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#3 モンスターとのバトル……

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して

しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!

俺「……はぁ~……なんでこの世界は運が悪い人に厳しいのだろうか……」

そうつぶやきながら俺は画面を閉じる。

俺「……にしても、この異世界妙に平和すぎないか?

  さっきからこの草原には穏やかな風しか吹かないし……」

そう俺が言っているとタイミングを読んだかのように青色のプルンとした

生き物がこちらへ近づいてきていた。


俺「……もしかしてこれが例の"スライム"ってやつか!?」

オンラインゲームに熱中していた俺はついにそのモンスターが実現したことに

驚きと興奮を隠しきれずにいた。

俺「結構、かわいい見た目しているな」

そう言いながらスライムに触ろうとする俺……しかしその直後にかみつかれた。


俺「っ……痛っ~……とりあえずモンスターみたいだから倒すか」

そう思いこぶしをスライムに当てる。しかしあまり効いていない様子……

俺「スライムってこんなに体力のあるモンスターだっけ……?」

そう思いながらも何十回と当てるとスライムがその場で動かなくなった。

その様子を見て俺は指でつんつんする。

するといきなりスライムが消えて何かを落としていった。


俺「ん?なんだこれ?」

さらにそのアイテムに俺が触れるとアイテムはなくなりいきなり画面が

出てきて"ガチャ用コインをゲット!"と書かれていた。

俺「なるほど……敵を倒して直接触るとこうやってアイテムを入手できるのか」


再びメニュー画面へ戻りびっくりマークがついている、モンスター図鑑を開く。

俺「確かにモンスター図鑑はオンラインゲームとかでもあったけど

  こうやっていざ冒険する異世界にあると心強いな……」

そんなことを言いながら図鑑ナンバー1のスライムをタップする。


【No.1 スライム どのエリアにも生息している通常モンスター。

 エリアによるが序盤では弱いモンスターの分類となっており初心者におススメ。

 獲得経験値:8~30、ドロップアイテム:ガチャ用コイン(100%)】

案の定というべきか、さっき入手したガチャ用コインはスライムが100%の確率で

ドロップするというものだった……


そして一息ついたのもつかの間……また一体また一体とスライムが現れ始めた。

俺「えっ!?一体一体はそこまで強くないけど数が多すぎる!」

少しパニックになりながら俺はただがむしゃらにスライムを殴り続ける。


十数分後……なんとか来たスライムを倒すことができた……

俺「そういえば、戦闘中になんかの効果音がなったような気がするんだけど

  何を知らせるんだろうか……?」

辺りに散らばったガチャ用コインを回収して自分のステータス画面を開く。

俺「レベルが上がっている!それに伴ってステータスも上昇しているな!

  ただ一つ……運のステータスを除いては……もしかしてこの運は

  前世での記録をずっと引き継ぐっていう形なのか……」


嫌すぎる予感が脳をよぎる……

俺「いや、さすがにないだろう。そこまで異世界と現実世界のつながりはないし。

  何気にガチャ用コインがめちゃくちゃたまったな……いったん十連やるか!」

十連……十回連続ガチャを引くことを指す。

この十連では単発(一回だけガチャを引くこと)よりもはるかにわくわくする。


かくいう俺も、オンラインゲームのガチャは毎回十連で行っていた……

ちなみにオンラインゲームの方は勝ったことがほぼほぼない……

俺「さすがに十連すれば一個くらい良いものが手に入るに間違いない!」

そう思ったが、少し不安だった俺は祈りながらガチャを回す……


結果は……紙、紙、紙、石、紙×5、紙、紙、石、紙、石……

俺「はっ!?まじで言ってる!?やばすぎじゃない!?」

あまりにもひどすぎるガチャ結果に俺はその場で発狂し始める。

俺「こうなったらもう十連やってやる!」

結果に納得いかなかった俺はもう追加で十連をやることにした。


俺「まだ、さっきよりも増しだが……どうしてこうなるのだろうか……」

ガチャの結果は、薬草、石、紙×5、毒消し、石、薬草、つまようじ、紙、石、薬草。

"さっきよりも増し"とは言ったがひどすぎて発狂しそうだ……


俺「特に紙とか、書くものがないんだからどうやって書けっていうの!?」

役に立ちそうなものと言えば薬草くらいだ……本当に異世界でやっていけるのか……

俺「そろそろ町かどこか泊まれるとこを見つけないと日が沈むな……」

時間に関しては現実世界と同じだったため俺は時計を頼りに町を探し始める。


俺「これってマップとかって見れないのか……あっ、これで見れるか?」

操作に戸惑いながらも俺はマップを開くことができた。

俺「……最寄りの町まではここから約1時間……行けなくもない距離だ……」

俺がそう言って疲れている体をなんとか動かしながらその町へ向かう。


移動してから二十分程度たったころだろうか……俺は完全につかれていた。

ずっとオンラインゲームをやっていたのでろくに運動をしていない……

そのせいですぐにばてるような体になっているのかもしれない……

俺「やばい、もうだめかも……」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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