#67 再び中ボス戦
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
十一階以降もまだモンスターはそこまで強くなく順調に次の階へと
進むことができている……しかし休憩できるようなところが見つからず
残り僅かな魔力をちまちま使いながら戦っていた。
サールズ「っ……早く休むところがあればよいが……」
俺「この感じだとおそらく中ボス戦前の一度だけですね……」
サールズ「やっぱりそんな感じがするよな……仕方がないそこまで
頑張って耐えるか」
サールズさんはアイテムを使わずそのまま数階を駆け上がる様子だ。
そしてサールズさんが言った通り本当に残り僅かな魔力になり
なんとかあの屋台のような階に来ることができた。
何階かはわからないがこの様子から中ボス前ということだろう。
サールズ「やっと休憩できるところについたぞ……疲れた……」
そう言ってサールズさんが真っ先に向かったのは前も利用した
天使象がある回復スポットだ。
相変わらず接客はロボットがやっている。
体力を回復させたサールズさんはそのまま大きなドアを開けようとした。
俺「ちょっ、サールズさん準備はこれだけでいいんですか!?」
サールズ「ああ。前の時にアイテムを複数個買っただろう。それだけ
あれば十分だ。そして何より早く中ボスモンスターと
戦いたくて仕方がないからな」
サールズさんの言葉に俺は苦笑いをして着いて行く。
ドアの先にいた中ボスはクモのような形をした気色悪いモンスターだった。
俺「……このボスの見た目好きじゃないです……」
サールズ「奇遇だな。実は俺もこいつの見た目嫌いだ」
すると俺たちが攻撃をする前にそのクモのようなモンスターが糸を
吐いてきた。おそらくというか絶対にモデルはクモで間違いないだろう。
糸の攻撃は避けることができたが俺たちがいたところに糸が張り付いていた。
時間が経過しても残るタイプの厄介なものだろう……気を付けないとな……
そんなことを考えながらすぐさま剣を装備して切りつける。
そのモンスターの傷口から紫色のドロッとした液体が出てきた。
これも気色悪い……さらにその色から触れると何かの状態異常になる気がした。
サールズ「ステータスオープン!」
そうサールズさんが呪文を放ちボスのステータスを確認する。
サールズ「どうやらこいつは物理攻撃を受ける度に傷口から状態異常である
毒を付与する特殊な液体を周囲にまき散らすらしい」
俺「わかりました!ありがとうございます!」
まさか思っていたことがそのまんまだったとはな……それにしてもステータス
オープンってそんなことまでわかるんだな。
サールズさんから情報を受けて俺は剣をしまい呪文攻撃に移行する。
俺「ファイア&ブリザードA!」
前の中ボス戦では効かなかったが物は試しだということで呪文を放つ。
見事二発ともボスにヒットして時折苦しそうにしている様子がうかがえた。
サールズ「ナイス!状態異常であるやけどを付与させることができた!」
ステータスオープンで情報を見ていたサールズさんが俺をほめる。
どうやらこのボスには状態異常が効くらしい。
すると今度はボスが紫がかった息を出してきた。その息は広範囲だったため
よけきることができず俺たち二人に命中してしまった。
すぐさま俺は自分のステータスを確認する。すると案の定毒が付与されていた。
俺「くそっ……さっきの息のせいで毒にかかってしまいました!」
サールズ「ああ俺の方も同じだ……オーラ・オブ・ピュリティ!
遅かったがこれで状態異常になる心配はなくなった!
壮太もこのオーラの中に入れ!」
俺「わかりました!」
本当に少し遅かったがサールズさんが全状態異常を無効化できるオーラを
出して俺はその中へ向かう。
しかしそのオーラの中へ入ったからといって状態異常が治ることはない……
サールズ「毒は厄介だな……残り体力を気にしながらこまめに回復をして
戦うしか方法はなさそうだな……」
モンスターの見た目はクモだが、その正体は毒クモだったのだ……
状態異常に苦戦しながらも俺たちは呪文で攻撃していく。
するとモンスターがいきなり叫び始める。
ただその咆哮はただ高いだけで行動不能になるほどではなかった。
俺「なんだ……別に平気な攻撃でしたね」
俺が安堵の言葉をもらすと四方八方から何かが集まってくる。
俺「あ……あの黒いつぶつぶはなんだ」
その様子にただただ眺めることしかできない俺たち……
サールズ「っ……こいつら全員クモかもしれない……」
サールズさんが突拍子もないことを言う。
俺「えっ!?これ全てが!?さすがに何かの冗談ですよね!」
サールズ「冗談だと救われたがそんなことはなさそうだ……」
そうこうしているうちに小さな黒いクモは大量にこの部屋に集まってきた。
ボスがいる向こう側は地面が一面クモだらけだった。
これはクモ嫌いや集合体恐怖症ではない人が見てもすぐに逃げてしまいたい
ようなレベルだ。俺はあまりの光景に身震いをした。
サールズ「面白れぇ。こいつらを一気に蹴散らすぞ!」
サールズさんはボスの方へ向かって行く。
読んでいただきありがとうございました!
コメント(感想)をくださるとうれしいです!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




