#90 決戦の魔王
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
バーティさんがいきなり攻撃を始めるが魔王はすぐにバーティさんを突き返した。
バーティ「うっ……っ゛……キュア」
声にならない悲鳴をあげながらも回復呪文を唱えている。
魔王「フハハハッ。その程度の攻撃では通じるはずがないだろう」
魔王が不敵に笑いながら何も言わずに呪文が飛んでくる。
これまでは呪文の名前を聞いていた避けれていたが本当に何もなかったので
避けることができず俺たちはダメージを食らう。
サールズ「っ!?無詠唱魔法だと!?」
バーティ「っ……さすがの魔王と言ったところだな……」
バーティさんが少し余裕な笑みで言ったが目が笑っていなかった。
またもや何も言わずに魔王からの攻撃が繰り出される。
これでは全く何もできない……どうしたらいいのだろうか……
するとバーティさんの仲間が何かぶつぶつ言い始める。
バーティ「……ああわかった。壮太少しでいいから彼女に攻撃が絶対に
当たらないようにしてくれないか?」
俺「わかりました。絶対防御改!」
バーティ「そのままでよろしく!よしっサールズ俺たちは攻撃をするぞ」
サールズ「了解だ。ステータスオープン!ビッグサンダー!」
バーティ「オールアトリビュートヒット!大蛇斬!」
サールズさんとバーティさんが同時に呪文を唱えると見事に魔王にヒットする。
サールズ「しかし魔王の体力が多くてあまり減っていないぞ!」
バーティ「厄介だな……危ない!」
俺「絶対防御改!」
バーティさんに言われた通り仲間を守るために俺はずっと防御呪文を唱える。
俺「絶対防御改!絶対防御改!」
サールズ「ビッグサンダー!ビッグサンダー!」
魔王「ヒール!」
そして魔王が詠唱したかと思ったら体力を回復されてしまった。
俺「っ!?まさか回復呪文まで唱えれるなんて!っ……絶対防御改!」
そして数秒後……合計五回絶対防御を唱えてバーティさんの仲間を守った。
するとバーティさんの仲間がぶつぶつお経のようなものを唱えていたが
それを突然やめていきなり"呪文封じ"と叫ぶ。
魔王「なっ!?」
その言葉を聞いて魔王は少し隙を見せる。そのとたんに
サールズさんとバーティさんはさらに攻撃を仕掛ける。
そしてバーティさんの仲間から放たれた魔法陣のようなものはゆっくりと
魔王へ進んでいく。進む度に魔王の余裕の笑みがなくなっていくのがわかった。
魔王と魔法陣が重なったタイミングで"ハッ"という掛け声があり
白い光が魔王を包み込んだ。そのまぶしさに思わず目をつむる俺たち。
そして目を開けたときには何も変わっていなかった。
しかしいくら待っても魔王からの攻撃がされない。
バーティ「でかした!後は俺たちが一方的に蹂躙できるぜ!
オールアトリビュートヒット!大蛇斬!」
サールズ「よくわからないが攻撃されたないならこっちのものだ!
ビッグサンダー!ビッグサンダー!デス光線!」
俺「馬鹿力!ギガオールアトリビュートヒット!」
サールズさんと同じで俺もよくわかっていないがひたすらに攻撃呪文を
打ち続ける。それなのに何もせずこちらを見ている魔王。
バーティ「今彼女がやってくれたのは"呪文封じ"だ……この世界において
呪文は必要不可欠だ。こうやってモンスターと戦うときは
もちろん様々な場面で呪文が必要になることがある。
そして全ての呪文の中でも最強と言われているのが呪文封じだ。
必要不可欠な呪文が封じられたら何もできないだろう」
俺「確かに……だから魔王は攻撃することができないんですね」
バーティ「ああそういうことだ」
無詠唱でも詠唱でも呪文なのは変わらない。その呪文を封じることが
できる呪文が"呪文封じ"……確かに最強と言ってもいいだろう。
サールズ「そういうことか!じゃあ今がチャンスだな!オーラ展開!デス光線!」
バーティ「オールアトリビュートヒット!大蛇斬!」
俺「ギガオールアトリビュートヒット!」
俺たちが攻撃を続けていると後ろの方から声援が聞こえてくる。
ちらりと後ろを振り返ると壁をはさんだ向こう側で応援をしてくれている冒険者。
何もできない彼らなりの応援だろう。ありがとう、しっかり受け取った。
サールズ「ちっ……しぶとい体力を持っているな……デス光線!」
少し前までは少し躊躇していたデス光線を容赦なくぶっ放すサールズさん。
その光景に少しだけ微笑んでサールズさんたちに続いて攻撃をする。
するといきなり魔王が"ヒール"と詠唱し体力を回復する。
バーティ「っ……ここまでか……でもだいぶ体力を削ったはずだ。
このまま追い込んでいくぞ!」
俺・サールズ「はい!」
俺たちの声が重なりさっきよりも攻撃が激しくなっていく。
魔王「よくも私をここまで追い詰めたな……」
そう魔王が言うと俺たちの方にまがまがしいオーラを放った巨大な炎の球が
飛んでくる。その大きさからよけることができずダメージを受けてしまう。
バーティ「キュア!キュア!キュア!」
サールズ「もう少しで倒せるぞ!いくぞ!」
俺「ギガオールアトリビュートヒット!」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




