#88 魔王とその仲間たち
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
俺「はい。それが俺の身に起こったこと全てです」
バーティ「それでガチャというのは?」
俺「えっと……バーティさんたちには俺たちが異世界から来たという
ことは伝えたと思います。そしてここへ来る間にあったとある人から
もらったこの腕時計で全ての現在の情報……ステータスなどを見ることが
できるのですがその中に"ガチャ"と言ってランダムで武器や防具アイテム
などを獲得できるものがあるんです」
バーティ「……そんなものがあるのか」
俺「はい。しかしご存じの通り俺の運のステータスはマイナス……
そしてこのガチャではステータスの数値が補正としてかかるのです」
バーティ「それでいつもマイナスだった運がプラスになったから利用して
強い武器や防具、アイテムを入手したということか?」
俺「はいその通りです」
バーティ「……すごいな。数秒の間でこれだけ強くなってしまうのだから」
バーティさんは俺の話を聞いてすっかり"ガチャ"という要素に関心を示していた。
俺「まあ、とはいっても俺がこの状況になれたのはあの部屋の効果のおかげです」
バーティ「まさか四天王もこんなに強くなられるとは思わなかっただろうな」
俺たちがそう話していると先ほどまで倒れていた冒険者が徐々に起き上がり
"ん?俺たちは何をしていたんだ?"や"ここはどこだ?"などの戸惑いの声が
上がる。それをサールズさんがまとめて一度体制を整える。
サールズ「皆さん、いよいよ最後のボス……魔王との対決です」
サールズさんがそういったとたん場に張り詰めた空気が漂う。
バーティ「もちろんここから魔王のところまで行くのに様々な罠やモンスターが
登場すると思うがそいつらにも気を付けていくぞ!」
バーティさんが続けて言うと"お~!"と意気込んだ空気に変わる。
そして俺たちを先頭に魔王がいる場所へと進んでいく。
俺「さっきの部屋を抜けてから一気に空気が変わった感じがしますね」
サールズ「だな。本当に最終ボスである魔王が近い感じがする」
サールズさんの言葉に俺はうなずいて緊張した様子で廊下を奥へ奥へと
進んでいく……するといきなりモンスターが現れた。
サールズ「ビッグサンダー!」
バーティ「オールアトリビュートヒット!」
二人が一斉に攻撃呪文を当てヒットするとモンスターは弱った様子になった。
俺「ファイア&ブリザードA!」
そのモンスターにとどめの一撃を放って終わらせた。
サールズ「……すぐにわかるくらいモンスターが強くなっているな……」
バーティ「ああ。雑魚モンスターですら油断がならんぞ」
より一層空気が張り詰めたような気がした。
その後も少し進むと体力の多いモンスターが次々と出てくる。
後ろの方でも戦っている音が聞こえてくる。
俺「この廊下に入ってから一気にモンスターの数が多くなりましたね」
サールズ「それだけ魔王のところに近づいてるということだろう」
そして奥へ進むとこれまでとは比べほどにならないくらいの大きな扉が
俺たちの前にあった。複数人では開かないような大きさだ。
バーティ「冒険者の皆さんこの扉を開けるのを手伝ってください!」
バーティさんがそう呼びかけると後ろにいた冒険者の人たちが一気に
移動して扉を引き始める。すると徐々にだが扉が開き始めた。
バーティ「もう少しです!」
俺たちもそれに加わって扉を開ける。
そしてその扉の先にあったのはとてつもなく大きな部屋だった。
俺がその部屋へ侵入すると奥の方から声がする。
?「やっとここまで来たか侵入者たちよ……待ちくたびれたよ」
そう言って姿を現したのは俺たちの標的……魔王だった。
魔王「それにしてもまさかここまで来れるなんてねぇ~。
少しばかり君たちを侮っていたよ。それに後ろにいる仲間まで
侵入してくるのは少し予想外だったけどね……
さておしゃべりはここら辺にして早速バトルと行こうか。
お前たちやってしまいなさい!」
そう魔王が言うと奥からは数十体というほどのモンスターが出てくる。
しかもそのモンスター全員には体が真っ黒で目が赤いそして頭に番号があるという
何とも珍しい特徴だった……もしかして改良されたりしたものだろうか。
魔王「私と戦うまでにこいつたちを倒すことができるかな」
そう不敵に笑って魔王は"やれ"と命令する。
そのとたん、モンスターたちは俺たちめがけて攻撃を放ってきた。
俺「っ……絶対防御改!」
サールズ「ビッグサンダー!」
バーティ「オールアトリビュートヒット!」
俺たち以外にも冒険者は次々に攻撃呪文を口にしてダメージを与えていく。
魔王「フフフッ。その攻撃がいつまで続けることができるかな」
そう……呪文だから魔力を使う……もちろんその魔力がそこを尽きたら
俺たちはおしまいだ……何としてでもそれまでにこの数十体のモンスターたちを
倒さないといけない……本当にできるのだろうか。
いや、今の俺たちにはそれしか道がないのだからそれをやるまでだ。
俺「絶対防御改!ギガオールアトリビュートヒット!」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




