#24 レベル上げ
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「運の悪すぎる俺が全てガチャで決まる異世界へ転生して
しまったのは何かの手違いだといいのだが……」をどうぞ!
サールズさんに連れられて俺は町から外れたところにやってきた。
俺「でも、ここら辺のモンスターはだいぶ倒したので経験値が
少ない感じがしますがそれでもいいんですかね?」
俺がそう質問するとサールズさんは"ちっちっち"と言い
サールズ「実はまだ見たことがないモンスターがいるんだよね」
俺「えっ!?そうなんですか!?でもその情報どこから仕入れたんですか?」
サールズ「実は壮太が、防御の極意を習得しているときにこれからの冒険で
使えそうな情報をほかの冒険者たちに聞きまわっていたときに
その話を聞いたんだよ……そろそろそのあたりの場所だけどな……」
サールズさんはそう言いながらあたりを見渡す。
しかし、周りにはそのお目当てのモンスターはおろかモンスターすら
いる気配がない……俺も協力して探すが全然いない……
サールズ「おかしいなぁ~……あっ!こいつだ!」
サールズさんはそう言ってモンスターがいる方向を指さす。
俺「……どこですか……ってちっちゃ!」
サールズ「こいつ逃げるからすぐに追いかけるぞ!」
そう言ってサールズさんはすぐにそのモンスターのところへ行き
なぜか"通常攻撃"を行い始める。
サールズ「ほら壮太も早く!」
サールズさんに促されて俺は呪文を使って攻撃する……しかし体力が
減った様子が見られなかった……
サールズ「言い忘れていたがこいつには呪文が聞かないからひたすら
通常攻撃で攻めていくのが一番いいらしい」
だからサールズさんもそうやって通常攻撃を行っていたのか……
というかこのモンスター某有名ゲームの経験値が大量に手に入るやつ
ではないだろうか……特性もほぼ同じだし……
そう考えているうちに早くもそのモンスターをサールズさんが討伐した。
サールズ「よしっ……なんとか倒すことができた……こいつは不思議な
守りによってなぜか通常攻撃でもめちゃくちゃ少ない
ダメージしか与えることができないから大変なんだよな……」
それって完全にあのモンスターじゃないですか……
俺は心の中でツッコんでステータス画面を表示させる。
案の定というべきか予想通り俺のレベルは二つ一気に上昇していた。
サールズ「聞いていた情報の通りだぜ……こいつは周りのモンスターよりも
はるかに経験値が高いモンスターだ」
よしっ……もう俺はこのモンスターに対して何もツッコまないぞ。
俺「でもそれならそこまでポンポン出るモンスターじゃないですよね?」
サールズ「ああ、もちろんだ……これからやることはレベル上げ」
俺「……もしかして……嫌な予感がします……」
サールズ「ああ、壮太が思っている通りこいつをひたすらに倒すぞ!」
俺「まじかぁ~……」
思っていた通り、このモンスターを見つけてレベルを上げることは
確かに効率はいいが……このモンスターを見つける部分が一番疲れる……
これまではゲームの世界だったからアバターを操作しているだけでいいが
この異世界では自分自身で動いてモンスターを見つけなければならない……
それがあまり体力のない俺にとってどれほど大変なことか……
ただ、ガチャを何十回も引いて最高レアリティの武器を出すというよりは
よっぽど簡単なことだ……そう思うと案外やる気が出てきたぞ……
しかし、それでやる気が出るなんて……俺の運が低いことが目立つな……
そして今回のレベルアップにより、運のステータスがさらに低くなった……
そろそろ-100を超えそうだ……完全に俺の運は機能しなくなってしまった。
そしてこのモンスター"鋼ロイド"を粘って倒すこと三時間……
現在までに倒すことができた数はたったの5……
確かにレベルはそこそこ上がっていったが何よりも疲れた……
サールズ「そういえば、倒したときにこんなものを落としたぞ」
サールズさんはそう言って握っていた手の中を見せてくれた。
そこには包装されたアメが入っていた。
俺「それ、やばいアメとかじゃないですか?」
サールズ「はは、まさか。さっき確認したけどどうやら鋼ロイドと
同等の経験値を手に入れることのできるアメらしい」
俺「なるほど!……でも俺は手に入れることができませんでしたがね!」
サールズ「……仕方がないよな……ちなみにドロップ率は20%ほどだという」
思ったよりも高い数値に俺は肩を落とした。
俺「やっぱり元の世界からステータスを受け継ぐなんてひどいですよ!」
俺は運のステータスの低さのあまりそんなことを愚痴る。
サールズ「はいはい、お前の運の低さはもうどうしようもない……
だからこそ防御の極意を習得したんだろう?」
俺「確かにそうですが……でもガチャ運だけはどうにもなりませんよね?」
サールズ「……ああ、その通りだな……まあガチャの方は気長にやっていくだけだ」
サールズさんはそう言って"一度町へ戻るぞ"と町の方向へ向かって行った。
俺は疲れた足でなんとか町の方へ戻った。
サールズ「……しかし、今日一日では何も情報がなかったのか……」
人探しの情報はなかったらしい。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




