買い出しは事件の後で?1
迷走しそう
「まあそんなことがさっきあってだ………」
「ふうん………紅い魔女っていたんだ………」
今話している男はロイと言って俺の僅かな友人だ、俺が失業した時妹たちの世話をしてくれると言った優しい友人だ
「そりゃあいなきゃ噂なんて………」
「あ、居たんですか」
「居たんですかじゃないでしょ!」
「………以外と小さいな………」
この人、160も無いんじゃ………
「小さい!?」
「「自覚してなかったんかい!」」
「………で、鍋買ってきてって言われたけどもどういうの買えばいいの?」
「………ああ………すまんロイ、また今度な!」
「はいよ」
やっぱりいいやつだ
「………この鍋とこの鍋とあの鍋と土鍋ください」
とりあえず圧力鍋と土鍋と中華鍋と大きめの鍋があればいいか、二人だし
「はい、65000Gですね」
「はい、きっちりのはずよ」
「毎度あり!」
「………包丁とかも買わないと………あと砥石………」
「まだ買うの!?」
「むしろこれで終わりと思える方がおかしいですよ………」
やっぱりこの人天然だ………
「キャー!」
「「!?」」
ダダダッ!
「速っ!」
あの見た目からしたら速いよ………てか鍋買いすぎた………