#36 村の滞在
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
俺「でも……さすがに悪いですって!」
俺たちが自嘲気味に言うと、村長さんはニコニコしながら
村長「さぁさぁ、そんな遠慮しないで!」
と俺たちは後ろから押し始める。俺たちはかおを見合わせ苦笑いして
さっきいた村長さんの家の中へ進む。
部屋に入るとすぐさま住人の人たちが駆け付ける。
住人「あなた様はこの村を救って下った人ですからどうぞ遠慮せずに!」
そこまで言われると少し鼻が高くなってしまう。
そして気が付けば、周りの人のテンションも高くなっていき最終的には
宴のようなどんちゃん騒ぎへと変わっていった。
そんなわいわいした雰囲気のまま時刻は深夜の12時を回っていた。
俺「サールズさん、そろそろ寝ないと明日に響きませんかね?」
サールズ「大丈夫だって!村長さんもう一杯!」
サールズさんは酔った……わけではなくこの雰囲気に飲み込まれて完全に
正気を失ってしまっているのだろう……というかこの状況……
現実世界だと"お酒を追加でお願いしている"という場面に見えないだろうか……
そんなことも思いながらも結局深夜3時を回るまでどんちゃん騒ぎだった。
翌日……完全に記憶が飛んでいた。
俺「ん゛?ここはどこだ……」
なぜか体が痛むのを我慢しながら回りを見まわすときれいな村長さんの家の
部屋だった。どうやらごみなどは片づけられたらしい。
隣ではまだサールズさんが寝ている。おそらく昨日のが響いているのだろう。
そういえば、何気にサールズさんの寝顔を見たことがなかったな……
宿では部屋が違うためそもそもで見ることもないし大体はサールズさんの方が
早く起きるためサールズさんの寝顔を見る機会がない。
俺はサールズさんを起こさないようにそっーと寝顔を見ると……
いきなりサールズさんの目が"ガッ"と開き俺とはっきり目が合う。
びっくりしたあまり俺は後ろで尻を着く。
サールズ「……ん?……どうした?」
俺「……おっ……おはようございます。すみません、起こしてしまいましたね」
サールズ「まあそろそろ起きようと思っていたからいいのだが」
俺「えっ!?すでに意識があったんですか!?」
サールズ「いやただ冗談を言っただけだよ」
そう言ってサールズさんは笑っていた。それにしてもなんで俺が寝顔を見ようと
した瞬間に目を開くのだろう……少し……いやかなりびっくりした。
俺「それにしてもこれからどうしましょうか……やることもないですし……」
サールズ「そうだな……いったん、町に戻ってギルドでクエストを受注して
それをこなすというのはどうだ?」
俺「そうですね。今のところ一番それがいいですね」
村長「おや、もうお目覚めですか。すでに朝食の準備が
できていますのでどうぞこちらへ来てください」
村でえらい村長さんがまるで俺たちの召使のような感じになってしまっている。
俺「いえ、そんな口調にしないでください。当たり前のことをしたまでですから」
村長「そうですか……わかりました」
村長さんがそういうとサールズさんが村長さんに着いて行く。
俺も続けて村長さんについていくとそこにはテーブルに並べられた
数々の朝ごはんが。昨日の夜はどんちゃん騒ぎすぎて気が付かなかったが
かなり料理にも力が入っていることがわかる。
これ、相当おいしそうだな……一体だれが作ったのだろうか……
サールズ「これめちゃくちゃおいしいな!いくらでも食べれそうだ!」
サールズさんもそう言って次々に朝ごはんを食べ進める。
あっという間に豪華な朝食を食べた後、俺たちは引き止める村長さんを
なだめながら感謝を伝えて村をあとにする。
俺「いや~……にしてもかなり気を遣わせてしまいましたね……」
サールズ「ああそうだな。帰る直前も村長さんが必死で滞在を続けようと
提案してくるし……少しだけずうずうしい感じだったな……」
そんなことを言いながらさっきいた村を背にしながら町へ向かう。
俺「前にいた町ってこんなに遠いところにありましたっけ?」
サールズ「……そこまで遠くはないと思うんだがな……」
俺「こういうときに移動系の呪文があればどれだけ楽なんだろうなぁ~……」
サールズ「俺は取得してないが、前の助けてくれた冒険者がその移動系呪文を
使って俺たちを病院のような施設に送ってくれたぞ」
俺「そうなんですか!?ということは道具屋に巻物があるかもしれない……
サールズさんまた巻物を買いましょう!」
サールズ「……まあ、お金の関しては余裕があるからそれくらいならいいよ」
サールズさんからの了承が降りてこれで辛い移動からおさらばできる。
そして数十分かけて俺たちは前の町へ戻ってきた。
俺はサールズさんさえもおいて道具屋に直行していった。
サールズ「壮太がそこまで興味深々なのは珍しいな」
俺「だって、移動が格段に楽になり呪文があるんですよ!これさえ使えば
面倒な移動が楽になるんですよ!」
サールズ「……ああ、わかった。そこまで移動が楽なんて言うなら
わかったよ。早く行かなくてもいいのか?」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




