#41 雰囲気の違う新たなエリア
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
俺を助けてくれた冒険者と談笑しながら食事を食べる。
冒険者「これからあなたたちはどうするつもりですか?」
サールズさんは少し考えた後に答える。
サールズ「まだこの世界のことがあまりわからないので世界中を
冒険するつもりでいます!」
冒険者「なるほど……ではこの町から東の方向に進んでいくと
現れる敵は強くなりますが、火山のような場所に到着します。
そこにいる竜を倒すといいですよ。俺たちも行こうとしたのですが
あの火山ではそこにいるだけで体力が削られましたから……」
サールズ「なるほど……わかりました。一度そこへ行ってみたいと思います」
数分後……デザートも全て食べきった俺たちはそろそろ別れを告げようと思った。
俺「……そろそろ……この前と今日は本当にありがとうございました」
冒険者「こちらこそ……またこの町で会ったときはよろしくな」
サールズ「はい、何から何までありがとうございました」
サールズさんはもう一度お礼を告げてそのまま食堂を出ていく。
俺「あの冒険者の皆さん、優しい人ばかりでしたね」
サールズ「ああ……それじゃあ明日の目標は決まったな。
あの冒険者の人たちが言っていた火山のようなエリアに行くことだ」
俺「はい!でも果たして今の俺たちで大丈夫なのでしょうか……?」
サールズ「何とも言えないな……やばくなったら壮太の移動系呪文で逃げよう」
俺「そうですね!やっぱり移動系呪文って最強ですね!」
サールズ「じゃあ明日もいつも通りに出発するからしっかり寝とけよ」
俺「わかっていますよ。それじゃあおやすみなさい」
サールズ「ああ、おやすみ」
そう言って俺たちは自分の部屋へ入っていく。
ちなみに宿の料金が免除されていることもあってこの宿の部屋は満室。
俺たちは一カ月単位で借りているためその影響を受けなかった。
俺「……にしても新しいエリアが火山のエリアか……」
火山……というよりも俺は山自体にトラウマがある……
小さいときに親に連れられて山登りへ行ったことがあるが運悪く足を
滑らせてしまい救急車に乗せられて病院送りになったことがある……
それがトラウマでそれから山に登ることはなくなった。
俺「まあ、サールズさんもついているしそこまで心配する必要がないよな……」
余計な心配をする方が怖さが増すと思ったので寝ることにした。
翌日……無事起きることができた俺は身支度を整えてサールズさんと合流する。
サールズ「おっ、珍しいな。おはよう」
俺「おはようございます!そこまで珍しくないですよ!」
サールズ「いやいや……最近は確かになくなったかもしれないが序盤の頃なんて
俺が起こしに来てやっと起きていたくらいだからな」
俺「そうでしたけど……前よりも成長しましたよ!」
ドヤ顔で言うとサールズさんは苦笑しながら
サールズ「人間は成長して当たり前なんだよ」
その後、食堂へ向かった俺たちは人がかなり少なかったためスムーズに
朝食をとることができて優雅な時間を過ごすことができた……
まあ優雅という言葉には相当かけ離れていたが……
そんなこんなでついに町を出発して目的地である新エリアへ向かう。
サールズ「……強さの方も確かに心配だが何よりも新エリアということで
またあのガチャを引くことになるかもしれないのが一番の心配
だ……俺は大丈夫だが壮太は……な……」
サールズさんは俺の顔を見ながら渋い顔をする。
俺「そん時はそん時ですよ!心配していても仕方がないので行きましょう!」
サールズ「……お前がそこまでポジティブなのも珍しいな……
まあポジティブは良いことだ……このままいくか」
そして歩くこと数十分……だんだんと周りの緑が失われていくのがわかった。
サールズ「この感じだと目的地である火山は近いのかもしれないな」
俺「ですね……にしても全くモンスターが出てきませんね」
サールズ「……移動することに集中していたから気が付かなかったけど
確かに壮太の言う通り出てこないな……おかしいな……」
少しだけ嫌な予感がしたがさすがに違うと思い俺はすぐに
俺「まあ、考えても仕方がないですしこのまま先に進みましょう!」
サールズ「だな」
そう言ってさらに歩くこと数分……とうとう山が見え始めた。
確かにその山は今にも噴火しそうな火山だった……
その雰囲気に俺は思わず生唾を飲み込む……同時にあのトラウマがよみがえる。
……そんなこと考えてしまったらここまで来た意味がないじゃないか……
しっかりしろ!隣にはサールズさんもいるんだし!
そう思い隣を見る……サールズさんがいない!予想にしなかったことに
俺は驚きながら"サールズさん"と彼の名前を呼ぶ。
サールズ「何やってるんだ?早く行くぞ!」
そう声が聞こえた方向は正面ですでにサールズさんが進んでいた。
まさか俺が遅れをとっていたなんて……
すぐに、サールズさんに追いついて一緒に進む。
この山を登る……わけではなくご丁寧に火山の中に道が作られていたので
そこを進んでいく。怪しいな……
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




