#89 VS魔王
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
俺は全体に防御できる呪文をかけさっきの戦闘で入手した
ギガオールアトリビュートヒットを使いながら攻撃を繰り返す。
後ろからも攻撃呪文の名前や回復呪文の名前、補助呪文の名前などが
聞こえてくる。それだけみんなが協力して戦っているのだ。
サールズ「っ……数が多いな……ビッグサンダー!」
サールズさんはそう言いながら数が多いなりに対処している。
俺「でも少しずつですが減ってきていますよ!」
魔王「フフフッ。面白くなってきたじゃないか!もっと楽しませてくれよ!」
魔王がそういうと戦ってきた雑魚モンスターの体が大きくなった。
俺「巨大化した!?攻撃をよけるのが厳しい……」
とくに全体攻撃に関しては助っ人として来てくれた冒険者たちを含め
全員がダメージを食らう惨事になってしまっている。
サールズ「キュア!キュア!ビッグサンダー!」
回復呪文をはさみながら攻撃を繰り出すサールズさんの声が聞こえる。
周りを見ると倒れている冒険者も増えてきた。
しかしそれと同時に向こう側のモンスターの数も徐々に減っている。
向こう側と違ってこっちは蘇生呪文が使える強力な人もいるため
数では引き分けかもしれないが全然こちらの優勢となっている。
バーティ「大蛇斬!」
数々の攻撃呪文が聞こえる中バーティさんのその声が響く。
魔王「フフフッ。面白いじゃないか!ただこれに耐えることができるかな?
デスフィールドプラス!」
なんだか嫌な名前の呪文を魔王が唱えると俺たちの位置より後ろ側の方で
悲鳴が聞こえる。その悲鳴で一斉に俺たちが後ろを振り返ると
一気に数人という数の冒険者が倒れていた。
俺「えっ!?たった一回のフィールド効果であんな状況に!?」
魔王「ハハハッ。まだまだいくぞ、デスフィールドプラス!」
再び魔王がその呪文を唱えると今度は俺たちがいる右側で悲鳴が聞こえる。
そして数人の冒険者が倒れたところには紫色のドクロマークがあった。
サールズ「……まさかこのフィールドに触れるだけで死ぬのか!?」
サールズさんの怖い考察に思わず身震いをして攻撃の手を休める。
バーティ「っ……しかも場所はランダムのようだな。蘇生呪文が使える
冒険者は急いで倒れている冒険者を蘇生させてくれ!」
バーティさんが残っている冒険者に指示すると数人の冒険者が
一気に移動して蘇生呪文を繰り出す。
しかし明らかに蘇生呪文を使える冒険者の数が減っていた……
さっきのフィールドの効果によって蘇生呪文を使える人が倒れている
可能性があるのだ……だいぶまずい状況だな……
サールズ「くそっ……とりあえず俺たちはひたすらに攻撃を繰り返すしかない」
俺「ですね!ギガオールアトリビュートヒット!絶対防御改!」
再び攻撃を開始しながらも俺は絶対防御改を唱える。
これで一回でも死ぬのが遅れればよいのだが……
そう願いながらもサールズさんとともに攻撃を繰り返す。
後ろをちらりと振り返ると蘇生呪文が使える冒険者のおかげで
数人の冒険者が復活しているのが見えた。
バーティ「オールアトリビュートヒット!キュア!」
俺「馬鹿力!ギガオールアトリビュートヒット!」
魔王を倒す一心で俺たちはただひたすらに攻撃を繰り返す。
そして数分後……魔王が召喚した雑魚モンスターからの猛攻を必死に
耐えて何とか数体というところまでモンスターの数を減らすことができた。
サールズ「もう少しで魔王のところまで行けるぞ!」
サールズさんが後ろにいる冒険者たちに伝えると"おぉ~!"という声が聞こえる。
やっぱり団結している感じがして強敵と戦うのも楽しいな。
魔王「フフフッ。よくここまでモンスターの数を減らすことができたな……
デスフィールドプラス!」
魔王の恐怖が再来する。もちろん避けることなんてできず数人の冒険者たちが
後ろで倒れているのが見えた。しかしさっきまでとは違い蘇生を使える
冒険者が復活しているのだ。ものの数分で立て直すことができるだろう。
サールズ「ビッグサンダー!ビッグサンダー!」
サールズさんが"ビッグサンダー"を連続で放って見事残りの二体の
雑魚モンスターを倒していた。そのとたん周りから歓声が沸いた。
そしてお互いに抱き合っている冒険者もいた。まるで魔王を倒したかのように。
魔王「よくこれだけのモンスターを倒すことができたな。
それについては、誉めてやろう……ただこの私と対決したとき滅びるだろう。
それじゃあ始めようか。ビッグバリア起動!」
魔王がそんなことを言うと後ろにいた冒険者たちと俺たちで分断される。
俺「!?何をした!?」
魔王「見て分かる通りお前たちとその仲間を切り離した。
お前たち自身の力で私を倒してみなさい。それが出来なければお前たちは
この仲間とともに滅びる運命だということだ」
サールズ「卑怯な真似を……」
魔王「いくらでも言うがよい。どうせ仲間がいないと何もできないのだから」
その挑発にサールズさんが乗っかり予告もなしに魔王へ攻撃を繰り出す。
俺「サールズさん!」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




