#38 緊急クエスト!
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
受付の人にクエストの受注を頼もうとしたところいきなり警告音が
ギルド内に響きわたる。俺たちは"えっ!?"と同様しながら回りを見渡す。
俺たちと同じように混乱している人もいたが一部の人は険しい顔をしていた。
受付の人「……緊急クエストが発令されました。ギルドに登録されている冒険者は
直ちに受注クエストを止め緊急クエストの受注をしてください。
今回の緊急クエストは街はずれに多数のボス級モンスターが出現
したとのことです。繰り返します……」
すると周りの人はいつものクエスト受注を行うときとは違うやり方で
緊急クエストと呼ばれたものを受注していた。
俺「さっ……サールズさんこれってどういうことですか?」
サールズ「わからない……なにが起こっているんだ?」
冒険者「君たち、緊急クエストは初めてか?」
サールズ「はいそうです。何が起こっているんですか?」
冒険者「ギルドが緊急を要する依頼を受けたときに出す特別なクエストだよ。
ギルドに登録している人全員に通知がされ行っているクエストを
中断してみんなで緊急クエストを行うんだ。それだけ緊急だからね。
とにかく君たちもすぐに受注して現場へ向かった方がいいよ」
サールズ「わかりました。ありがとうございます」
サールズさんがお礼を言うとその人は他の冒険者の波へ乗って行ってしまった。
サールズ「俺たちもすぐに受注して現場へ向かおう!」
俺「はい!」
緊急クエストの受注方法は一般のクエストの受注と違い、現実世界の金属の探知を
するようなところに入るとすぐに受注が完了した。
俺「すごいな……これってどういう仕組みでできているんだ?」
サールズ「……壮太、すぐに行くぞ」
俺「すっ……すみません!行きましょう!」
そう言って他の冒険者に続いてダッシュで現場へ向かう。
現場に到着すると、かなり大きなモンスターが十数匹いた。
サールズ「っ……多数とは言っていたけどかなりの量いるな……」
俺「ですね……俺たちも協力して倒しましょう!」
そう言って俺は剣の召喚呪文を唱えて剣を装備して切りかかる。
他の冒険者も同じように戦っているがダメージを与えている感触が全くない。
サールズ「なんだこいつ……体力が尋常じゃないほど多いぞ……」
俺「ですね……本当に倒すことができるのでしょうか?」
そう疑問に思いながらも俺たちは必死に攻撃を行う。
辺りには何千人というほどの冒険者たちが賛同していた。
緊急クエストというだけあってかなりの冒険者が参加しているのがわかった。
俺たちが戦闘に加わってから十数分……少し遠くの方で何かが倒れる音がした。
戦いながら音のした方向を見ると大きなモンスターが倒されているのが見えた。
そしてその周りには約千人ほどの冒険者が群がっていた。
一方……俺たちの周りにいる冒険者は数百人程度……なるほどだから周りと
比べてこのモンスターだけ全然倒せないのか……
そう思っているとさらにモンスターが倒れる音がした。
するとそのモンスターを討伐した冒険者たちが次々と俺たちの方へ集まってきた。
なるほど……こうやってみんなで協力してモンスターを倒していくのか!
いつもと違う戦闘に俺のテンションは少し上がっていた。
冒険者「強い攻撃が来るぞ!避けろ!」
一人の冒険者がそういうと徐々にモンスターに対する攻撃を弱まっていく。
おそらくみんな避ける準備をしているのだろう。
そして冒険者の言う通りそのモンスターはしっぽを使って薙ぎ払ってきた。
俺も避けようとしたが近くにいた冒険者の体に当たって上手くかわせなかった。
そのせいで、俺はダメージを負った……さらに言えば運が悪くモンスターの攻撃が
クリティカルヒットになった……そのせいで俺の体力はぎりぎり……
すぐさま回復呪文"ヒール"を連続で使用し体力を回復させた。
俺「こういう大きなモンスターだと一回一回の攻撃の間が長いのでその隙に
回復ができるというのはメリットですね」
サールズ「まあそうだな……ただ壮太の場合そもそもで敵の攻撃が
クリティカルヒットに当たりやすくなっているから
そこまで意味がないけどな……」
彼の言う通り、運のステータスが低すぎるせいでひょっとしたら
クリティカルヒットによって体力が一発でゼロになってしまう可能性すらある……
やっぱり運が悪いのはこの世界でも健全のようだ……
そう言いながら戦っていると……一人の冒険者が叫ぶ。
冒険者「モンスターが倒れてくるぞ!」
それを聞きつけたとたん周りにいた人は一斉に離れ始める。
俺も危ないと思い全力ダッシュでその場から離れる……
俺たちが離れて数秒後……遅れるようにしてモンスターはその場に倒れこんだ。
俺「たっ……倒した……?」
サールズ「ああ、そのようだな!」
そして周りが一瞬静かになったかと思うと近くにいた冒険者同士で
抱き合いモンスター討伐の喜び合っているようだ。
俺「なんだこうやって見るとこの世界も悪くないなって感じがします!」
笑ってサールズさんを見る。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




