#33 ボイドの巻物
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
今回の標的のモンスターであるボイドを探し続けること数分……
俺「あっ!あそこにいるやつじゃないですか!?」
サールズ「ああ、そのようだな……よいっ!いくぞ!」
俺「はい!」
俺たちはそう言ってボイドのところまでかけていく。
サールズ「よしっ……早速新しい呪文を使うぞ……ビッグサンダー!」
サールズさんがそう呪文を唱えると空が一気に暗くなり
狙っていたボイドに大きな雷が直撃。演出がかなりやばいな……
サールズ「やったか?」
サールズさんはそう言ってさっきボイドがいたところに恐る恐る近づく。
ボイドの厄介なところは一撃で倒さないと透明になり行方がわからなくなるのは
もちろんのことだがさらに倒しても本当に倒すことができたかがわからないのだ。
俺「倒したかわかりませんね……ステータス画面を開いて経験値で確認
してみてはどうでしょうか?変わっていれば倒したことになりますし」
サールズ「確かにそうだな……でも倒す前の経験値がわからないから無理だが……」
確かにサールズさんの言う通りだ……
サールズ「よしっ……じゃあ次からはその戦法で行くか。
まあ、もう一度ボイドを見つける必要があるけどな……」
そう言って俺たちは再びボイドを探す。
探すとは言ったもののさっきよりもすぐに見つかって各自で新しい呪文を
使って倒すという形になった。
俺「よしっ……新しい呪文を使うときだ!ファイアボール!」
呪文を唱えるとどこからか現れた炎の球が俺を囲むように宙に浮き
それぞれがすごい速さでボイドに命中する。
しかし、一つ目の球があたった瞬間ボイドの姿はなくなってしまった。
最初の一発で仕留めたのかと思ったが自分のステータス画面を表示して
経験値の欄を見ると変動がしていない……つまり倒せていない。
俺「なるほど……この呪文は10回分攻撃判定があるだけでボイドに対しては
最初の一回目の攻撃しか通用しないのか……ってさすがに大問題!?」
そうなのだ。俺が新しく習得した呪文"ファイアボール"は10回分の攻撃判定が
あるだけで基本はファイアと何ら変わりない呪文なのだ……
俺「これじゃあいつまで経ってもボイドを倒すことができないじゃないか……」
無理ということを悟った俺はボイドと戦っているサールズさんのところへ向かう。
サールズ「どうした?まさか、もう巻物を手に入れたのか?」
俺「まさか……新しく取得した呪文あるじゃないですか」
サールズ「確か壮太は"ファイアボール"だったよな?」
俺「そうです……そのファイアボールの効果が複数回攻撃なんですよ……」
サールズ「……なんだか嫌な予感がするがそのまま続きを聞こう……」
サールズさんはすでにこの呪文が役に立たなかったのがわかったのかそういう。
俺「複数回攻撃ということはボイドに対しては一回目の攻撃しか
あたらないわけですよ……もちろん一回目で倒せるはずがありません……」
サールズ「なるほど……強いには強いが今戦っているボイドには有効打が
ないという状況か……なかなか厳しいな……」
俺「ですよね……どうしたらいいですかね?」
サールズ「ん~……完全に運頼みとなるが、クリティカルヒットを狙って
ファイアで攻撃するのはどうだろうか?」
俺「……運がない俺にそれを言っちゃいますか?……さらにそこから10%を
引いて巻物を手に入れなきゃいけない……さすがに無理ですよ……」
サールズ「……だよな……しかしそれ以外にどうすることもできないからな……」
俺「サールズさんは巻物を手に入れましたか?」
サールズ「いやまだだ……とりあえず俺の方が巻物を手に入れれるまで
今の作戦でいくのはどうだ?問題についてはその後考えるって形で」
俺「そうですね……そうしましょう!じゃあサールズさんも頑張ってください!」
サールズ「ああ、壮太も運頼みにはなるが頑張れよ!」
ということで俺はサールズさんが巻物を手に入れるまでの間
頑張ってクリティカルヒットを出す&ドロップ率10%の巻物を手に入れる
ことを目標にしてボイドを探し始める。
俺「いたにはいたが……本当にクリティカルヒットを出せるのか……」
俺はそう心配を抱きながら"ファイア"を唱える。
ボイドに命中するとボイドはいなくなっていた。
念のためステータス画面を表示して経験値を確認するが変動なし……
俺「やっぱりそう簡単にはいかないよな……」
少し肩を落として俺は再びボイドを見つけてはファイアで倒す、見つけては
倒すという作業を何十回と繰り返していた……そんなあるとき……
いつものように念のため経験値を確認していると増えていた。
俺「もしかしてクリティカルヒットが出たのか!?」
攻撃方法は変わらずファイアを打っていたためその可能性しか考えれない。
俺は急いでさっきボイドがいた場所を確認する……
俺「あっ!何か落ちている!!」
期待を寄せて落ちているものを拾って持ち物を確認する……そこには……
"ボイドの巻物"と書かれていた。
俺「よしっ!よかった~」
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




