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作者: Madder

もしも、あなたの目の前に糸があったらどうしますか?

朝起きて窓を開けると糸が垂れていた。

男は自分が寝ぼけているのかと思ったが確実に糸は垂れていた。

どうやら糸は上の部屋の窓から垂れているらしい。


「この糸邪魔だな…引っ張ってみるか?」


男は糸を引き始めた。

だが、引けど引けど糸は力なく伸びるばかりである。

男はこの糸がどれだけあるのか不思議に思い興味を持った。


「よーし、この糸の端っこを見てやる。」


糸を引っ張りに引っ張る。そのとき糸が何かに引っかかったかのようにピーンと張った。


「ん?糸が何かに引っかかったようだな?なかなか取れない。も少ししっかり引っ張るか?」


その時上の部屋から小さく声が聞こえた。


「イタタタ…」


男はビックリし、うしろによろめいた!その時、糸が男の袖のボタンに引っかかり…


スポーーーン


と糸が抜けた。


糸が抜けた上の部屋では、一人の男が頬をさすりながら呟いた。


「アイタタ…糸を長くしたら勢いで歯がすぐ抜けると思ったんだが…うまくいかねぇな…少々いてぇ思いをしたがお金は空いた、儲けもんだな。ヒヒッ…」


下の階の窓には糸につながった歯が力なくぶら下がっていた。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この話では歯でしたが、もしもあなたが糸につけるなら何をつけますか?

私は絵でもつけますね。

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― 新着の感想 ―
[一言] 最初は、シリアスな感じかな?と思いました。 ですがいざ拝読してみると、あれれ?という感じになりまして、最後は思わず笑ってしまいました。 こういう流れの作品も、なかなか面白いですね! 話を上手…
2016/11/04 12:11 退会済み
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