第123話 報われぬ想い
もはや並ぶもの無し
最強ドイツ艦隊…この先の世界に待つのはドイツによる絶望か…
従うものは寛大に…
逆らうもねには死という世界
「テネシー、ケフェス轟沈!」
(やはり勝てない…)
ゲイルは思った。
このまま突撃を続けてもあの正体の分からない兵器に破壊されるのが末路であろう。
だが、逃げることなどできはしない。
「!?」
その時、ゲイルは殺気を感じて思わず後ろを見た。
「どうかしましたかゲイル少将?」
参謀の1人が言うがゲイルは首を横に振った。
「いや…突撃を続けろ!」
「主砲発射準備よし!」
声を聞きながら艦橋に現れたカシオペアの艦魂サラは激しい憎しみをドイツ艦隊に抱いていた。
絶対に殺す!
ゲイルが感じたのは彼女がドイツ艦隊に向けるすさまじい憎悪だった。
「ファイア!」
ズドオオン
ケフェスを失ってもなおも突撃を続けるアメリカ艦隊
ゲイルはせめて一撃と思っていた。
ところが…
「敵艦隊より発光信号です!電文もあります」
報告に飛び込んできた兵の言葉を聞きゲイルは目を丸くした。
「なんだと!なんといっている!」
その兵士は紙を見ながら
「はっ!発光信号は降伏勧告です」
ざわと参謀達が騒ぎ出す。
ゲイルは何をばかなと思ったが…
「電文は?」
「はっ!読みます!諸君の健闘を心より賞賛する。その健闘に免じて降伏することを認めよう。モンタナ級2
隻と空母4隻、駆逐艦の半分をこちらに引渡し直ちにこの海域を去れです」
「ふざけるなぁ!誰が降伏などするものか!」
ゲイルは激怒して壁を力任せに殴りつけた。
この降伏勧告は圧倒的な優位に立つドイツ艦隊だから出来る勧告だった。
「司令!追加の電文が!」
ゲイルは兵士をぎろりとにらみつけた。
「ひっ!」
そのアメリカ兵はゲイルのあまりの剣幕に思わずひるんだがゲイルは低い声で言った。
「読め…」
「い、イエッサー!降伏すれば輸送船団に我が艦隊は一切手出しせず。また、身柄拘束も強要しない。距離1万を切る前に決断せよ。1万を切った場合降伏せずとみなさず輸送船団を含めた貴艦隊はバルムンクにより葬られるであろう。機動戦艦ラグナロク艦長ゲイル中将」
「バルムンクだと!なんだそれは!」
「バルムンクとはニーベルンゲンの歌に出てくる伝説の剣ですな。確かジークフリートの妻のクリームヒルトが…」
参謀の1人が話し出すがゲイルは首を横に振った。
「そんなことはどうでもいい!一体どうすればいいんだ…」
降伏か徹底抗戦か…
ゲイルに残された道は2つだった。
降伏すれば輸送船団と自分達が助かる。
だが、徹底抗戦すれば輸送船団を含めた艦隊は全滅である。
モンスター戦艦は容赦も情けもかけずに輸送船団を殺戮するだろう。
アメリカの兵士60万と戦艦2隻に空母4隻…
重い天秤であった。
なぜ敵艦隊を撃破し突破を図ることができないのだとゲイルは歯を食いしばった。
「司令…」
参謀の1人が静かにゲイルに声をかけた。
分かっているのだ。
どうすればいいのかなど…
ただ、誰も認めたくないので口に出さない。
ゲイルが言わねばならなかった。
「降伏する…機関停止…後方の空母を合流させ本艦及び艦隊を引き渡す…」
誰もが納得できない顔をしていた。
だが、文句は言うものはいない。
ただ1人を除いて…
「ふざけないで!私はリアの敵を撃つの!」
カシオペアの機関が停止していくのを感じながら激怒するサラは叫び続けた。
しかし、自らの力の源の機関が徐々に消えていくををサラは感じて叫び続けた。
艦魂である彼女には砲一つ動かすことはできないのだ…
自分の体であるのに…
「嫌だ!嫌!嫌!戦わせて!戦わせてよ!いやああああ!」
声は届くことなく1部のにしか聞こえない絶望の声はカシオペアの艦橋に響き渡った。
戦後カシオペアに乗っていた1人の兵がこう証言している。
「艦橋から女の声の叫び声を聞いた。あれはカシオペアの艦魂という存在がドイツに引き渡されるのを嫌がっていたのではないかな?リアの敵を討つんだ!戦わせて!戦わせてよう!という悲痛な叫び声が今でもはっきりと耳に聞こえるよ…さぞかし無念だったんだろう」
戦艦 カシオペア、ペルセウス
空母 アルタイル カペラ リゲル ペテルギウス
これだけの戦力がドイツに引き渡され降伏は成立した。
ゲイル少将達は約束通り駆逐艦に乗り移り海域を輸送船団と共に離脱した。
この戦いで唯一のよかったことといえばドイツに護衛空母や駆逐艦を動かせるだけの人数がいなかったことだろう。
そうでなければ全て分捕られていたかも知れないのだ。
いや、その方が彼女達のとっては…
作者「ぐわあああ!」
ズドオオオオオオン
AI「戦艦天空轟沈!残存艦は本艦のみです!」
フィリア「アハハハ!この程度なの作者!」
作者「く、くそう!アメリカ艦隊を救うために派遣した艦隊が…」
エリーゼ「ちなみに後書きのみの設定です」
作者「こうなったら拡散波動砲発射用意!」
エリーゼ「高エネルギー反応がありますね」
フィリア「」アハハハハ!打ち砕くのみよ!プラズマ波動砲発射用意!
作者「撃てえ!」
フィリア「滅びなさい作者!」
激突し砕けちる拡散波動砲
作者「む、無念!うわあああ!」
戦艦草薙轟沈
フィリア「キャハハハハハ!私達に逆らえるものはいないのよ!覚悟しなさいジャップにアメリカ人ども!そして中国!中国人共はお得意の逃げ回る戦法しかとれない腰抜け共! 降伏しないなら原子爆弾完成後中国本土に原爆の雨を降らせてあげるわ!アハハハハ!」
AI「世界は…」
ズドオオオオオオン