイマンの後ろではなく前にいた。

乱戦になり、ボイマンの後ろから離れてしまったらしい。

そこに、バッヘムがシュバルツのフォッケバインの後ろについてるのがボイマンには見えた。


「待ってろ!今助けてやる!」


ボイマンは機体を加速させようとしたがバッヘムがミサイルを発射した。


「うわああああ!もうだめだ!助けて!助けて下さい隊長!隊長ぉ!死にたくない!死にたくない!助けてママぁ!」


「脱出しろ!シュバルツぅ!」


ボイマンが怒鳴った瞬間、シュバルツ機にミサイルが直撃した。

ぼっと炎が見えた瞬間、シュバルツの乗るフォッケバインは爆散した。



「シュバルツぅ!」


ボイマンはシュバルツが脱出したか確認したが空に彼の姿はなかった。


「くそ!裏切りものどもめ!」


ボイマンは怒りに任せてバッヘムを追い回した。

そして、彼は想うのだった。

なぜ、ドイツ人同士で殺しあわねばならんと……

しかし、その答えはこの空では出そうにない。



突如、ボイマンは殺気を感じた。

長年飛行機乗りをしてきた感で急降下した。


直後戦闘機が機銃を発射しながらボイマンのいた場所を通過した。

同時に戦闘機を視界に納めたボイマンは舌打ちした。


「黒い戦闘機……黒い悪魔……エーリッヒ・ハルトマンか!」


まさに、連合軍から見れば悪夢の象徴。その戦闘機、メッサーシュミットゼロを操る男に与えられた名前は黒い悪魔。

この世界においても破られることのない撃墜王はカラチ沖の空に現れた。

作者「フハハハハ!更新だ……ゲホゲホ…」



エリーゼ「力尽きる寸前ですね」


作者「うむ……そろそろ一週間に一度に戻るかもしれん」


エリーゼ「所詮あなたの努力などそんなものです」


作者「うるさい!頑張ってるんだぞ」


エリーゼ「そうですか」


作者「無表情キャラめ」


エリーゼ「うるさいですよ」


作者「おなじセリフなのになぜエリーゼ様の方が怖いのか……」


エリーゼ「あなたごときと同じにしないで下さい。私の価値が下がります」


作者「価値? エリーゼ様……いや、エリーゼに価値なんてあったっけ?どこかのお菓子と同じ名前のく……」


エリーゼ「罰です」


作者「待て!話しああおう! 人類みんな兄弟さ!」


エリーゼ「死になさい」


作者「うぎゃあああああ!」


ズドオオオオオオンキュイイイイイイン


エリーゼ「愚かな」

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