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#7 レベル上げ

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して

しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!

話し合いの結果、また明日森周辺および森でレベル上げを行うことになった。

俺たちは体を休ませるために昨日も泊まっていた宿へ向かった。

店主「いらっしゃい、二人そろって。サールズさんも今日は泊っていくのかい?」

サールズ「はい、お願いします」

店主「わかったわよ、はいこれがカギね。隣の部屋にしておいたからね!」

店主さんは気を利かせて隣の部屋にしてくれたらしい。ありがたい。


俺たちはカギを受け取り自分の部屋に入室しその後、食堂へ向かう。

サールズ「ここの夜ご飯はたまに食べるけどかなりクセになる料理ばかりだよ」

俺「へぇ~!前世だと食事とかにあまり興味がなかったからな……」

そう言いながら俺はサールズさんがおススメだという料理を注文した。


数分後、雑談をしていると料理が届いた。

サールズさん曰く、現実世界でのピザのようなものに近い感じらしい。

ピザに対しての思い出は"夜な夜なゲームをしているときの食事"というもの。

そんな生活を続けていたら太るに決まっているが、月一くらいでやっていた。


俺「ん~!確かにピザに近い食感!」

サールズ「だろ。ピザが好きだったから毎回これを頼んでいるんだよ」

サールズさんはそう説明しながらすごい勢いで料理を平らげていく。

なんとなくだが、サールズさんの体力がある理由がわかった気がした。


たらふく料理を食べた俺たちは明日の作戦会議を始める。

サールズ「とりあえず、明日はひたすらにモンスターを倒すレベル上げだ」

俺「ああ……このままだと次の町へ行くときにこちらがやられる可能性が

  あるからな……といってもめんどくさいな……」


実際オンラインゲームなどでも物語で倒せないボスが現れたらレベルを

上げるのが基本となるのだが、そのレベル上げがめんどくさくて仕方がない……

サールズ「根気よく続ければめんどいとは感じなくなるぞ」

さすが数か月間、この町の周辺でレベル上げをしてきた人が言う言葉は違うな。


サールズ「それとレベル上げ時間をなるべく多く確保したいから

     明日は六時起きで大丈夫そうか?」

俺「ろっ……六時!?」

思った以上に早起きということにびっくりする俺。少し考えて……

俺「わかった。何とか起きてみるよ……でも起きなかったら起こしてな」


もともと、学校がない休日や祝日などは完全に昼夜逆転生活を送っていたため

早起きはかなり苦手だ。大学の日でも目覚ましを五個ほど同時に鳴らしている。

そのため、何もなしの状況ではそんな早い時間に起きることはほぼ不可能だ。


サールズ「……ああ、わかった」

サールズさんは少々めんどくさそうにしながらそう返事をしてくれた。

そして俺たちは各自の部屋へと戻った。

昨日よりも早い時間に俺はベッドに入り明日に備えて眠りにつく。


翌日……誰かがドアをたたく音で目が覚めた。

現在時刻を見てみると6時10分過ぎ……何かあったっけ……?

なんて思いながらドアを開けるとサールズさんがいた。

俺「ん?おはよう……ふぁ~……」

朝早くから起きたせいで俺は半分くらい思考が停止している……


サールズ「おはよう、準備したらすぐに行くぞ」

俺「えっ……行くってどこへ?」

サールズ「昨日の夜話していただろう。レベル上げをするって」

半分しか動いていない思考回路を使いながらなんとか昨日の出来事を思い出す。

俺「あぁ~!確かにそんなこと言っていた気がするな……」


数分後、身支度をして完全にいつも通りの俺に戻った。

店主「おはよう、今日は二人ともかなり早いわね」

サールズ「おはようございます。少し用事が出来たので」

サールズさんはそう言って朝食を注文する。

俺もサールズさんと同じものを注文した。


俺「ところで、レベルが上がったらサールズさんと同じような

  呪文が使えるのか?それとも別の呪文だったりするのか?」

サールズ「それは俺にもわからない……もしかしたら、別の呪文かもな。

     覚えれる呪文は人に変わる可能性だってあるからな」

確かにサールズさんの言う通りだ。どんな呪文が使えるようになるのか楽しみだ。


朝食を食べ終えた後、さっそく俺たちは宿を出発する……

昨日の出来事があっため少し不安だったが、そんなことお構いなしに

サールズさんはどんどんと森の奥へ進んでいく。


サールズ「臭っ!!なんだこのモンスター!?」

森の奥へ進んでいる途中モンスターに遭遇した。しかもそのモンスターが

強烈な異臭を放っているため俺たちの鼻はやばすぎた……


サールズ「とりあえず、このモンスターを倒すぞ!」

彼の命令によって俺はただひたすらにパンチを放つ。

パンチを放つ度に"ドロッ"とした不快な感触が俺を襲う……

俺「こいつドロドロしていてかなり気持ち悪いです……」

そんなことを嘆きながら数分後……やっとの思いでモンスターを倒せた。


【No.4 泥スライム

 スライムが泥をまとった姿。物理攻撃では泥が付着するため魔法攻撃などがおススメ。

 獲得経験値:50~140 ドロップアイテム:ガチャ用コイン(80%)】

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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