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#8 レベル上げの結末……

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して

しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!

俺がドロドロとしたスライムを倒すと新たにモンスター図鑑がうまる。

どうやら"泥スライム"という名前らしい……ほかの名前がなかったものか……

いくらなんでもネーミングセンスが終わっている気がするのだが……

そんなことを考えているとどこからか効果音が聞こえる。


俺はもしかして……と思いながら自分のステータス画面を開く。

すると、案の定というべきか俺のレベルが上がっていた。

俺「お~!やっとレベルが上がった!……運は変わらない……」

さらについていないことにドロップ率が80%もあったガチャ用コインも

ドロップされていないことに気がついた……


サールズ「まあまだまだレベル上げは始まったばかりだからな!」

するといきなり草むらから太い木の棒を持ったモンスターがサールズさんを襲う。

俺「さっ、サールズさん危ない!」

俺が声をかけたタイミングと同時にサールズさんがそのモンスターの攻撃を

交わし今度は物理攻撃に切り替える。するとたった二発パンチをしただけで

そのモンスターは倒された。さすがサールズさんだ。


サールズ「この森にいる雑魚モンスターの中で一番厄介なんだよな……」

俺「もしかして、これってゴブリンですか?」

さっき見た特徴的な体の色や形とこれまでのゲームの情報を結びつける。

サールズ「ああ、その通りだ。モンスターのくせに頭がよいみたいで

     こうやって何度か奇襲攻撃をかけられたことがあったんだよ」


サールズさんはそう言いながらゴブリンがドロップしたガチャ用コインを拾う。

サールズ「それとこいつらには呪文攻撃よりも物理攻撃の方が効果的だ……

     とは言っても今の壮太にはあまり関係ないのだろうけどな」

俺「……運が悪いだけじゃなくてまさか呪文も習得できないなんて……」

この世界に対する俺の特徴に不満をたらしながらその先へ進む。


サールズ「壮太後ろからゴブリンが来るぞ!」

サールズさんにそう言われて俺はすぐに戦闘態勢に入る。

後ろからはさっき見た剣太い木の棒を持つゴブリンが二体襲ってきた。

サールズ「俺はこっちを相手するから壮太はもう一体をよろしく」

俺「はい!」


それだけ返事をして俺はただただひたすらにこぶリンを殴り続ける。

しかしこれまでのモンスターのように数発殴るだけでは倒せなかった。

そのため、すぐにゴブリンが攻撃を始める。太い木の棒を振り回して

力いっぱいに俺にたたきつける。それは現実世界では味わったことも

ないような痛みに俺はいつその場で尻もちをつく。


その様子を見かねたサールズさんが何やら呪文を唱え始める。

サールズ「ヒール!」

オンラインゲームなどではおなじみに回復呪文の"ヒール"だった。

その瞬間さっきまでの痛みが完全に消え傷もなくなっていた。


その速さに俺は驚きながら再びゴブリンに対して攻撃を続ける……

数分後、途中何度も攻撃を食らいそうになったがその度に避け続けて

なんとかゴブリンを倒すことができた……

俺「やっぱり今の俺のレベルに合っていない気がするけど……」


サールズ「いやむしろその方が良い。推奨レベルかそれ以上のダンジョンを

     攻略してもあまり経験値が入らないだろう。だからこそわざと

     低いレベルの時に挑戦するとそれに伴って獲得経験値が多いのだ。

     それに俺もいるんだからいざとなったときは大丈夫だろう」

サールズさんの意見に"確かに"と思った俺は何も言わなかった。


その後も俺たちはひたすらにモンスターを倒してレベル上げを行っていた。

そのおかげもあって、朝の時点で4だったレベルが20にまで上がっていた。

それに伴ってステータスも上昇した……たった一つを除いては……

予想していた通り運のステータスが上昇しなかった……さらに言えば

上昇するどころか減少していたったのだ。つまりさらに運が悪くなった。


俺「レベルが上がったのはよかったけど、運がもっと悪くなるなんて最悪だ……」

サールズ「本当に壮太がかわいそうに見えてくるよ」

朝の時点で-30あった(あったという言い方もおかしい気がするが……)

運だがレベルが上昇した結果なんと-60にまで落ちたのだ……

俺は現状の運を確認するという意味も含めて十連のガチャを回し始める。


結果は……石が13個と薬草が1個だった……この結果に俺は

俺「レベル上げなきゃよかったなんてことあるんだ……」

その気持ちがサールズさんにも伝わったのか彼は何も言わなかった。

ちなみにサールズさんは俺のレベル上げに手伝っていたことやもともと自身の

レベルが高かったため2レベルほどしか上がっていなかった。


サールズ「それにしても壮太はかなりレベルが上がりやすいな。

     俺が数か月かけてあげたレベルをたった一日で上げるなんて……」

確かにサールズさんの言う通り数か月かかった作業を一日で終えているのだ。

俺「確かにすごいかもしれないですが、サールズさんの力あってですよ!

  ずっと俺のサポートに周ってくれていたので集中できましたし!」

俺はそうお礼を言って町へ戻る。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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