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#6 仲間とモンスターバトル

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して

しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!

サールズ「……すまない、少し重い話をしてしまった……」

俺「いや、全然大丈夫ですよ」

俺はそう言ってこの後どうするかを話し合うことにした。


サールズ「ひとまず、お互いの実力を知るためにここから少し離れた

     ところにある森へ行ってみないか?」

俺「わかった……ただ、サールズさんは大丈夫かもしれないが、

  俺によってはかなり実力不足だと思うけど……」

サールズ「まあ、あくまで実力を知るのが目的だ。その後はまた考えよう」


サールズさんの提案によって俺たちは、この町の近くにあるという森へ

行くことになった。途中、スライムが出てくるとサールズさんは

"ファイア"と言ってモンスターをなぎ倒していった。


俺「サールズさんって魔法とかも使えるんだ!異世界で職業とかあるのか?」

サールズ「俺がここ数カ月異世界で生活していたが職業らしきものはなかったな……

     ただ、このファイアはいつの間にか習得していたものだ。

     おそくらレベルアップの過程で手に入れたものだろう」

俺「へぇ~……ということは多少運がなくてもいいのか……」

ぼそりとつぶやいてこの異世界に少し希望を持つ。


サールズ「着いた。ここがさっき話していた森だ」

サールズさんがそう言いながら指さす先には木々が広がっていた。

さらに周りと比べて少しだけ暗いイメージを抱いた。


俺「まだ全然この世界を探索したことがないので、ここやばそう……」

俺が不安がってそんなことを言うとサールズさんが一言。

サールズ「いや、そんなことない……ただ奥のモンスターには気をつけろ……」

俺「えっ?」

そう言う俺とは正反対にすぐに先へ進んでいくサールズさん。


少し進むとモンスターが現れた。黒い体をもって目が赤く光っている

コウモリのようなモンスターだった。

サールズ「ファイア!ファイア!」

サールズさんはファイアを二連続で繰り出しコウモリのようなモンスターを

討伐する。さすが……というかサールズさんは物理攻撃をしないのか……?

さっき宿で話していた内容だと相当サービスさんの物理攻撃は強そうなのだが……


そう思いながら進んでいると再びコウモリのようなモンスターが現れた。

サールズ「じゃあ壮太、こいつを倒してみてくれ」

俺「了解!」

力強く返事をしてモンスターに殴りかかる。しかし、コウモリの位置と腕の位置が

合わず全くと言っていいほど攻撃が届かなかった……


俺「全く攻撃があたらない……やっぱりこいつは物理攻撃じゃだめなのか……」

サールズ「そうか……じゃあ試しに……"必中之印(ひっちゅうのしるし)"!これで攻撃してみてくれ」

サールズさんがとある呪文を唱えると俺の手のひらに"必"という文字が刻まれる……

少しばかり不思議に思いながらさっきのようにモンスターに殴りかかると

自然とこぶしが動いて空中にいたコウモリに攻撃が命中し撃ち落とすことに成功。


そして撃ち落とした後は何十発も殴ってやっとの思いで倒すことができた……

サールズ「……なるほど、少しばかりレベル上げが必要かもしれないな……」

少し苦しいがサールズさんの言う通りだ……


その後も、俺たちは暗い森を進んでいく。進む度に新たなモンスターを見かけるが

全てサールズさんがファイアの連続で倒してくれた。

俺「サールズさんは物理攻撃をしないんですか?」

サールズ「別にしてもいいが……なんせ体力が削られるからな……」

俺「あぁ~!なるほど!」

確かにそういうことも考えないとこの先不安だからな……


さらに俺たちは森の奥へと進んでいく……

するとどこからかデカい地響きのようなものが聞こえてくる。

サールズ「まっ、まずい。早く町の方へ引き返すぞ!」

サールズさんはそう言って俺の手を引っ張りもと来た道を引き返す。


俺「ちょっと、サールズさん!?どうしたんですか!?」

俺がそう問いかけてもサールズさんは無言のまま戻っていく。

そしていきなり視界が開けた……森の前に戻ってきたようだ……


俺「はぁ~……はぁ~……さっきのは一体何だったんですか?」

引きこもり生活をしていた俺は完全に息切れを起こして息が乱れていた。

サールズ「俺にもわからない……ただ前にこの森に入ったときに

     大きな怪物のようなロボットのようなモンスターに襲われたことが

     あったんだ……そいつがとても勝てるような相手じゃなくて……

     さっきの地響きがそういうことなんだよ……」


どうやらサールズさんも息が上がっているのか息を整えながらそういう。

俺「そんなことがあったなんて……」

サールズ「ああ、だからあの地響きが聞こえたらすぐに引き返した方がいい」

そう忠告を受けて俺たちはこの後どうするかについて話し合うことになった。


サールズ「壮太はレベル上げを行うのが最優先だな、それとガチャとかは?」

俺「……少し前に試しに数回引いてみたけど全然だったよ……

  本当に運がないから全くと言っていいほどごみアイテムしか出なかった」

ゲーム仲間に愚痴をもらすようにしてサールズに話す。

彼は俺の話を苦笑いしながら聞いていた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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