#30 新たなエリア
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
サールズ「これでやっと新しいエリアに踏み込むことができるな!」
俺「ですね!それでは明日に備えて早く寝ましょうか!」
俺はそう言ってサールズさんと別れて自分の部屋へ向かう。
部屋に入って俺はベッドに大の字で寝転がる。
俺「ふぅ~……なんとか新しいエリアを引き当てることができてよかった……」
このままでは一生、サールズさんの足を引っ張り続けることになる……
俺自身が運が悪くて損をするのは別に我慢すればよいが、
他の人を巻き込んでは絶対にいけない……
小さいころから親に言われてきた。"自分よりも他人を大切にしなさい"と……
でも、やっぱり自分自身の運の低さに心底がっかりしている……
俺「まあこう悩んでいても変わらないんだし仕方がないよな!」
そう思って俺は部屋の灯を落として早く寝ることにした……
翌日……いつもよりも早い時間に起きた。おそらく昨日早く寝たからだろう。
早く起きたため時間に余裕が生まれ朝は絶好調だ。
俺はルンルンで身支度を整えていく。
数分後、サールズさんのノックが聞こえたので俺は扉を開ける。
サールズ「おはよう……珍しく早く起きているな!」
俺「おはようございます!はい!これまで回ったことのない
新しいエリアですから!」
サールズ「とは言っても景色はあまり変わらないと思うけどな」
確かに中途半端なところでエリアの切り替えが行われているせいで
風景が全くといっていいほど代わり映えがしない……
それでも新しい地へのわくわくは止まらなかった。
ギルドの酒場から数十分かけて俺たちは昨日のエリア切れ変えのところまで行く。
サールズ「確かここら辺だったよな?」
新しいエリアが解放されたことによりこれまでのエリアの境界線らしき壁が
なくなったしまったためどこからがもともとの場所でどこからが新しいエリア
なのかが検討がつかない……昨日の記憶を頼りにここら辺だと思った。
サールズ「まあ正直、あまりエリアは関係ないからな。進めればそれでいい」
俺「ですね!では先へ向かいましょう!」
俺は新しいモンスターにわくわくとして気持ちを抱きながら先へ進んでいく。
俺「あっ!あれは新しいモンスターじゃないですか!?」
俺はそう言いながらモンスターがいる方向を指さす。
サールズ「ああ、これまでに見たことない敵だな……よしっ行くぞ!」
俺「はい!」
サールズさんの掛け声で俺たちは一斉に攻撃をし始める。
俺「ブリザード!」
あまり使っていなかったなと思ったので気分で俺は氷属性である"ブリザード"を
唱える。これで相手の弱点とかも知ることができるし……って!?えっ!?
俺はその光景に驚いた。さっきまでいたモンスターがどこかへ消えてしまったから。
サールズ「どういうことだ?あのモンスターはさっきまでいたよな……」
俺「はい、いました。それに俺の攻撃があたったところまで確認しました」
サールズ「ということはあのモンスターが攻撃を食らう直前に何かしらの
呪文を使って姿を消したということか?」
俺「でもサールズさん、普通のモンスターなのにそんなことしますかね?」
サールズ「いや……わからない……いったん他の個体も倒してみよう」
サールズさんの提案によって近くにいたさっきのモンスターと同じ
四角い箱のような見た目のモンスターに攻撃を加えていく。
しかし、何度やっても同じで一度攻撃をすると透明になってしまいどこに
行ったかがわからなくなってしまう。
サールズ「壮太、このモンスターの正体がわかったぞ!」
俺「本当ですか!?すぐに行きます!」
少し向こう側からサールズさんの呼ぶ声が聞こえたため俺はいったん
この場所からサールズさんの場所へと移動していった。
俺「で、結局こいつらの正体は何だったんですか?」
サールズ「まあまあ落ち着け……この図鑑説明の通りだ」
サールズさんはそう言って俺にモンスター図鑑の画面を見せてくれた。
【No8.ボイド
最初の見た目は動く四角い物体。しかし一度攻撃を受けると透明化する。
そのため一発で倒さないと行方が分からなくなってしまう。
獲得経験値:250~320 ドロップアイテム:ボイドの巻物(10%)】
俺「ぼっ……ボイド?」
サールズ「ああ、前世のころ同じ"ボイド"について聞いたことがあってな……
建築業などでよく用いられる用語で"建物などの下に意図的に
作る空間"つまり無の場所ということだ」
俺「なるほど……でもなんで今説明を?」
サールズさんは俺の質問に驚いて
サールズ「ここまで言ってもまだわからないのか……図鑑説明をよく読んでみろ」
促されるまま説明を読んでみるとそこには"一度攻撃を受けると透明化する"が。
俺「あ~!なるほどだから攻撃するとすぐにわからなくなってしまうんですね」
サールズ「ああそういうことだ……俺はたまたま一撃で倒すことができたから
こうやってモンスター図鑑に記録が載ったよ」
俺「もしかしてサールズさん……それってクリティカルヒットですか?」
サールズ「ああ」
読んでいただきありがとうございました!
ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




