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第156話 圧倒

ザザザと波を蹴散らして北海道に迫る巡洋艦がいた。

『ニヴルへイム』、ドイツが未来よりの技術で作ったイージス艦であった。

もちろん、機材の問題もあり大量生産は不可能である。

姿は分かりやすく自衛隊にたとえるなら護衛艦の『こんごう』型に近い外観を持っていた。

垂直発射セルを備え後部には対潜用のヘリの甲板が備わっている。

前部には多くの自衛艦が備えているように単装速射砲が備わっていた。

巡洋艦というサイズゆえに機銃に当たる20ミリCIWSは4基しか備わっていなかった。


さて、ニヴルへイムがなぜ、単艦でこんなところに現れたのかといえば…


「本土防衛に今だレシプロ機を運用しているとはさすがは猿真似しか出来ない下等民族だな」


ニヴルへイム艦長ジークベルトはCICの薄暗い闇の中で言った。

彼の見るレーダーを見ると50機ほどの光がこちらに迫ってきている。

陸軍の一式陸攻や隼の編隊である。

ジェット戦闘機を前線に配備している日本軍ではあったがこのように攻め込まれてみれば弱いことは先日のフェンリルの襲撃によりあらわになってしまっていた。

対策を打とうにもアメリカとの決戦を控えるハワイの戦力を削るわけにはいかず、満州にもある程度の最新鋭の戦闘機や兵器は必要だ。

帝都は別として内地が旧式になってしまうのは致し方ないことであった。


「対空戦闘!方位3−2−0距離30キロに備え!127ミリ速射砲、後部VLS射撃用意!」


「目標軍β雷撃機20機!全目標攻撃準備完了!」


「よろしい」


部下の言葉を聞きジークベルトは頷いた。

敵航空戦力の壊滅がニヴルへイムに与えられた使命だった。






敵艦の出現にロシア連合の北海道上陸に備えていた基地航空隊は直ちに攻撃隊を出撃させた。

報告では巡洋艦が一隻とのことだった。

誰もが楽に沈められると思っていた。







雷撃機が雷撃態勢に入るのを隼で空から見ていた吉住は嫌な予感がしてならなかった。


(なぜ撃ってこない?)


敵艦はミサイルどころか主砲を撃とうともしない。

ロシア連合の裏にはドイツがいるはずでありミサイルの脅威はすでに兵士達に伝わっていた。


(あれはロシアの船なのか?)


巡洋艦がロシアなら旧式ならそうだ。

だが、彼は知らなかったがその巡洋艦は『村雨』とよく似た形であった。








「よし、突入進路を確保した」


雷撃隊の隊長がふっと口元を歪めて言った。

20機の一式陸攻が雷撃体制に入った。





「左対空戦闘、CIC指示の目標、撃ち方ぁ!始め」


「撃ち方ぁ始め!」


ニヴルへイムの127ミリ速射砲が雷撃隊へと向いた。








「死んでもらいます」


ニヴルへイムの艦魂ステラは眠そうな目で黒い2丁拳銃を構えた。

その目には一式陸攻が移されている。

そして、彼女はトリガーを引いた。









それを一式陸攻の兵たちは軽い気持ちでいた。

たかが1門の砲で何が出来ると…


ドン ドン ドン


ニヴルへイムから3射


「え?」


雷撃隊の隊長は始め何がおきたか分からなかった。

ただ、一瞬で3機が破壊された。

あの艦の主砲によって、ありえないと彼は思った。




ステラはジャコンと片方のカートリッジを返ながらもう片方の黒い銃でさらに6射


ドン ドン ドン ドン ドン ドン


ドガアアン ズガアアンと面白いように落ちていく一式陸攻。

127ミリ速射砲はレシプロ機ぐらいならこれぐらいの芸当が可能なのだ。

ミサイルを使うまでもない。


ジャコンとステラが銃に弾を装填し手に持持ち直した時には海面には一式陸攻の残骸が浮いていた。


「…次」


ステラは青い瞳を上空の隼に向けた。










「隊長!雷撃隊が!」


「!?」


吉住は目を見開いて黒煙が見える海上を見た。

雷撃隊が全滅…

艦爆は連れてきているがこれは…


「撤収するぞ!」


「しかし!」


部下が言うが吉住は無線に怒鳴り返した。


「馬鹿野朗!命令をき…」







ステラは隼に向けて黒い銃を2丁向けた。


「バン」


言葉と同時にVLSからミサイルが発射される。

それが日本の航空隊に当たったのは言うまでもないことだった。


全滅。

ニヴルへイムを攻撃した航空隊は全滅したのである。


「…」


眠そうな目で北海道がある方角を見る。


「眠いな…」


敵が来ないのでステラは拳銃を腰のホルスターに戻すと光に包まれて消えた。


兵士「艦長!支援艦隊に囲まれて安心です」

作者「ああ、しかしドッグ艦に入る時間はない。突撃を続けるのだ。ロケット艦隊が追われている間に」

兵士「はっ!」



感想とリンクしています。

感想で参加した戦いは後に小説にしたいと思いますが載せられるのが嫌な作者の方は申しでてください。

特に異論がなければ承諾と思います。

まあ、いつ書くかはまったくの未定です。


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