#46 火山のボス……竜
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
俺「なんとか超えることができましたね……」
サールズ「だな……それにやっと広いところに出たからひと段落だな……」
さっきまでマグマに落ちそうなぎりぎりで移動していたものだから
広いところに出た瞬間、ドッと疲れが押し寄せてきた。
サールズ「いつの間にかおっ……オーラ・オブ・ピュリティの効果が切れたな」
呪文の名前を噛んだことについてはツッコまずに続ける。
俺「でもダメージを受けるエリアは抜けたみたいなのでよかったですね」
サールズ「ああ……さて少し休憩したところだし行くか」
火山内を歩くこと数分……道中に現れるモンスターを倒しながら
かなり高いところまで来た……マグマを見るとかなり下にあることから
ここまで来たことが鮮明にわかった。
サールズ「……外から見た感じだとそろそろ頂上に着きそうだ……
どんなことが起こってもいいように準備しておけ」
俺「はい!召喚:ソード!」
剣を召喚して戦闘態勢に入る……そしてその先には
火山の頂上と思われるかなり開けた場所に出た。
さっきまであった屋根(おそらく火山の内部の天井)がなく空が
見える状況にあった。そして奥にいたのはまだこちらに気が付いていない
竜だった……前の冒険者が言っていた竜とはおそらくこの竜だろう……
サールズ「こっちに気づいていないようだから先制攻撃を仕掛けるぞ」
サールズさんは声を小さくしてそういう。俺はうなずき一斉に攻撃を始める。
サールズ「ビッグサンダー!」
竜「はっ!?なに!?」
えっ……ちょっ……竜がしゃべった!?
あまりの驚きの出来事に俺は攻撃を止めてしまう。
竜「挑戦者か……」
そう竜がしゃべった瞬間、竜の口から炎が飛び出してきた。
さっきからいろいろな出来事が起こっていて呆然としていた俺は
その炎に気づかずにダメージを受けてしまう……もちろんクリティカルヒットだ。
サールズ「壮太、何をやってる!しっかりしろ!」
少し遠くからサールズさんの声が聞こえる。
俺「なっ……なんとか大丈夫です……ヒール!ヒール!ヒール!」
ぎりぎりの体力を回復させるために俺はヒールを連発する。
サールズ「ビッグサンダー!ビッグサンダー!」
ボス戦ということでさっきまで躊躇して使っていた魔法を次々に使い始める。
竜「なんだっ……動きが……」
サールズ「壮太、動きが鈍っている今のうちに攻撃をしろ!」
俺「はい!召喚:ソード!」
再び剣を召喚した俺はすぐに竜に攻撃を仕掛ける。
しかし動きが鈍っているとは言っても竜からの攻撃がやむことはない。
短い間隔で放たれる炎になかなか攻撃の隙がない……
サールズ「くそっ……魔力が足りなくなってきた……」
あれだけ強い魔法を連発していればすぐに魔力が尽きるだろう……
その間に竜の口から再び炎が放たれた。
俺「サールズさん避けてください!」
俺が声をかけるとすぐにサールズさんは隣へ移動する。
そのコンマ一秒後にもともとサールズさんがいた場所に炎が命中。
サールズ「っ……危ねぇ……全く倒せる気配がないな……」
竜「ふっ……わらはこの火山を守っている存在だからな」
あれ……なんで竜は敵であるはずの俺たちは簡単に会話をしているんだ?
もしかしてこの竜、人間と話す知能はあるけど戦闘能力は低いのか?
そんなことを思った俺はその隙に竜にダブル攻撃を仕掛ける。
竜「っ……自己紹介をしているときに……よくも!」
どうやら竜の逆鱗に触れてしまったようで、連続して何発も
炎を吐き出してくるようになってしまって……まずいな……
これでは攻撃の隙がうまれることは決してない……それだけではなく
俺たちの体力まで危険な状態になる可能性があるのだ……
サールズ「っ……壮太、一度戻ろう」
俺「わかりました!」
そう言うとサールズさんが手を握る。
竜「何を仲良くしている!」
そう竜が言った瞬間、炎が飛んでくるのがわかった。
とっさに俺は移動系呪文をの名前を口にして町へ戻った……
サールズ「はぁ……なんとか町へ戻ることができたか……しかし今の俺たちには
かなわなそうな相手だな……新たな呪文の習得も必要かもな……」
俺「ですね……しかしあの竜、しゃべってくるなんて驚きましたよ!」
サールズ「ああ。一般のモンスターはしゃべらないからてっきり
全モンスターがしゃべらないかと思ったら違ったな……」
俺「あくまで俺の考察でしたが知能の高いモンスターのみがしゃべることが
できるんじゃないですかね?人間と意思疎通ができますし……」
サールズ「……確かにそうかもしれないな……とりあえずギルドの酒場に
戻って体力や魔力を回復させるか」
そう言ってサールズさんはギルドの酒場の方へ向かう。
俺もそれに着いて行く。
ギルド内は冒険者であふれかえっていた。
俺「やっぱり日中はいつも冒険者でいっぱいですね」
サールズ「ああ……それだけこの町を拠点としている冒険者が多いという
ことだろう。現に俺たちもこの町を拠点にしているわけだから」
確かにサールズさんの言う通りだなと思った。
読んでいただきありがとうございました!
コメント(感想)をくださるとうれしいです!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




