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114話 光に包まれたっぽい

1話と同じ更新日!

時間も合わせたかったけど間に合わなかったごめんね!



「神……俺が神様ねぇ……」


 樹との激闘の末、『真神』となった強斎は崩壊した世界に浮いていた。


「俺の知ってる物語とかだと……あ、いや、仲間キャラが神になって戻ってくる話とかぱっと思いつかねぇぞ……記憶なら戻ってるけど」


 そう、あれだけ盛大な話をしておいて『記憶』の方は割と簡単に戻ったのだ。

 理由はとても簡単で、樹が使った『時間逆行』を更に『逆行』させ、その体験を自分に刻み込んだのである。


「あれだな、完全に消えるとかじゃなくて忘れてたものを思い出したみたいな……。あいつ(樹)の言ってたこととちょっと違うぞ……」


 強斎は大きくため息を吐き、樹の『時間逆行』に細工を仕掛ける。


「ミーシャ、レイア、ルナ……そして、ゼロ。二年ぐらいしかない付き合いだったが……だいぶお前たちに救われたよ。今の俺にできるお礼といえば、お前たちが奴隷にならないようにするぐらいしかできんが……勘弁な」


 強斎は世界を改変す――――

 が、それはできなかった!


「え、ちょっ、俺自身の能力って俺の改変する力まで打ち消すのか!? やべっ、このままじゃ中途半端に世界の構築が――――」


 そして、世界は光に包まれる。


………

……


「うぅ……こ、ここは……?」

「勇志! 起きたのね!」

「……澪?」


 どこか見覚えのある部屋で目を覚ました勇志。

 頭を軽く振って上半身だけを起こし、辺りを軽く見渡す。


「……」


 造りからしてドレット王国の城内であるはずなのだが、この部屋がどこにあったのか、勇志はいまいち思い出せないでいた。


「大地と鈴は……?」

「大丈夫……と言っていいのかわからないけど、勇志の後ろで寝ているよ」


 澪の言われたとおり後ろを振り向くとちゃんと二人はいた。


「呼吸は安定しているね。一応ステータスを確認しておこうか」

「あー……そうだね。確認するの忘れてた」


 二人は多少なりとも気が動転していたのだろう。

 自分たちの服装が――――制服だということにも気がつかないほどに。



ユウシ・スズキ


LV1


HP 1000/1000

MP 1000/1000

STR 100

DEX 100

VIT 100

INT 100

AGI 100

MND 100

LUK 100

スキル

言葉理解

超解析

聖騎士

剣術LV10

状態異常耐性LV5

火属性LV3

水属性LV3

土属性LV3

風属性LV3

光属性LV5

闇属性LV3

HP自動回復速度上昇LV3

MP自動回復速度上昇LV3

限界突破


属性

火・水・土・風・光・闇




ミオ・トウヤ


LV1


HP 750/750

MP 1300/1300

STR 70

DEX 100

VIT 75

INT 150

AGI 120

MND 130

LUK 100


スキル

言葉理解

超解析

回復特化

付属魔術

料理LV7

作法LV4

僧侶Lv5

ヒール・ハイヒール・エリアヒール・ヒールライト・リジェネ

状態異常耐性LV6

HP自動回復速度上昇LV3

MP自動回復速度上昇LV4


属性

回復特化ユニーク

付属魔術ユニーク




ダイチ・タカミ


LV1


HP 1200/1200

MP 800/800

STR 120

DEX 90

VIT 120

INT 80

AGI 80

MND 80

LUK 100


スキル

言葉理解

超解析

盾LV8

大盾LV5

大槌LV5

剣術LV8

刀LV5

状態異常耐性LV5

火属性LV2

土属性LV2

光属性LV4

HP自動回復速度上昇LV4


属性

火・土・光





リン・ハネダ


LV1


HP 800/800

MP 1200/1200

STR 70

DEX 120

VIT 80

INT 120

AGI 90

MND 120

LUK 100


スキル

言葉理解

超解析

作法LV3

体術LV3

状態異常耐性LV5

火属性LV5

水属性LV5

光属性LV5

闇属性LV5

MP自動回復速度上昇LV5

魔術攻撃力上昇LV5


属性

火・水・光・闇



「「!?」」


 二人は驚愕のあまりステータスを何度も確認する。

 今までステータスを多少干渉する出来事はあった。

 だが、ここまでぶっ飛んでいるのは当然ながら初めてである。


「えっ……え? なんで? どうして?」

「……一度落ち着こう。先ずは原因を……原因?」


 こうなった原因を探ろうとするが、ここで信じられないことに思い当たる。


「……澪。僕たちが意識を失う前、何をしていたか覚えているかい?」

「何を……? 学校で弁当を――――あれ?」


 そう。覚えていないのだ。

 異世界に来てからのこと、全てを。


「ステータスやとかを含む常識的な事は覚えている。だけど……」

「どこで何があったかは思い出せない……か。中途半端な記憶喪失ってところ?」

「記憶喪失、というより『夢』といったところかな? 意識を失う前の出来事は全部『夢』だった……みたいな」

「――――それはありえないな」


 勇志の考えを頭ごなしに否定する声が背後から聞こえる。


「大地……起きたのか」

「ああ、多分。鈴も起きるぞ……すぐにな」


 と、ほんの数秒後、鈴が覚醒した。


「わーお、流石カップル」

「茶化すんじゃない。俺は確信をもって言っただけだ」

「確信……大地は何か知っているのかい?」


 澪の茶化しを軽くいなし、勇志の言葉にゆっくり頷いた。


「お前たち、自分たちの服が制服だってことに何の違和感も抱いていないだろう」

「え? あっ!」

「……まぁ、これはお前たちがただ鈍臭いだけだと思うが」


 大地は辺りを見渡し、扉を見つけ凝視する。


「俺の『記憶』が正しければ……もうすぐ来る」

「来る……? っ!!」


 勇志はここで大地の言いたいことがわかったようだ。

 澪が何かと問う瞬間……扉が開いた。


「失礼します」


 メイドさんだ。

 ドレット城には大勢のメイドさんが働いている。

 ここに来ても何の問題もない……問題があるのは――――。


「言葉、通じるでしょうか?」


 勇志がゆっくりと頷く。


「私はヴェレスお嬢様に仕えるメイドです。今置かれている状況を詳しく説明しますので、ご同行いただけますか?」


問題があるのは、この世界そのものだ。

 この世界は――――やり直された。




「なん……で? なんで?」

「……澪?」


 メイドの言葉により状況を理解してしまった澪は、足の力が抜け、崩れ落ちてしまった。


 そんな澪を見てメイドが声をかけようとするが……。


「なんで!! なんでなんでなんでなんでなんで!? 戻った……の? なんで戻るの!? こんな! こんな中途半端な形で!! なんで戻ったの!!」

「お、落ち着いて――――」

「落ち着いていられるわけないじゃない!! だって、いないのよ!? 戻るならいるはずの――――


――――強斎が!!」


 この言葉で思い出す・・・・


「……ああ、本当に中途半端だ」


 勇志は大地とアイコンタクトをとり、状況を進める。


「……鈴」

「ふぇ?」

「澪をよろしく頼む」


 未だ何が起きているのか把握できていない鈴に、大地が頼みごとをする。


「メイドさん。ごめんね。ちょっと仲間が錯乱しちゃって……とりあえず僕たち二人でいいかな?」

「は、はい。えっと……お仲間は大丈夫なのでしょうか?」

「異世界に召喚されたんだ。こういうこともあるさ。さぁ、行こうか」

「まぁ……確かに非常識ですし……? あれ? 私、異世界召喚って言いましたっけ……? って、先に行っちゃうんですか!?」


 勇志と大地は足を進める。

 記憶がなくとも、感覚が覚えていた。

 そして、この状況になった原因も……何となくわかっていた。


(強斎……これは少し……やりすぎかな)


 自然と拳に力が入る勇志。


(強斎は鈍感だから気がつかないんだろうね。澪が君に寄せている思いを……)


 何も言わずに着いて行く大地。


(僕はヴェレスと結ばれた。大地は鈴と結ばれた……じゃあ、澪は?)


 慌てて勇志を追いかけるメイド。


(ああ、大地の言うとおりだ。あれは『夢』なんかじゃない……思い出したよ……あの日々を)


 ヴェレスの部屋の前で勇志は立ち止まる。


(澪はずっと頑張ってきた。強斎が死んだんじゃないかとくじけながらも……ずっと、ずっとね)


「あの……確かにそこはヴェレス様の部屋ですが……今はそこには……」

「……そう、ありがとう」


(強斎は知っているだろう? 澪の境遇を……強そうだけど、それが見栄だということに……だけど、それがついに崩れた)


 勇志の目の前には巨大な扉。もう見慣れた扉だ。


(友達のあんな姿を見るのはもう勘弁して欲しいね……奴隷? 資格? そんなものは澪の前には関係ないと思うよ……?)


「えっと……では、こちらへ――――」


 扉がゆっくりと開く。

 目の前にはホルス・ドレット……だが、勇志は知っている。

 近くにヴェレスがいることに。


「おお、君たちが――――「ヴェレス!!」」


 突然勇志が王女の名前を呼んだことに、周りの兵士は警戒を強める。

 勿論、ホルスもだ。

 だが、勇志は止まらない。


「僕はもう決めたよ。僕は――――」


 魔力の流れを感じる。

 兵士たちが勇志に向けているのもあるが、そんなものとは比べ物にはならない濃密な魔力。

 須臾よりも早く、最初からそこにいたのでは? と勘違いしてしまう奇跡の力。

 勇志の数歩先に、その奇跡を自在に操る存在が微笑んでいる。

 時を止める魔術師――――ヴェレス・ドレットだ。


「……ユウシさん。何を決めたのですか?」


 ヴェレスは微笑みを崩さない。

 周りの唖然とした空気等知らぬ顔で勇志を見つめている。

 そんなヴェレスに勇志も思わず笑ってしまう。


「ああ、僕は――――神(強斎)をぶん殴りに行くよ!」



書いてて思ったんですが、システム若干変わってる気がする…

それに色々忘れてる…ガイド見直さなきゃ

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