#77 魔王城の中ボスたち
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
俺「もっ……もしかしてこの先に魔王がいるとかですか……」
ただ事じゃないオーラを放っている大きな扉を前に俺は少しおじけづきながら
サールズさんたちに言う。するとバーティさんが首を横に振り
バーティ「いや、さすがに入り口からここまで短すぎるからそれは
ないと思うよ。ただ普通のモンスターよりも強いだろうね」
そう言ってバーティさんたちは重い扉を思いっきり力を加える。
すると"ギギギッ"ときしむ音を立てながら扉が開く。
奥に待っていたのは岩をまとっているようなモンスターだった。
サールズ「なっ……なんだあいつ。岩をまとってるぞ」
バーティ「もしかしたら物理攻撃が効かないかもしれないね……」
すると俺たちが攻撃する前にそのモンスターはいきなり地中に
もぐり始めた。移動している音が地面を伝わって聞こえてくる。
俺「この音、かなり嫌な音ですね……」
そう思っていると次の瞬間、サールズさんの真下からいきなり
飛び出してきた。サールズさんは思いっきり上に吹き飛ばされて
地面にたたきつけられたのがわかった。
サールズ「いっっった……」
バーティ「キュア!キュア!キュア!」
すぐさま駆け寄ったバーティさんが回復呪文を唱える。
サールズ「ありがとう……あいつは厄介だぞ……」
サールズさんの言う通り避ける暇もなくいきなり出てくるのだから
相当きついだろう……本当に誰も死なずにこいつを倒すことができるのか。
そんな思いを抱えているとバーティさんが"オールアトリビュートヒット"で
攻撃をし始める。バーティさんの考察通りどうやら呪文での攻撃は効くようで
しっかりとダメージを与えることに成功していた。
サールズ「ステータスオープン!……バーティもしかしてこいつの
弱点を把握しているのか?」
バーティ「いや、俺が使っているこの呪文はモンスターに応じて
適格な属性で攻撃してくれる優れものだよ。もちろん全属性に
耐性がある場合は無属性攻撃になるから安心して」
やっぱりバーティさんが覚えている呪文の強さは半端ないな……
すると今度はサールズさんがビッグサンダーをお見舞いする。
サールズ「こいつ雷に耐性があるけど仕方がない……
それでも移動速度低下の追加効果が強すぎるんだよな!」
そう言いながらサールズさんは何発も打つ。
俺「ですね!俺も行きますよ!ファイア&ブリザードA!」
俺が持つ中で最高威力の呪文をモンスターにお見舞いする。
やっぱりこうやって強敵を仲間と戦うのって楽しいな。
そう思うとどんどん攻撃を行うペースが上がってくる。
バーティ「またもぐるぞ!」
バーティさんがそう言って数秒後、また地面にもぐった。
サールズ「くそっ……これじゃあ避けるに避けられないんだよな……」
俺「サールズさんはまだいいかもしれないですが、俺が狙われたら
相当ダメージを受けてしまいます……」
守ってほしいとまでは言わないが運が悪い俺は攻撃がクリティカルヒットに
当たってしまうだろう……そう思うと怖くて仕方がない。
すると俺の体が宙に浮くような感じがした。
俺「えっ……えっ……って本当に宙に浮いてる!なんでぇ~!」
いきなりの出来事にびっくりしていると今俺がいる真下、つまり
さっき俺がいたところにモンスターが出てくる。
数秒遅かったら大ダメージを受けていたのか……よかった……
そして地上に戻ってきたときにバーティさんの仲間にお礼を言う。
バーティ「ありがとな。ただ無理だけは絶対にしないでくれ」
そうバーティさんが言うと彼女はこくりとうなずく。
俺「えっと……もしかしてかなり体力を使う呪文なんですか?」
バーティ「ああ、呪文を唱えている間はちょっとずつ体力が
減っていくんだ。その間一人だけ宙に上げることができからな」
バーティさんからその話を聞いてもう一度お礼を言う。
サールズ「ビッグサンダー!おい何やってる!攻撃のチャンスだぞ!」
サールズさんがこちらにそう叫んでいる。
俺「わかりました!すぐ行きます!ファイア&ブリザードA!」
再び攻撃を始める俺たち一同。
俺のファイア&ブリザードA、サールズさんのビッグサンダー
そしてバーティさんのオールアトリビュートヒット。
ただひたすらに呪文だけで攻撃していた。
もちろん何度ももぐられて時にはダメージを受けたりもしたが
それでもお互いに回復呪文を使って助け合ってなんとかなった。
サールズ「残り体力が四分の一を切ったぞ!」
あるときサールズさんの掛け声で俺たちの攻撃スピードはますます
上がっていく。それと同時にモンスターからの攻撃も激しさがます。
それほどもぐらなかった攻撃の頻度が数十秒に一度くらいのペースで
もぐられるため攻撃があてることができない。それどこかモンスターからの
攻撃によって俺たちの体力は削られてきている。魔力も残りわずか……
するとふいに宙に打ち上げられた感覚に陥った。
それと同時に激痛が走った……もしかして……そう思ったときには
もう遅かった……俺の意識は途絶えて行った……
読んでいただきありがとうございました!
コメント(感想)をくださるとうれしいです!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




