#44 再びガチャ
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
サールズ「どれどれ……おっ……オーラ・オブ・ピュリティ?」
一度サールズさんがかんだので笑いをこらえながら続ける。
俺「はっ……はいそうです。あの店主が言っていた通りの呪文ということが
書かれています……この呪文の巻物がこのガチャで出るそうなので
ぜひサールズさんに引いてもらいたいなと思い!」
サールズ「……まあ運が悪い壮太が引くよりは俺が引いた方が確率は
良いだろうが……もしこの呪文が味方単体だけだったら
あのダンジョンを攻略することはできないだろう?」
俺「……まあとにかく引いてみてもし単体だけだったら
俺の頑張って引き当てますよ!」
サールズ「たくっ……じゃあさくっと引いてくるから少しだけ待っていてくれ」
俺「はい!もちろんです!」
そう言ってサールズさんは腕時計のようなものを操作してガチャを引き始める。
ちなみに引くガチャの種類は道具類が獲得できるガチャだ……
俺にとっては石や紙たまに薬草が手に入るという鬼畜な仕様に変わっているが……
そして十数分後……サールズさんは渋い顔をしながら俺のところに来る。
俺「サールズさんのその表情から……まさか出なかったんですか!?」
サールズ「ああ、その通りだ……かなりの数回した気がするんだが……
やっぱり上位呪文の巻物のようで単純に確率が低くされているようだ」
俺「なるほど……やっぱり俺が回さなくて正解でしたね!」
運のステータス補正がかかることにより確率はさらに低いものへと変化する。
サールズ「……しかしこれでガチャを引くためのコインもそこを尽きてしまった
からな……よしっ……壮太ゼロフェイズを唱えてくれないか?」
俺「いいですけどどこへ行くんですか?」
サールズ「決まっているじゃないか。ガチャ用コインを確定でドロップする
モンスター……スライムが生息する一番初めの町へだよ」
俺「もしかしてなんですけど……まさかそこでひたすらに狩るってこと……?」
サールズ「その通りだ。それ以外にガチャ用コインを入手する方法はないからな」
まさかこの短期間でこんなにもスライムを倒さなくてはいけないのか……
俺「わかりました……では行きましょうか」
そう言うとサールズさんが俺の手を握る。そしてゼロフェイズを唱える。
すぐに目的地であるスライムが出現する一番最初の草原についた。
俺「つきましたよ……何度も来るなんてみじんも思っていませんでしたが……」
サールズ「まあまあ、もしあの呪文の対象が単体だったらどうせ壮太も引く必要が
あるからそう思っておけばいいじゃないか!」
サールズさんはどこまでポジティブなんだ……
そう思いながらスライムを探し始める。
俺「でも普通に攻撃するだけで倒せるので戦闘はかなり楽ですね」
サールズ「ああ……ただ壮太もわかっている通り本当につらいのはここからだ」
大量にガチャを引くということは大量のガチャ用コインが必要だということ……
つまりたくさんのスライムを倒してゲットする必要があるということだ。
そしてスライムを倒し続けて二時間が経過した……現在のコイン枚数は132枚……
この二時間でこれだけのスライムが犠牲になったということだ。
ちなみにサールズさんは範囲呪文をうまく活用してかなりの数をこなしている。
その数なんと……193枚!?俺の1.5倍近い効率でゲットしていることになる。
サールズ「一度休憩がてらガチャを引くか……」
そう言ってその場に腰を下ろして腕時計のようなものを操作する。
俺もせっかくだしと思い操作してガチャを引き始める……
しかしガチャの結果はひどいもので紙や石が基本……
一方、サールズさんはというと……おそらく一般プレイヤーと同じものを
引けているが巻物はまだゲットできていない様子……
そしてあっという間に俺の集めた100枚分のコインを消費したのだ……
俺「百回ほど引きましたが全くでる気配がしません……」
サールズ「俺の方も同じだ……くそっ、かなり確率が低く設定されているな……」
そして俺はそのままでサールズさんが引き続きガチャを回す……
そして数分後……
サールズ「よしっ!!やっと出たぞ!」
そう言ってサールズさんはガチャの画面を俺に見せる。
俺「おぉ~!では早速この巻物を使いましょう!」
そう言ってサールズさんは操作をして呪文を習得する。
サールズ「えっと……効果の方は……一定時間悪い効果を無効化する!
やっぱり壮太の言う通りだったな……肝心の範囲はというと……」
ここが一番重要なポイントになってくる……もし単体なら今度はさらにきつい
俺のガチャ引きが始まることになる……それだけはなんとしても避けたい……
サールズ「おぉ!喜べ!味方全員に範囲がわたるそうだ!」
それを聞いた瞬間、俺の心の中には喜びと安堵の二つの感情が混じった。
俺「よかった……これであの火山の攻略ができるようになりますね!」
サールズ「ああ……ただこれで果たしてあのエリアからのダメージを防げる
ものとなっているのかだな」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




