#96 エピローグ
皆さん、こんにちは!アオです!
ここまで読んでくださった皆様なら気づいていると思いますが
とうとう最終回となっています!
それでは最終回も「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をお楽しみください!
現実世界に戻った俺は充実した大学生活を送るため積極的に話かけに行った。
最初はみんな"お前、そんなに話すキャラだったけ?"という雰囲気を
出されていたがそれに怖気ずに話しかけて行った。
するとそれをみんなが受け入れてくれたようで仲の良い友達とは
講義の後、飲食店などで寄り道するようになった。
アニメで見ていたような大学生活だ。俺にもかなうんだ。
そしてそれとは別に新たな趣味を初めて見た。それは小説投稿だ。
一応前から読専にはなっていたアカウントで執筆作業を開始した。
内容は"異世界転生"でこれまで俺の身に合ったことを少し改変しながら
小説を書いていった。小説なんて生まれて初めて書くので何を
どうすればよいのか戸惑っていたがなんとそれが当たりを引いたようで
週間ランキングで20位にランクインした。
小説を執筆していることは大学の友達には話していない。
話す必要もないし向こうも返事に困るだろう。
そして日に日に増えていく読者数を見ながら前の生活よりも圧倒的に
充実している感じがした。友達からも"お前の印象かなり変わったわ"と
言われることが度々あった。またサークルにも途中加入し
前の自分が見たらかなり驚くぐらい変わっていた。
これも全てあの異世界転生があった影響だ。
なんだかんだであの異世界転生は悪い出来事ではなかったようだ。
そして小説を執筆しながら充実した大学生活を送って数か月後……
寝る前に小説を確認するとたまに付く"感想"があった。
俺はドキドキした気持ちでその感想を読み始める。
そこには驚きの内容が書かれていた。
"最近作品を読み始めた者です。もし気のせいでないなら返信してくれると
助かるのですが実は私もこの小説とほぼ同じことを体験しました。
間違いだったらすみませんがよろしくお願いします サールズ"
最後の"サールズ"という名前を見て眠気が一気に吹き飛んだ。
この感想が書かれたのは数分前……もしかしたら今サールズさんが
この作品を見ているのかもしれない。そう思った俺はすぐさま返信を送る。
"ありがとうございます。ここではあれですのでDMの方へお願いします"
震える手でそう返信を打つのがやっとだった。
そして二分後……俺のアカウントのDMに"サールズ"からメッセージがあった。
興奮気味の俺はすぐさまサールズさんに返信を行う。
そしてさらに二分後、再び"サールズ"からのメッセージが届く。
その内容を読むとやっぱりサールズさんで間違いないようだった。
それから話はトントン拍子で進み来週末にカフェで会うことになった。
どうやらサールズさんも俺が住んでいる県に住んでいるようで会えるらしい。
現実世界で初めて会うサールズさんに胸を躍らせながらその日を待った。
その一週間、友達から"なんだかそわそわしているけど大丈夫?"と声を
かけられていた。それくらい感情が表に出てしまっていた。
そしてとうとう当日。最寄り駅から電車に乗ること三十分……
集合場所のカフェの最寄り駅にたどり着いた。
カフェに先に着いたのは俺の方だったようでそのまま二人席に通された。
待つこと数分後……集合時刻きっかりに一人の高校生くらいの背丈の
男の子が来た。もしやと思っているとその人は店員さんに何かを話している。
すると、その店員さんとともに俺が座っている席の方へ向かってきた。
その後、店員さんは一礼して去って行った。
サールズ「改めまして壮太さんお久しぶりです」
俺「久しぶり、サールズさん。年齢が逆転しているから異世界とは
全然サールズさんの印象が変わるね」
サールズ「ですね。それにしても驚きました。壮太さんがあの出来事の
小説を書いていることに」
俺「敬語はなしでいいよ。異世界であれだけ話したんだから。
まあ実は言うと異世界転生のおかげで今、かなり充実した生活を
送れているんだけどね。本当に貴重な体験だったよ」
サールズ「そうなんだ……俺の方は受験勉強で大忙しだよ」
そう言えば異世界で話していたけどサールズさんはまだ中学生だったな。
俺「でも中学生であんな体験をして冷静にいられるなんてすごいな」
サールズ「褒められたもんじゃないですよ。前にも言った通り昔は
かなりやんちゃをしていたものですから」
その話を聞いて俺は笑い、注文を取る。
料理が届いて俺たちは談笑に花を咲かせる。今の状態、異世界転生前と
何が変わったかなどなど……本当にあっという間に時間が過ぎて行った。
最後に連絡先を交換した俺たちはカフェを後にして分かれた。
帰りの電車の中でこれまでのことを振り返る……生まれて19年間
親戚や父さんなどを亡くしたりして自分の運が相当悪いことは知っていた。
そして異世界転生をして気が付いたことだが、なんだかんだで運が悪くても
何とかなるということだ。それに異世界転生は俺の生活を変えるきっかけにも
なってくれた。もちろん最初は戸惑ったけど結果的には良く終われた。
こうして運の悪い俺の異世界転生は幕を閉じた。
読んでいただきありがとうございました!
とうとうこの作品も完結となりました!
約三カ月にわたる長編小説にお付き合いいただき本当にありがとうございました!
日に日に増えていくPV数を見ているとうれしくてたまりませんでした。
次回はまた現実恋愛を書こうと思っているのでそちらの方も読んでみてください!
それでは次回作でお会いしましょう!アオでした~!




