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紅い魔女と料理人  作者: ロロナ
回想
3/9

とりあえずのフレンチトースト

料理回?

『………で、キッチンは………』


『あっちよ』


素っ気なく指差すミュート


『………料理してませんよねこれ』


『………バレたか』


そこにはボウルと生卵と氷水に浸けてある牛乳瓶と食パンと砂糖の袋とフライパンぐらいしかない貧弱なキッチンがあった………


『………とりあえずこれだけあればフレンチトーストが作れますね………食べたら買い出しに行きましょう………』


『はぁい………』


なんなんだこの年齢がいかんせんわからない答え方は………


とにかくまずボウルを洗い水気を拭き取り卵と牛乳と砂糖を混ぜる。

そして切った食パン(切る道具は刃こぼれしてる包丁しかなかった)を浸けてしばらく待つ、その間にコンソメがあったのでコンソメスープでも作るか………


『………スッゴい手際いい………』


だから料理人だっての!


さて、とりあえずスープは出来たので一杯飲む

これしないと腹がもたない

さてさて、上手い具合に食パンに汁が染み込んだようだ、早速焼こう


『………飲んじゃだめ?』


『駄目です』


『………』


なんなんだよ………

あっやべ焦げそう


………まあ少し焦げたけど失敗ではない

フレンチトーストとコンソメスープの完成だ


『………で、どこが食卓で………』


『あそこよ』


………何処かの応接室みたいなソファと椅子の場所で食うのか………


まあ運ぶか


『♪』


楽しそうだなおい


『まあ………食べましょうか、腹がもたないし』


『なにその言葉』


『………いただきましょう』


『そうね』


サクッ


『あまーい!』


そりゃあフレンチトーストですもん


簡素だか楽しそうな食事はかなり続いた………



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