#81 赤ちゃん四天王
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
バーティ「っ……くそ、全然時間がない……何か炎を食い止める
ことはできないのか……何かないか……」
必死に探すバーティさん。しかし近くに炎を食い止めることが
できるようなものは一切ない……その間にも時間は刻一刻と
過ぎていっている。そのとき俺は思いついた。
俺「ブリザード!」
そう、氷属性を持つ呪文の"ブリザード"で食い止めようという
魂胆だ。しかし呪文を唱えた瞬間、呪文がかき消されてしまった。
俺「っ!?ブリザード!ブリザード!」
何度もブリザードを唱えるが、その度にかき消されてしまう。
俺「くそっ……これじゃあ食い止められない……」
するといきなりサールズさんが起き上がる。
俺「さっ……サールズさん!?もしかして」
バーティ「ああ、蘇生呪文が成功したようだ。さあうだうだしている
暇はない。この部屋から脱出するぞ」
そう言って俺たちは少し奥にある扉に全力疾走していく。
なんとか部屋が火の海になる前に部屋から脱出することができた。
バーティ「危なかった……みんな怪我はないか?」
サールズ「ああ俺は大丈夫。悪いな心配かけた」
俺「俺も大丈夫です……とにかくサールズさんが戻ってきて
本当に良かったですよ……」
そして呼吸を整えた俺たちは長い通路を歩いてく。
俺「そういえばさっきのモンスター四天王の一人と言っていましたが
四天王と言うくらいなら残り三体いるんじゃないですか?」
サールズ「確かにその可能性は十分にありそうだな」
バーティ「にしてもまさか部屋自体にあんな仕掛けがあるなんてな」
サールズさんに軽く状況を説明する。
サールズ「なるほど、もしかしたら四天王が倒されたら自動的に
その部屋の罠が発動するのかもしれないな」
サールズさんの意見に"確か"にと納得する俺。
バーティ「もしそれが本当なら次の四天王を倒した後にも警戒する必要が
ありそうだな……まずは四天王のところに行くところからだが」
するとまた大きな扉が現れた。そのまがまがしいオーラに俺たちは
息をのむ。きっとこの先に、第二の四天王が待ち構えているはずだ。
サールズ「みんな銭湯の準備はいいか?」
サールズさんが質問すると俺たちはうなずく。
そしてサールズさんが大きな扉を開けた先には四天王のモンスター……
ではなく小さな人形が一つ落ちているだけだった。
俺「人形?なんでこんなものがここに?」
何の疑いもなく俺がその人形を持つと体が動かなくなった。
俺「っ!?かっ……体が動かない!?」
サールズ「はっ!?待ってろすぐ助けに行く」
そう言ってサールズさんがすぐにこちらに駆け寄ってくるが
この状態ではどうすることもできなかった。
?「上手くできたでちゅ~」
一同「は?」
その赤ちゃん言葉を話すモンスターに対して俺たちは声をそろえた。
?「僕は四天王の一人でちゅ~。小さいからって弱くないでしゅ!」
語尾に大爆笑する俺たち一同。それが四天王を怒らせたのか
?「なんでちゅかその態度!排除するでちゅ!ベイビータイム!」
そう四天王が言い放つと魔法が飛んでバーティさんの仲間に命中。
すると赤ちゃんのような姿に変わってしまった。
バーティ「っ、なんだよその呪文!」
?「教えてほしいでちゅか?この呪文は赤ちゃんに変えてしまう
呪文でちゅ!これで僕の仲間をいっぱい増やすでちゅ!」
赤ちゃんという見た目で騙されていたがこいつのもつ呪文は相当
厄介だ。全員が赤ちゃんにされたらそれこそ勝てるわけがない。
バーティ「くそっ!オールアトリビュートヒット!」
いつも通りバーティさんがお得意の呪文で攻撃をする。
その呪文は四天王にヒットする。
サールズ「ステータスオープン!全然効いてないぞ!」
?「危なかったでちゅ。守っておいてよかったでしゅ」
あの攻撃を一瞬の隙に防いだだと……俺は呆然とする。
?「言いわちゅれていましたがそいつは僕を倒さないと一生そのままでちゅよ」
そう言って俺を指さす四天王……ってはぁ~!?つまりこの戦いに俺が参戦する
ことはできないということか……チート級に強すぎる呪文に驚きながらも
その場にとどまる俺……どうすることもできないのか。
サールズ「こうなったらすぐに倒す以外手はなさそうだな」
バーティ「ああ二人でやってやるぞ!」
見た目にすっかり騙されしまっていた二人だったが気持ちを切り替えて
総攻撃を始める。二人からなら一度しか守れないはずだ。
?「厄介でちゅね。ベビータイム!」
そう言って四天王はさっきの呪文を二人に放つ。
俺「二人とも避けてください!」
サールズ「ああわかっている、これに触れたらゲームオーバーだ」
バーティ「だな。オールアトリビュートヒット!」
サールズ「ビッグサンダー!」
そう言って同時に呪文を放つ二人。
サールズ「よしっ!少しだが体力が削れているぞ!この調子でいくぞ!」
金縛りを受けてしまっているため眺めている俺。
すると足元にもぞもぞとした"何か"が近づいてきた。
動けない俺は思わずその場で身震いをしながら下を見る……
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




